あしたにじすはく
朝辭白
ていさいうんの
帝彩雲
あいだせんりの
間千里
こうりやういち
江陵一
じつにかへるりやう
日還両
がんのゑんせい
岸猿聲
ないてずとゞまら
啼不住
けいしゆうすでに
軽舟已
すぐばんちやうの
過萬重
やまを
山
つとにはつすはくてい
早發白帝
じやうを
城
りはく
李白
早（つと）に白帝城を発す
李白
朝に辞す白帝彩雲の間
千里の江陵一日にして還る
両岸の猿声啼て住ざるに
軽舟已に過ぐ万重の山
唐詩選畫本 七言絶句
小林新兵衛
寛政三年～天保七年(1791～1836)
