この本のタイトルを見て反応した人は、医療系の国家試験を取得してる人。毎年更新される医療統計。ひどい場合は450ページ近くあるこの本を読んでから授業に来なさい、読み終わってること前提で授業スタート、なんてこともあったのでは?。この本は毎年更新版が出版されます。僕は授業をする方の立場なので、毎年この本を読み込み2コマの授業を組み立てます。30年そんなことを繰り返しているのですが、明らかに令和4年の統計から内容に変化が生じ始めました。30年の推移が頭に入ってるので、変化を読み取ります。
死亡者の数が不自然に増加しています。なんでだと思いますか?。おそらく、令和5年はさらに急速に死亡者が増えるはずです。これが現状なんです。現在コロナの9波の真っ只中にありますが、驚くことにまだピークに達していなくて、感染者は増え続けています。
業務上疾病(昔は職業病と言った)ですが、急増し、その70%が新型コロナウイルス感染症です。業務上疾病ですから、現役世代(仕事してる人)がやられています。80歳以上の高齢者は重症化リスクが高いですが、若い人たちは?。一定確率で発生する後遺症の問題はどう考えているんだろう?。僕はコロナ後遺症の患者さんも治療していますが、決して簡単な疾患ではありません。患者さんはとても苦労されています。自分と家族をコロナ感染から守れ!、さらに周囲の人や仲間も守れ。これが僕の考えです。
感染症に強い社会に向かって努力する必要がある。 尾身茂