日本国内で600種はいないであろう野鳥ですら同定に苦労しているのに、昆虫に手を出すのは無謀だと思います。
たぶん、今までアップした中にも同定が間違っていいるものがあるかと思いますが「お知らせ」に上げた通りです。
私が育った東京の下町は四日市と並んで全国的に公害で有名な町で父の勤務先の社宅は360度煙突に囲まれていて、
洗濯物はいつも油煙で汚れてしまうようなところでした・・。虫が住めるような環境とは程遠い処でした。
夏休みに出かけた新潟の父母の実家は天国のようでした。
ところで、今季は茨城県内の越冬カメムシの個体数が例年の5倍と言われ、農業被害が心配されています。
チャバネアオカメムシ、クサギカメムシ、ツヤアオカメムシなどがその筆頭らしい。
テントウムシ同様カメムシの仲間でも肉食系の種類は農業にとっても益虫なのですが、いかんせん相対的に数が少ないらしい。
カメムシやセミの仲間がフィールド(私の散歩道)の中では最も種類が多いといった印象です。
わずか数ミリの「アワダチソウグンバイ」
ここのところ急激に数を増やしている外来種カメムシの仲間ですが、
普通に歩いていると目に入らないので気が付きません。
「ツマグロオオヨコバイ」今季は数が少ない
これに限らず近隣の草刈り状況や
メガソーラーの開発などで自然環境がかなり変わってきているように思います。
こちらも小さな「クワキヨコバイ」
透き通るようにきれいです。
今季、農家特に果樹等の被害が恐れられる「チャバネアオカメムシ」
カメムシ嫌いには「えーっ!」と言われるかもしれませんが、
農業被害を考えなければきれいな虫なんですけどねえ
春から初夏にかけて菜の花で目立つ「ナガメ」
カメムシの仲間は色彩や形状が多様で、しかも成長するにつれて別種かと見まごうものもあり、
楽しいやら、苦しむやら・・・・
不明種の場合は、入り口がハンドブックかグーグルレンズなんですけど、
グーグルレンズの場合は変化球が多くて良く見ないと間違うことが多いように思います。
「シロヘリクチブトカメムシ」私は初見です。
この後、近づきすぎて忍法落下の術・・・
「エビイロカメムシ」かと💦
「ホシハラビロヘリカメムシ」
現在チャバネアオカメムシと並んで散歩道では多勢です。
「ホソハリカメムシ」
似たようなのが多くて冷や汗and脂汗💦
ヘビイチゴに口吻を差し込んで「チューチュー」しているのは「ムラサキシラホシカメムシ」
多分、この子もイチゴなどに被害を与えるのだろうと推測。
私の場合はマイフィールドが主体なのであまり変わり映えしない画像が続きます。
で、ただ写真を撮るだけでなく、記録も取って毎年レポートにまとめています。
特にお気に入りの野鳥などはすでに20年の間
飛来時期、営巣地、営巣樹、繁殖数など地図や図解入りで詳細にまとめているものがあります。
私の唯一の財産です。私が動けなくなったら後進に譲ろうと思っています。