新古今和歌集の部屋

新古今和歌集聞書下巻 雑歌上 菅原道真

 

 

 

               菅贈太上大臣

降雪に色まどはせる梅の花うぐひすのみやわきて忍ばん

白梅をば皆人雪に見まがふ物なれども鴬は梅にしたし

き鳥なれば能わきて知り忍ばんと讀給へり。忍ばんの詞は

珍しきつかひ樣也。よく知らんと云事也。忍にはしたふ心も籠るべし。

 

※出典不明。

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