新古今和歌集の部屋

組打図絵 加部源次と和比八郎、小林重隆 蔵書


加部源次は

さゝきのいへ  加部源次

のこ和比

八郎と

くみ合

て馬が

おちしが

源次ち

からま


さり

けん 和比八郎

八郎を押へくび

をかく和比八郎

がいとこに小ばやし

三郎しげたか今八郎がうた

れしを見てはしりかゝりてかべ

源次に引くみ上になり下に

なりかいちうへまろび  つぎへ


つゞき小林がろうとう黒田けんだあなやとか●●

おもうみのなかゆへみづそこへつゞくをあたわづい

まやあがるかとまでども両士はなほもみづそこ

にいどみたゝかふくろだ源太はゆみのほとをさし

いれてかれこれと

さぐればてきのかべ

  げんじの

    ゆみの

      つぎへ




つづき はづにとりつき

黒田源太 あらんとす。

 そのときし

うの小ばや

三郎しげたか

もひきつゞい

てげんじが

こしにとり

つき上らん

     ▲


▲としけるに源           加部源次

次はしげたかをけ

おとさんといどみ

合ながらげんじは

あがらんとするとき

源太はすかさず源次

をひとうちにす。それ

より主のしげたかを

引上ける 小林三郎重隆



※人物、時代、戦、不詳だが、佐々木の郎党と平家方の戦らしい。

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