平成21年度岩沼高等学園卒業生事例発表会（報告）～つづき～

　平成21年10月3日（土）9：30～岩沼高等学園体育館を会場に，同校卒業生の事例発表が行われました。一部をご紹介します。

　社会福祉法人みずほ「特別養護老人ホームうらやす」に勤務する３名の卒業生と，直接職場で指導・支援している高橋氏，同法人の共生型ケアホーム管理者の弓田氏から，仕事のことや生活の様子について話題提供がありました。

　老人介護に携わる３名は，リネン交換・食器洗い・洗濯・部屋掃除などの仕事に取り組んでいます。卒業生に尋ねると・・・
Ｑ：仕事をしていて大変なことは？
Ａ：利用者（高齢者）の名前と顔を覚えられない。職場での人間関係。事故が起こらないように器を抜けない・・・などでした。

　一方，職場で指導している高橋氏にどんな人を採用したい？という質問を投げかけると，「岩沼高等学園のお子さんは，元気で挨拶ができる。意欲がある。」ことを賞賛しながら，「自分で給料を得ていく」という気持ちや人間関係の大切さを訴えていました。その上で，①挨拶ができること，②分からないときに聞けること，③自分の言葉で伝えられること・・・などのポイントをお話しいただきました。

　高橋氏からは，２年目になり顔つきが変わり，仕事に一生懸命に向き合っていることを賞賛していました。