ステーキ漂流記
11月4日2軒目 「和楽(WAKU)」ステーキ丼定食(渋谷)
結局、眼鏡は視力測定だけで終わった。思ってたより悪くない。そうすると、渋谷ってステーキを扱っている店がいっぱいある。アウトバック、ペッパーランチ、ふらんす亭、くいしんぼうなどチェーン店がいっぱい。いきなり!ステーキも2店舗ある。メガネスーパーの前の2階の店にもステーキメニューがあるし、そういやビッグ・シェフもあった。ロイホもある。この当たり前が都会なんだね。
だったらそのどれかに入るのがまっとうな考えなんだろうけど、どうにも俺の中の何かがOKを出さない。このタイミングで入る店はこれらではない。
ということでショウゲート近くの桜丘町界隈を練り歩いたら、「ステーキ丼定食」という文字が目に入った。丼、なんだよね。でもステーキ。しかも1000円以内。時間もない。下手すると試写に行けない。今日は何本か見たい。それには体力だ、ステーキだ!と、自分に言い聞かせて店に入る。
どう見ても和の店。しかも、裏通りの地下1階にある。まるで隠れ家のような店だ。中に入り女芸人の柳原似のぽっちゃりとした女の子にカウンター席を案内される。右に30代のリーマン、左にキリッとしたキャリアウーマンに挟まれる形でステーキアウトローが席に着きステーキ丼定食と赤ワインを頼む。
いかにも和食屋の花板っぽい頑固そうな店主がジュージューとステーキを焼く中、渋谷のリーマンに囲まれる俺。アウェイだな、って思いつつアボカド海鮮定食と格闘しているキャリアウーマンを見ながら待ってて、ようやくステーキ丼定食の登場。
柔らかそうで見るからに美味そう。まずはステーキのみ1つ口に。肉はオージービーフ程ではないがやや淡白。脂身で旨味をカバー。ご飯にタレを染み込ませているので、このご飯を食べることでステーキを引き立てる。
この肉、さっき食べたアンガスビーフじゃないし、和牛・交配種とも違う。もちろん黒毛和牛ではない。なんどもご飯なし・ご飯ありを交互に食べ噛みしめる。わからない。訊くしかない。が、柳原似のぽっちゃり女子に訊くにも物凄く忙しく訊くタイミングが掴めない。そのタイミングを待っている様子を見て花板頑固店主が「どうかしましたか?」と逆に伺ってきた。
俺「このステーキは何牛ですか?」
花板「アメリカ牛です」
まあ、そうだね。
他にもステーキメニューがあるのか尋ねたら、和牛のハラミステーキもあるとか。
ついでに夜のメニューも見せてもらう。日本酒の種類が豊富。こりゃあ、夜、飲み会に使うにはいい。いやいや、ランチメニューもいいよ。
ワインまで飲んだのにご丁寧にコーヒーのサービス付き。ステーキ丼そのものもコスパが良く楽しめる。
渋谷、ハイレベルだよね。
★★★★☆☆
ステーキ漂流記
11月4日「カレー厨房 渋谷店」アンガスビーフステーキカレー ?g(渋谷)
店名を見てびっくりな方が多いかと。
ハイ、カレー屋さんです!
今日は近々運転免許を更新するため、その時の視力検査対策として眼鏡を直しに渋谷に来たんだよ。で、眼鏡屋の開店が11時からだから、終わった後に行くステーキの店を探しにぶらつこうと思いガード下に行ったら……「アンガスビーフステーキカレー」という文字が目に飛び込んできた。
え?アンガスステーキ?
しかもカレー?
ステーキ丼というのはいくつかあるけどアンガスビーフステーキカレーというのは初めてだ。しかもアンガスビーフステーキである。
これは行かないわけにはいかないでしょう! 営業中だし。
その上890円!安い!
早速、店に入り、ちょっと可愛いお姉さんに「アンガ スビーフステーキカレー」と「プレミアムモルツ」の食券を渡して、出てきたのが写真のアンガスビーフステーキカレー。
食べてびっくり! 美味い!
本当にアンガスステーキだぞ、これ! カレーも当然のように美味い!
牛丼チェーン店Mに牛丼カレーがあったけど、その5億倍うまし!
ステーキも本物! カレーも本物!
『リベンジマッチ』みたいなスタローン×デ・ニーロみたいな夢のコラボだ!
アンガスステーキをそのまま食べてもカレーをかけても楽しめる。
あんまりの美味さに店員のお姉さんにいろいろ訊いたら次のことがわかった。
・元々ステーキカレーはあった
・それをアンガスビーフステーキカレーにしたのは今月から。
・カレー厨房はチェーン店で大崎と東京駅にもある。
うんうん、今月からね。え、今月?って……じゃあ、2、3日前から出し始めた新メニューじゃん!
これね、カツカレーを偶然開発した故・千葉茂も驚くっしょ。千葉さん、今現世ではアンガスステーキとカレーが一緒っす。
ともかく、カレー好きも肉好きも今すぐトライした方がいい!
★★★★★