新古今和歌集の部屋

古今著聞集 西行寂念崇徳院悲歌

古今著聞集
和歌第六

156 西行法師崇徳上皇を悲しみ奉る事
保元の亂によりて、新院讃岐國にうつらせおはしましにけり。和歌の道すぐれさせたまひたりしに、かゝるうきこと出きたれば、この道すたれぬるにやとかなしくおぼえて、寂念法師がもとへよみてつかはしける、西行法師、
ことの葉のなさけたえぬるおりふしにありあふ身こそかなしかりけれ
返し、寂念法師、
しきしまや絶ぬる道になく/\も君とのみこそ跡をしのばめ

コメント一覧

jikan314
Re:こんにちは!
新古今時代の歌人のエピソードが掲載されている古典をアップしております。
ご覧頂き感謝申し上げます。
西行は、たまたま鳥羽院の崩御の時に京都に来ており、保元の乱後に崇徳院に歌を贈っているのは、貴blogで拝見しております。
歌を通じて両者が繋がっていたのに、対面すら許されない状況だったのですね。崩御後に逢いに行ってますね。
又ご来室頂ければ幸です。
sakura
こんにちは!
ちょうど讃岐の崇徳院を追っかけているので、
この記事を投稿してくださったのですね。ありがとうございます。
寂然との贈答歌には、和歌の道の衰退を悲しむとともに
和歌を庇護してきた崇徳上皇への敬慕の気持ちが読み取れます。
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