好きな人にすきと言う、ただそれだけのことが、上手くできないのは何故だろう。好意をもってくれている相手でも、告白というのは気が重い。恥ずかしさが先にたったり、反応を受け止める勇気がなかったり。女性の場合、やはり男にキメてもらいたい願望もあったりして・・・。そんな心理に捕らわれている間に、恋のチャンスは目の前を素通りしていく。成立の下地があろうと、相手に頼っているばかりでは、機会だって半減する。自分からも働きかけてこそ、可能性は広がる。ちょっとしたきっかけをいかに拾えるか。ロマンスの神様は案外公平に人々の上に訪れていて、それに気づき次へつなげるのは本人次第、そんなところではなかろうか。せめて、この人こそという相手が現れた時くらいは、一握りの勇気を出したいものだ。
”好きなものからは逃げるな。一生後悔するぞ。”映画『しゃべれども しゃべれども』に、出てくるセリフ。もう、この言葉だけで充分。それくらい心に響いた。ただ一度の告白。 決して純粋な動機だけに、後押しされた訳ではなかった。が、私はその道を選んだことを悔やんでいない。記憶から消し去りたいとも思わない。初めての告白へと導いたこともそうだが、彼は私の中に眠っていた感情-良くも悪くも-、気づきもしなかった能力を呼び起こした。かつて、それ程激しい揺さぶりをかけられたことはなかった。生涯を通じて恋をする機会は、それなりにあるかもしれない。しかし、生きていく上で強烈な影響力を及ぼす相手と、どれ程出会えるだろう。私が彼にこだわり続けた理由、最後まで気づいていなかったんじゃないかな。あなたの中には、鉱脈が眠っていたのよ・・・
さて、今回の音楽話はアイドル。商業主義と言われようが、大した映画じゃないと言われようが、学生時代の記憶を彩るものとして角川作品は無視できない。そんな角川作品から誕生したアイドル、原田知世。40歳になった今も、抜群の透明感を維持する様は、さながら平成の吉永小百合。吉永さん、特別芝居が上手い訳ではないけど、輝き続けているじゃないですか。あれ、たたずまいの美しさじゃないかなぁ。ただ、そこにいるだけでOK!みたいな。知世ちゃんにも、同じ匂いを感じるのだ。
アイドル時代の歌は、未だに愛聴していて、一緒に口ずさむと瞬く間に少女へ戻る。全盛期のあやや(松浦亜弥)の如しだが、あややよりは、しっとりと切ない。"想う気持ちは海の底まで 胸のせつなさ空の上まで 他の誰かに愛されるなら あなたのために悲しむ方がいい" (BY『早春物語』)この映画で、17歳の知世ちゃんは、中年男性(林隆三)に恋をするのだった。17歳の乙女をこんな気持ちにさせるなんて罪作りな男!今までメロディー重視で聴いていたのだろうか。サビの部分(逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて・・・)ばかり耳についていたが、改めて聴くとメロディーとしては地味な前半部分に、切ない歌詞がのせられていた。相手のちょっとした態度で、心が激しく揺れる。私も表現したことのある恋の感情だが、作詞家さん、切なさを空にあげているなぁ。
康珍化(作詞家)の作品といえば、林哲司(作曲家)とコンビを組んで次々とヒットを放った杉山清隆&オメガトライブの歌が印象に残るが、もの哀し系の作品も味わい深い。中森明菜の『北ウィング』、原田知世の『愛情物語』『早春物語』。そして、上田正樹の『悲しい色やね』。あれは、大阪を代表する歌になっているのに、大阪人が作った歌ではなかったのだ。道理で洗練されているでしょ?
