これも海の変化でしょう。漁協というのは、戦後にできた仕組みです。それより前は網元ー網子の仕組みでした。農業は庄屋-小作。これを嫌ったGHQが農業は庄屋から土地を小作に分け与え(農地開放)、漁業は漁業組合を作り、網子に漁業権を与えました。この漁業組合は昭和の時代はうまく機能したのですが、平成に入りギクシャクしました。僕の記憶の範囲では、まず地方で漁協合併が起こりました。2005年に四国の漁協を1つにしてしまおうという、かなり雑な動きがあり、成功はしなかったのですが、合併化は進みました。
背景にあるのは魚が獲れなくなった、漁獲が悪くなったというものですが、漁協やその周辺の金融機関がおかしくなってきてるのではないかと思います。三浦半島の大きなある漁協は数ヶ月前に裁判所から口座の凍結処分を受けたとの報道もありました。
もしかすると、漁業の動きが今後、大きなうねりとなるかもしれません。
世界中で新型コロナウイルスの制御はあきらめた状態です。ひっきりなしに感染者が増えているので、ヒト集団の中で増えやすいウイルスが勝ち残ることが簡単にできる環境にあります。西浦博