大納言経信
ふるさとの花の
盛は過ぎ
ぬれど
おもかげさらぬ
春の
空かな
新古今和歌集巻第二 春歌下
題しらず
大納言經信
ふるさとの花の盛は過ぎぬれどおもかげさらぬ春の空かな
よみ:ふるさとのはなのさかりはすぎぬれどおもかげさらぬはるのそらかな 隠
意味:古里の桜の盛りは過ぎてしまったが、花の面影だけは消えること無い春の空だな
作者:源経信みなもとのつねのぶ1016~1097帥大納言、桂大納言、源都督と称された。詩、歌、管弦に優れた。
備考:題は「未忘春意」