人口130万人を超す政令指定都市・さいたま市長選は21年5月23日、コロナ禍の最中に投票が実施され、現職3期12年の清水勇人氏(59 無所属 216,768票)が、前回に次ぎ2回目の前島英男氏(68 無所属 86,404票)を大差で破り、4選された。
2候補とも無所属で出馬したものの、清水氏は特定の政党に偏らない「市民党」を掲げ、自民、立憲民主両党県連の「友情支援」や公明党県本部の支持を得た。清水氏は、自身の任期を3期12年までとする「多選自粛」を掲げていたのに反故にした。前島氏は、元小学校教諭、さいたま地区労議長で、共産党が支持した。
多選市長に、共産党候補。それに清水候補の公約が、市誕生20周年以来、塩漬け状態の市庁舎移転(新都心へ)、埼玉高速鉄道の延伸など、コロナ騒ぎの最中の選挙とは思えぬようなのを列挙したものだったので、市民の関心は低く、過去最多21万票と1万3000票ぐらいを上積みしたとはいえ、投票率は28.70%、初の20%台と過去最低を更新した。
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