JINCHAN'S CAFE

My essay,My life
エッセイを書き続けることが、私のライフワーク

読書感想文

2007年08月17日 02時34分30秒 | 本と雑誌
 ただ今、夫が小遣いで買ってきた富士山麓(ウィスキー)をくすねて飲んでおります・・・ああ、極上の時間。(←鬼嫁)

 さて、今年も子どもたちが苦しんでおりました。夏休みの読書感想文。何とかならないものかしらん。こんな苦行を与えて、世間の子たちが益々本嫌いになってしまわないかと心配です。そこそこ馴染みのあるうちの子たちでさえ、辛そうにしておりましたもの。感想ったって、原稿用紙にスラスラ何枚も出てくるもんじゃないのよね。思えば私も苦手やった。嘉門達夫の歌じゃないけど”読書感想文 あらすじーの説明でおわる あああ~ああ 小市民~♪”でしたよ。それでも今では、ドラマや映画・本の感想を、こうして語るのが楽しくなりましたので、あまり小さなうちから導こうとしなくても大丈夫なのではと思っております。

 本に親しむようになるのだって、ちょっとしたきっかけなんですね。私も小学生までは与えられたものを読む程度でしたが、中学へ入り角川映画やドラマの影響を受け、眉村卓『ねらわれた学園』、赤川次郎『セーラー服と機関銃』などを手に。眉村卓からSFつながりで、星新一や筒井康隆へ。赤川次郎からミステリーつながりで、栗本薫や西村京太郎へ。そうやって対象が広がっていきました。角川映画は、高尚な映画ファンから見ればいただけない部分もあるでしょうが、やはり私たちの世代には、色濃く影響を与えている存在です。映像化に伴って、横溝正史や森村誠一の本を手にした方も多いかと思います。

 必殺シリーズで三田村邦彦のファンになってからは、彼の映画デビュー作である『限りなく透明に近いブルー』(村上龍)を。今から思えば、中3で『限ブル』なんて理解不能。背伸びしてました~。ちょうど友人が「限ブル貸して!」と言って、「その代わり、これ読んでみてネ♪」と借りたのが、村上春樹の『風の歌を聴け』。感度の高い友人でした。

 高校時代も、やはり映画の影響を受けた読書傾向で、先日実家の本棚に並ぶ作品群を息子が読み上げるには、『麻雀放浪記』『ドサ健ばくち地獄』・・・って、どんなヤツやねん!実は、当時鹿賀丈史さんのファンだったんですね~。彼が映画で、ドサ健というイカした役をやっていたものだから、それにまつわる阿佐田哲也本を読んでいたという訳で。キッタハッタの世界が好きなのではないのです。

 遠藤周作の『妖女のごとく』(映画タイトルは『妖女の時代』)『悪霊の午後』といった作品に手を染めていったのも、やはり映像化の影響でしょうか。彼のオカルトもの、たまらなかったな~。男を惑わす悪女、怖いくらいに引き込まれました。

 では、ここで妄想劇場です♪『妖女の時代』の名取裕子 VS 『悪霊の午後』の古手川裕子 VS  『魅惑の人妻』のじんちゃん あなたなら、誰に惑わされたい?
 
 アホなこと言うてますね~。そろそろ酔いが回ってきたので、今宵は失礼致します・・・。うちの子供たちは、これからどんな本に出会うのかな。どんな影響を受けていくのかな。密かな楽しみでございます♪


コメント (4)
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