具体的に「不適切保育」に該当するのは(1)子ども一人一人の人格を尊重しない関わり(2)物事を強要するような関わり・脅迫的な言葉がけ(3)罰を与える・乱暴な関わり(4)子ども一人一人の育ちや家庭環境への配慮に欠ける関わり(5)差別的な関わりとしている。
しかし実態調査で、岐阜市は当初73件と報告していたものを、ガイドラインと照らし合わせた結果0件だったと訂正するなど、自治体の混乱が伺える。
Yahoo!コメント欄の反応でさえ、まちまちでした。
・配置基準など改善すべき点が多く
・賃金の問題もあるが、それも賃金が高ければ増えるのかという問題と実際の多くは人間関係が大きいと思う。
・不適切保育についての自己チェックみたいなものを昨年度全員がやりました
・基本、学校も保育園も介護施設も効率化のためにある。
・保育室から玄関まで聞こえる大きな声で叱りつけている先生がいて、不適切かどうか判断に迷います。
・1歳児6人を1人の保育士で預かって良いと言う制度自体がすでに不適切。
思いますに保育環境が整備しきれていないのも見直さないといけないのでしょう。
それは1人の保育士が何人かの児童をお世話する時点で既に起きるかもしれない事象です。
5月12日、こども家庭庁は自治体への実態調査で914件の「不適切な保育」が確認されたと発表した。
今回の調査は去年、静岡県裾野市で保育士が園児を暴行し逮捕されるなど、保育施設での虐待などが相次いだことを受けてのことだ。
つまりはドロ縄で事件が発生してから、その調査をしたらこうなりましたと言うお役所的な報告・説明に他なりません。
本来はそれを是正するまでが一連の対策かと考えます。
調査すればそれがいけないと意識するのが自然なのは分かります。
また、それにより保育士にストレスが掛かるのも推察されます。
Twitterで検索してみるとこの記事より以前に起きた悲惨な事例が過去ログとして出てきます。
そしてそれらは公表されて是正されています。
ネットで定義を疑問視していると言うのは分かりますが、実態を直視してその問題を少しでも是正して未然に防ぐレベルの状況なのです。
保育の実情を理解して少しはハイレベルなネットの利用を考えないと改善されないだけでなく、騒ぎで行政や現場の足を引っ張る事に成り兼ねません。