新古今和歌集 新葉和歌集 初版：大正２年２月27日 有隣堂（非売品）

（八月十五夜和歌所歌合に月前松風といふことを） 鴨長明 ながむれば千々に物思ふ月に又我身ひとつの嶺の松かぜ ...

題松汀驛 　張祜   山色遠含空蒼茫 澤國東。海明先見 日江白迥聞風鳥 道高原去人煙小 徑通那知舊遺逸 不在五湖中 南海讃人弦山　書 山色遠く空...

　登兗州城樓　杜甫 東郡趨庭日南樓 縦目初。浮雲連海岱 平野入青徐。孤嶂秦 碑在荒城...

　夕されは 野辺の秋風 　　身にしみて 　うづら 　　鳴くなり 　　　　深草の 　　　　　　...

百首歌の中に　　　　　　　　　　式子内親王 花はちりその色となくながむればむなしき空に春雨ぞ降る ...

巻２０尾題下部筆耕名 菅原快晃謹而執筆。 真名序巻末。 後表紙見返に付け刊記 書肆 京都...

伏見宮家旧蔵　醍醐大納言輝弘 　　　大伴黒主 おもひいてゝこひしき 　　ときははつかりの 　　　なきてわたると 　　　　人しるらめや 古今和歌集　人をしのびに相知りて逢ひがたく...

　　　　喜撰法師 我庵は　たつみ 　みやこ　しかそ 　　　の　　　住 　　よをうち山と 　　人はいふなり 古今和歌集　題しらす　　　　　　　　　　　　　きせんほうし わかいほは...

　きけばこそ　望みもおこれはらもたて 　　聞かざるぞげにまさるなりけれ 慈慧大師七猿歌 ...