新古今和歌集の部屋

前田家本方丈記 富めるを尊み4 何ぞ徒に易くおらん

なるへし。なんそいたつらに

やすくおらん。ひとをくるしめ人

をなやますははた罪業なり。い

かゝ他のちからをかるへき。衣食の

たくひまたおなしふちの衣

あさのふすまうるにしたかひ

てはたへをかくしてのへのおはき

みねのこのみわつかにいのちを

つくはかりなり。ひとにましらは


(養姓)なるべし。

なんぞいたづらに易くおらん。

人を苦しめ、人を悩ますは、はた罪業なり。

いかゞ他の力を借るべき。

衣食の類ひ、また同じ。

藤の衣、麻の衾、得るに従ひて、はだへを隠し、野辺のおはぎ、峰の木の実、わづかに命をつぐばかりなり。

人に交は

(参考)大福光寺本

ナルヘシ。

ナンソイタツラニヤスミヲラン。

人ヲナヤマス罪業ナリ。

イカゝ他ノ力ヲカルヘキ。

衣食ノタクヒ又ヲナシ。

フチノ衣アサノフスマウルニシタカヒテハタヘヲカクシ野辺ノヲハキミネノコノミワツカニ命ヲツクハカリナリ。

人ニマシハ

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