さて、原田知世と聞いて黙っていられないのが、うちの夫。青春時代から、微動だにせず知世ちゃんヒトスジ。『時をかける少女』のロケ地を訪ねて、尾道までいったというツワモノだ。本棚には、アイドル時代の写真集・映画パンフ・CM出演していた商品カタログ等が並び、他の何を処分しても、これだけは捨てられない。まぁそれはかまわないが、せめて実家においてこいよ、なんて妻は眺めている。
あ~知世ちゃん程じゃないけど、もう一人だけおったな。初々しかった頃の松田聖子。小汚い目覚まし時計に、おめめがはれぼったい頃のシールがはってあり、夫は結婚後もそれを愛用していたのだが、 壊れたのをいいことにシールも込みで・・・えい!って捨てちゃった。そんな悪魔になってしまうことありませんか?女って勝手なものです。うふふ。では、知世ちゃんの恋うたから♪
https://www.youtube.com/watch?v=KQ9J5by0mq8
”好きなものからは逃げるな。一生後悔するぞ。”映画『しゃべれども しゃべれども』に、出てくるセリフ。もう、この言葉だけで充分。それくらい心に響いた。ただ一度の告白。 決して純粋な動機だけに、後押しされた訳ではなかった。が、私はその道を選んだことを悔やんでいない。記憶から消し去りたいとも思わない。初めての告白へと導いたこともそうだが、彼は私の中に眠っていた感情-良くも悪くも-、気づきもしなかった能力を呼び起こした。かつて、それ程激しい揺さぶりをかけられたことはなかった。生涯を通じて恋をする機会は、それなりにあるかもしれない。しかし、生きていく上で強烈な影響力を及ぼす相手と、どれ程出会えるだろう。私が彼にこだわり続けた理由、最後まで気づいていなかったんじゃないかな。あなたの中には、鉱脈が眠っていたのよ・・・
さて、今回の音楽話はアイドル。商業主義と言われようが、大した映画じゃないと言われようが、学生時代の記憶を彩るものとして角川作品は無視できない。そんな角川作品から誕生したアイドル、原田知世。40歳になった今も、抜群の透明感を維持する様は、さながら平成の吉永小百合。吉永さん、特別芝居が上手い訳ではないけど、輝き続けているじゃないですか。あれ、たたずまいの美しさじゃないかなぁ。ただ、そこにいるだけでOK!みたいな。知世ちゃんにも、同じ匂いを感じるのだ。
アイドル時代の歌は、未だに愛聴していて、一緒に口ずさむと瞬く間に少女へ戻る。全盛期のあやや(松浦亜弥)の如しだが、あややよりは、しっとりと切ない。"想う気持ちは海の底まで 胸のせつなさ空の上まで 他の誰かに愛されるなら あなたのために悲しむ方がいい" (BY『早春物語』)この映画で、17歳の知世ちゃんは、中年男性(林隆三)に恋をするのだった。17歳の乙女をこんな気持ちにさせるなんて罪作りな男!今までメロディー重視で聴いていたのだろうか。サビの部分(逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて・・・)ばかり耳についていたが、改めて聴くとメロディーとしては地味な前半部分に、切ない歌詞がのせられていた。相手のちょっとした態度で、心が激しく揺れる。私も表現したことのある恋の感情だが、作詞家さん、切なさを空にあげているなぁ。
康珍化(作詞家)の作品といえば、林哲司(作曲家)とコンビを組んで次々とヒットを放った杉山清隆&オメガトライブの歌が印象に残るが、もの哀し系の作品も味わい深い。中森明菜の『北ウィング』、原田知世の『愛情物語』『早春物語』。そして、上田正樹の『悲しい色やね』。あれは、大阪を代表する歌になっているのに、大阪人が作った歌ではなかったのだ。道理で洗練されているでしょ?
さて、原田知世と聞いて黙っていられないのが、うちの夫。青春時代から、微動だにせず知世ちゃんヒトスジ。『時をかける少女』のロケ地を訪ねて、尾道までいったというツワモノだ。本棚には、アイドル時代の写真集・映画パンフ・CM出演していた商品カタログ等が並び、他の何を処分しても、これだけは捨てられない。まぁそれはかまわないが、せめて実家においてこいよ、なんて妻は眺めている。
あ~知世ちゃん程じゃないけど、もう一人だけおったな。初々しかった頃の松田聖子。小汚い目覚まし時計に、おめめがはれぼったい頃のシールがはってあり、夫は結婚後もそれを愛用していたのだが、 壊れたのをいいことにシールも込みで・・・えい!って捨てちゃった。そんな悪魔になってしまうことありませんか?女って勝手なものです。うふふ。では、知世ちゃんの恋うたから♪
https://www.youtube.com/watch?v=KQ9J5by0mq8