夢のような話ではありますが、現実的にこれまでの経営から脱却する必要になってしまった会社へのアプローチになるのでしょう。
ただ、こんな小手先の遣り方で良いのかは疑問が残ります。
自分はどちらかと言えば、叩き上げのように事業を育てていく方が社会的にも問題は少ないと考えます。
それには単なるサーチャーでなく投資家目線、起業家目線がないと難しいのです。
利益率の改善や人員の補強などを考える場合に夢を追うよりも実際に計算が成り立つのか帳簿を読めないと無理ですよね。
更にその取り扱う商品やサービスについても説明出来ないと出資者へのプレゼンは難しいのです。
そして何よりも市場や将来の動向を読めないと失敗は許されませんから。
以前、不動産関係が華やかりし頃にやはりそこらを回って買い取りを持ち掛けてくる仕事をする人がいました。
その人達を見てどんだけ教育していないのかと思っていました。
幾ら儲かる事でも基礎や躾は肝心でイメージの良し悪しで実はかなり相手の印象や興味も違うのです。
それで例えば、幾ら良い案件や投資家のリンクでも間に入る人物の丁寧さや信用に欠けると気難しくなると想像します。
相手の思うようなプロセスや将来像を共有出来ないとなかなか右から左へと経営者が移行するものではありません。
会社の従業員や取引先等が不信になるとやはり抜けていく事もありますから。
信頼を得るのは難しいし、それに将来の事も含めて収益性を担保するのはなかなかです。
実際の問題はかなり難しいのですが、日本の投資や貸付を考えた場合、米国や中国に比べて成功と言うか伝説的なストーリーが少ないように思います。
多ければ、新興市場等が盛り上がり、その手の出資案件の噂が流れるのでしょう。
一体的に日本は手堅いので、こんな感じの話は飛び付くのかあまり経験はありません。
再建M&Aよりはズバリ好調なのを金を積んで買収する訳で危ない橋を渡るのか投資する側もかなりの知識や覚悟を強いられます。