県知事に大野元裕・前参院議員が初当選
19年8月25日実施された県知事選で、4選16年務めた上田清司前知事(71)の路線の継承と発展を唱えて積極的な支援を受け、立憲民主、国民民主、社民各県連に支持された大野元裕・前参議院議員(55)が、自民、公明党の推薦を受けた、元プロ野球選手でスポーツライターの青島健太氏(61)を約6万票差で破り、初当選した。開票結果は約92万票だった。
知事選投票率は11年に24.89%と全国の知事選で過去最低を記録、07年以来過去3回20%台の低水準が続いていたので、事実上の「与野党対決」がどう反映するか注目されていたが、32.31%にとどまった。16年ぶりに30%を超えたとはいえ、上田前知事が初当選した03年の35.80%を下回った。
大野新知事は、川口市出身で、祖父は大野元美氏、川口市長だった。このような縁で大野氏も自民党の有力候補の一人で、川口商工会議所の政治組織が、大野氏が無所属で出馬表明前に、自民党県連の新藤義孝会長に自民の推薦を求める嘆願書を提出したほどだった。
慶応大卒後、国際大学修士課程で中東地域研究を専攻、外務省の調査員、書記官。中東調査会研究員も。5年間、防衛省防衛戦略委員会委員も務めた。県選出の参議院議員2期。内閣府大臣政務官、防衛大臣政務官も。経営者として(株)ゼネラルサービス専務取締役を務めた。
新知事の参院議員辞職に伴い、参院埼玉選挙区補欠選挙(10月10日告示、27日投開票)」があり、上田前知事は9月20日、無所属で参院選に出馬すると明らかにした。前知事は衆院議員2期、知事4期16年を務めた。
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