格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが米地銀など10行の信用格付けを引き下げた。
それではこの格下げに関してどう見ているのか?
「ムーディーズは向かい風を認識しているのであり、銀行システムが破綻していると言っているのではない」
それに続けて
格付けの変更について、銀行の利益が今後数四半期で縮小する可能性を踏まえた措置とし、景気が悪化すれば、消費者向けローンや商業不動産などの分野では「損失は今後拡大する一方だろう」という見通し示した。
その上で、金利と資金調達コストの上昇に加え、予想される景気後退(リセッション)で利益が圧迫され、銀行が収益を上げることが難しくなると指摘。今回の格下げは「主に収益性に関するもので、銀行システムが資本不足や資金不足に陥っているとの主要な懸念はない」と語った。
と極端な見方はしていないまでも銀行に不利なのを予測しています。
素人の俺が指摘しても信じて貰えないだろうが、あえて書けば
銀行と言ってもアメリカの銀行には得意分野と言うものが有って、
名前の挙がっている銀行は
シリコンバレー銀行 顧客の多くがスタートアップ企業
シルバーゲート銀行
暗号資産企業から莫大なお金(2022年9月末時点で約132億ドル、約1兆8000億ドル)を預かり、米国債や他の債券などに投資していた。しかし、暗号資産取引所FTXの破綻後、顧客の引き出しが殺到し、連邦住宅貸付銀行からの融資の返済も重なって、国債や債券を満期前に売却することを余儀なくされた。
シグネチャー銀行
シグネチャー銀行は、主に暗号資産(仮想通貨)関連企業との法人取引が中心だった。
つまり、連想ゲーム的に利上げが続くと銀行不利と言うのは確かだ。
その対象となる分野がしっかりしていれば、回収不能になったり、取付騒ぎで大量に引き出されたりしない。
もう少し冷静でも良いのかと思うが株主はお金が大事だからこう言う動きなのだろうけど、利上げそのものは将来的に緩和する事になるのだがその時に融資先がなくなると日本の過去の二の舞になります。