和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

雑記。

2012-08-16 17:51:44 | いつもの日記。
連作「夏の雨」連載中。
明日で完結です。
いやー、お盆だしね。何か書きたいなぁと思って。
思いついた時には既に14日で、お盆も終わりだったんだけどね。
別にお盆限定の話ではないし、まぁいいかと。

Castle CrashersがSteamで販売予定、だってさ。
詳しくは知らないんだけど、PS3/XBOX360で配信されてて評価が高い作品。
懐かしのベルトアクションの匂いがします。
ともあれプレイ環境(選択肢)が増えるのはいいことですね。
発売日や価格などは未定っぽいので、今後の続報に期待しようと思います。

新生FF14が少しずつ明らかになってきています。
・・・気になる。
もうFF14はやらないでおこう、と思ってたんだけどな。
というかオンラインゲームが最早めんどくさい。
けど、それでもこれは気になる感じです。
画面超綺麗。かっこいい。

関連して、オンラインゲームがめんどくさい話。
もう少し詳しく言うと、MMOがめんどくさい。
会話が必須になっちゃうタイプ。
会話なしで、黙々と一緒に作業するだけ、時々「OK」とか「ありがとう」とか
言うくらいのレベルならオンラインでも問題ないんだけどね。
そうなると今度はオンラインにする意義が薄くなっちゃうんだけど。
何にせよ、知らない人と「はじめまして、よろしくお願いします」から会話を
始めなきゃならないのが辛くて仕方ないのです。
そういうのいいから。
ひとりでボチボチと作業させて欲しいんです。
放っておいてください。
ひとりでも問題なくプレイできて、鍛冶とか料理とか採取とかコツコツできる
みたいなオンラインゲームだったらやりたいです。

バームクーヘンがうまい。
やっぱり、定期的にバームクーヘン食わないとダメよ。
たまにハズレのやつもあるから、メーカー等は十分に吟味すべし。
取り敢えずセブンイレブンのやつを買っとけば間違いない気はするけども。
全般的に、若干お高めなのが難点か・・・。
コメント (2)
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【連作/夏の雨】2.melt

2012-08-16 10:44:22 | 小説。
私はもう、今日一日のことでさえ、鮮明に思い出せない。

死が近い。

それは私が一番よく分かっていた。
蝕む病魔はゆっくりと、確実に私を壊していく。
縋るべき自我は薄れ、意識は混濁し、夢も志もとうに失った。

はて・・・ならば私は、何をこんなに悲しんでいるのか。
この身の痛みすら漫然と受け流す今、何を嘆く必要があるのか。
そんな、投げやりなことを思う。

例えば。
今朝、私は何を食べただろう。
食は人生における楽しみの代表といえる。
日に三度、その喜びを噛み締めているはずなのだが。
しかし、記憶は曖昧でイメージはぼやけていて、はっきりとしない。
そもそも、私は本当に朝食を食べただろうか?
夢現のうちに、食べたと思い込んでいるだけではないだろうか?
否、思い込んですらいない。
時計を見て、午前9時を回っているから既に朝食は食べたはず、と。
そういう機械的な刹那的な判断を下しているだけではないだろうか?

無機質な病室から、外を眺める。
空は灰色に淀んでいた。
この小さな窓の向こうでは、今も慌ただしく世界が回っているのだろう。
日は昇り、人々は働き、遊び、そして明日を待ち遠しく思うのだろう。
それが何だか、無性に腹立たしかった。
イライラと、私は唇を噛む。
出血するほどに、強く。

ああ、妬ましい。
何が?
平和に生きていけることが。
喜び、笑い、楽しみ、慈しみ合うことが。
私は、実に、妬ましい。
この朽ちかけた身では叶わぬ全てが羨ましく、やがてそれは絶望に変わった。

――死が、近い。

十全に生きたとはとても言えない。
通常の半分、否、3割にも満たない、実に短い人生だった。
だからこそ、未知の幸せ全てが、私を責め立てるのだ。
くだらぬ人生だったと。
つまらぬ生涯だったと。
何も成せぬ、何も残せぬ、何も果たせぬ、一生だったと。

罵る。
見下す。
嘲笑う。

うんざりだ。
ああ、もうたくさんだ。
ガラスの窓にへばりついて、私は小さく呪詛を吐く。

降りだした雨に、世界全てが溶けてなくなればいいのに。
儚い私の記憶のように、消えてなくなればいいのに。

隔絶されたひとりの世界で。
自分以外の全てを憎み。
私は意識を失った。
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