散歩道で自然観察

自宅周辺の散歩道で出会った動物、野鳥、昆虫、植物の写真を撮っています。

里山探鳥散歩

2023年11月25日 | 野鳥

最近は少し早めの散歩が多い。

人の少ない里山林は様々な生き物が顔を見せてくれるのでした。

とはいえ、冬の入りは探鳥がメインになります。

 

朝の空気はひんやり気持ちがいい

木漏れ日が差し込む森は人気も少ない

 

松林では松の実を食べに「ビンズイ」がやってきます。

人が通りかかると木に上がって盛んに尾を振っています。

 

 

残ったコブシの実をついばむ「コゲラ」

遅い黄葉を背ににぎやかです。

食性が同じアカゲラと激しいバトルをすることもありますが、

小さなコゲラのほうが攻撃的に見えます。

 

「メジロ」

コゲラ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガとともに混群としてやってきます。

 

「ヤマガラ」ニー二ー にぎやか

 

木の芽をついばむ「シジュウカラ」

 

こちらも混群の「エナガ」

しばらくキクイタダキを探すも私はまだ遭遇出来ていません。

まあ、シーズンは長いので気長に待ちましょう。

 

混群が競って「ヌルデ」の実をついばみにやってきてにぎやかです。

遠くからでも、ヌルデの木の前で飛び回るので目立ちます。

 

林の下では今季初撮りの「シロハラ」

 

お馴染みの「ルリビタキ♂」

盛んに地上に降りて採餌・・・

食べていたのは小さなムカデでした。

 

開けた林の端に出ると「シメ」

プチプチ声がにぎやかに聞こえてきます。

 

相変わらずTOPで高鳴く「モズ」

そういえば近くで「アリスイ」が鳴いていたそうですが

声はこのモズの高鳴きそっくりなので見逃さないように歩きます。

 

更に開けた川原に出るとカラスの騒ぐ声が聞こえてきます。

「ノスリ」が近くにいました。

 

「カシラダカ」も今季初撮りです。

カシラダカは世界的には減少して希少な種になっているそうですが、

ここでは多く見ることができます。

 

土手の「ホオジロ」

近くには「ベニマシコ」もいましたが撮り損ね

 

ヌルデに似ていますがずっと大きな実。

こちらは「ヤマハゼ」だそうです。

かじった方に聞くとかなり硬いそうで鳥は好まないのかもしれません。

 

更に毎度の河原の「ジョウビタキ♂」

近くにメスもいました。

ここは広いのでバトルにならないようです。

 

「すずめ」の群れ

 

「すずめ」もかわいいんですけど・・・

特に冬のすずめはふっくらして可愛いです。

 

で、日本の風情を壊す「ガビチョウ」

とにかく品が無いと思っちゃうくらい声が大きい。
 
ボリュームがもう2段ほど低ければいい声だなあと思えるかもしれません。
 
また、見る角度によってずいぶん印象が違うのも面白い。
 
人為的に日本に持ち込まれたもので、いわゆる「篭脱け」です。
 
 
今日は珍しく、朝の薄暗い林の中でにぎやかに鳴きながら向こうからやってきて、
 
ややこしい?鳴き声で大騒ぎして、飛び去ってゆきました。
 
最近、人なれしてずうずうしくなってきたのか?各所でガビチョウに接近遭遇します。
 
ちなみに、仲間に「カオグロガビチョウ」というのもいるようですが、
 
実は遭遇したときに昔渋谷界隈を徘徊していた「ガングロ」「マンバ」「黒ギャル」
 
などと言われた種族に似ているなあと思ったのでした(笑)

篭脱けは本来この地に居ない種ですのであまり歓迎はできません。

自力で渡ってきた外来種ではなく、人の都合で野に放たれたものです。

犬や猫が「野良」ならこちらも「野良鳥」ということになります。

ある意味邪魔だというのもちょっと気の毒ですが・・・。

その生態も既存のウグイスとかぶるらしい。

体格はウグイスに比べると二回り以上大きめです。

考えてみると、野の草や昆虫も外来種と言われるものが多くなって

日本古来の既存の種が圧迫されていることが多い。

話はそれますが、最近ではお隣の国のホテルの寝床から

トコジラミが持ち込まれて広がり始めているそうです。

 

 

 

 



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