伊勢物語 四十五段 ゆく蛍 奈良絵コレクション
伊勢物語 四十五段 むかし男ありけり。人のむすめのかしづく、いかでこの男にものいはむと思ひけり。うちいでむことかたくやありけむ、もの病みになりて、死ぬべき時に、「かくこそ思ひし...
方丈記大福光寺本書写者についての一考察
方丈記大福光寺本には、いくつかの誤写、脱落が知れている。 平安・鎌倉時代の貴族の子息の...
雑歌中 関路秋風 九条良経 伝九条輔実筆コレクション
後京極摂政太政大臣 人すまぬ不破の 関やの板さびし あれにしのちは たゞ秌のかぜ 新古今和歌集 巻第十七 雜歌中 和歌所の歌合に關路秋風といふことを ...
猿丸大夫墓への行程に関する考察
猿丸神社 無名抄の猿丸大夫墓事には、「たなかみの下にそつかと云所あり。そこに猿丸...
白川の里 西行
風あらみ 梢の花のながれ来て 庭に波立つ 白川の里 西行 山家集 ...
都名所図会 長明方丈石
都名所圖會卷五 長明(チヤウメイ)方丈石(ハウジヤウセキ)は日野(ヒノ)村のひかし五町計(ハカリ)外山(トヤマ)の山...
有明の月 素性法師
今こむといひしはかりに 長月の有明のつきを待ち いてつるかな 素性法師 古今和歌...
乙女の姿 遍照
僧正遍昭 天津かせ くものかよひち ふきとちよ 乙女のすかた しはし ...
音羽山の秋 貫之
秋風の 吹きにし日より 音羽山 峰のこすえも 色つきにけり 古今集 ...
晩夏の音羽川 西園寺実兼
夕されば 松吹く風の音羽川 あたりも涼し 山の下かげ 後西園寺入道 続後...