明月記 元久元年 十一月 九日。天晴る。巳の時、殿に参じ、又院に参ず。和歌所に於て、大府卿と、部類歌ニ御製を切り入れ了んぬ。申の時に退出す。―略―。明日春日の歌合せ、衆議判。巳の時に参ずべしと云々。毎日出仕、筋力の疲れ極めて甚しく、甚へ難し。 ※明日春日の歌合 元久元年春日社歌合