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人口動態が変わりそのデータが出始めた

 新型コロナウイルス感染症(以下コロナ)が発生してから来月で丸5年になります。そして流行のダイナミックさ、全容がわかるような統計が表に出始めて全体を把握しやすくなって来ました。

 日本では年間3−4万人の方々が亡くなり、その多くは高齢者です。流行の1−2年目は感染者数が少なかったので死亡者が少なかったけど、その後は年2回の流行時期に相当数の感染者が出て、その結果として死者も多い。高齢者との接点の少ない若者はおそらくこの実感はない。

 令和4年、前年より死亡者数が13万人増えています。コロナによる死亡者は3万8千人ですが、それ以上に亡くなる方が増えた。この2年、死亡者数がドンと増えているのは何か理由があるはずです。

 この2年、日本の平均寿命は縮んでいます。でも、日本以上に縮んでいる国があります。なぜなのか?、考えてみましょう。これを危機と考えるか、そう考えないかは個人の価値観に由来するでしょう。

 他にも懸念事項があり、それは出生の低下です。少子化を知る人は多いと思いますが、数字で把握してる人は少ない。昨年の出生数は72万人で、これは僕が生まれた時代の三分の一です。婚姻も減って来ています。来年は出生が70万人を切るでしょう。そして再来年・・。人口学者や保健統計の専門の先生方は怖すぎて誰も口にしませんが、再来年の出生は高い確率で60万人を切ると僕は考えています。これは人口のバランスが崩れることを意味しています。日本では60年に1度、出生が少ない年があります。その年が再来年なのです。60年前の昭和41年、前後の年より出生が25%近く少ない現象がありました。再来年はここまで減少するかは分かりませんが、楽観はできません。この60年に一度やってくる年を「丙午(ひのえうま)」と言います。

信せず調子に乗らないこと、命を大切にすること、他者に配慮することを改めて自分に問いかけ、自戒したい。 

新谷暁生

 

 

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