新古今和歌集の部屋

延徳本 方丈記 今、方丈の草の庵

今、方丈の草の庵、よくわが心にかなえり。故に、万物をゆたかにして、うれはしき事、さらになし。

一生夢のごとくにうちすぎ、迎の雲を待えて、菩薩聖主に肩をならべ、不退の浄利に詣しつヽ、如来の寳藏をひらひて、功徳の聖財ゆたかにして、世〃生〃の父母師長をたすけ、六道四生の群生をみちびかむ事、いくばくの樂みぞや。

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