いったい何が… 岐路に立つ中国の「一帯一路」【コメントライナー】

いったい何が…　岐路に立つ中国の「一帯一路」【コメントライナー】：時事ドットコム

◆時事総合研究所客員研究員・村山　義久◆　中国が主導する途上国向け国際金融機関「アジアインフラ投資銀行」（ＡＩＩＢ）の第５回年次総会が７月２８日開催された。　ＡＩＩＢは、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」を支援し、同構想と「双発エンジンの関係にある」（金立群総裁）重要金融機関として、２０１５年設立された。　今年は、中国が厳しい国際環境に置かれる中、これらを提唱し、推進してきた習近平国家主席の演説が開催前から注目を集めていた。　◆言及さえせず　だが、オンラインで伝えられた演説は、いささかインパクトに…

いったい何が…　岐路に立つ中国の「一帯一路」【コメントライナー】：時事ドットコム

この話は事前に想定されていた事でもあろう。

日本がODAで投資しても日本企業が回収して、地元に役立つのかそれは地元次第だったりする。

この辺りの仕組みは地方の道路や箱物でも似たり寄ったりだ。

ところが、中国は政府主導で民間が稼ぐのは勝手でも計画的でないので

回収可能かなんて考えていない。

政府にすれば恩を売って言う事を聞いて貰えば良かったと推測される。

しかし、こうも負債が回収できず、しかもプロジェクトも上手く行かないと

日本との比較で逆転される。

かつ、コロナで行き来できない。

簡単に言えば回収可能な所に集中するか、票として有効な程度にフォローする事になる。

ただ、これとてそう簡単でない。

ましてやアメリカの中国外しは厳しい。

そして香港の人権問題で何かと悪者にされ易い。

一時期のマスク外交のように優しければ少しは見直すのだが、

どうやっても三国志的なイメージで狡いから何かやる印象は拭えない。

今のところ、ワクチンの提供でまた近づこうとしている。

フィリピン大統領 中国に歩み寄り ワクチンとひきかえの見方も(NHK)

転んでもただで起きない。

要注意は続く。