大海にしまも あらなくに海原の 　　たゆたふなみ 　　にたてるし 　　　　らく...

　　天の原ふり さけみれば 　しらまゆみ 　　はりてかけたり 　　　　夜みちはよ 　...

　　わが勢こに見 　せむとおもひし 梅の花それとも 　　見えず雪のふれゝ 　　　　　　...

　ふゆごもり春の 大野をやく人は 　やきたらねかも 　　　わがこゝろや 　　　　　　　...

　　春のゝに すみれつみにと 　こし我ぞのを 　　なつかしみ 　　　　一夜ねに 　　...

百人一首飛登与我多利巻之五 　　　目録 右大将道綱母　　歌譯 　蜻蛉日記の話 儀同三司母...

名月や　　　芭蕉翁 　池をめぐりて 　　　夜もすがら 　　　　　　　与布弥書 貞享三...

　春のゝに霞たな びきうら悲し 　このゆうかげ 　　に鴬なく 　　　　　　も 万葉集...

　梅の花 今さかり 　なり 　もゝ鳥のこゑの 　　こほしき春 　　　　きたるらし ...

　　いそかげのみゆる 池水照るまでに 　　　さける 　馬酔木のちら 　　　まくおし 　　　　　も 万葉集巻第二十　4513 二月於式部大輔中臣清麻呂朝臣之宅宴歌十五首...