岸田首相の「派閥との決別」は明白なウソ…自民党が派閥政治を絶対にやめられない根本原因(プレジデントオンライン)
また朝日新聞記者さんが派閥との決別は明白な嘘と書いています。
止めるのを願っているのはこう言う体制が嫌いな有権者であって自主的な解消ではないのもあります。
買収に近い票集めの国会議員から地方議員や有力者への現金提供は問題ですから。
それを踏まえずに再結成可能と判断する時点でリクルート事件以降に派閥を再構築したのと変わりなく、安易です。
つまり内部ではどうにでもなるのですが、政治家、議員として選挙に勝てるのかと言う単純な話に戻ります。
そんな体質で選挙に勝って党内派閥として総裁選でも機能した結果が岸田総理大臣その人なんですから。
大きく二つの選択肢があるのかと思います。
最初から大統領並みに直接選挙で選ぶと言うのが一つ目の選択肢です。
そうすれば総裁選で決める意味がなくなります。
もう一つの選択肢は以前にも言われている総理総裁分離で総裁は党の責任者で、総理大臣はその職務に専念して頂くのです。
総裁は党の議員の育成や管理、それに党の法案に専念出来ます。
細かい資金の割当が可能なら、派閥がなくても評価で次の大臣候補を選べます。
当選回数よりも支持される政策が大切になります。
本当はそう言う改革への布石なのにそれが読めないでまた逆戻りして国民意見よりコネが優先の古い政治なんですよね。
最低限、今の政治の鈍さを解消するだけの改革をしないと幾ら「政治とカネ」の時代の流れに戻しても国民には好かれません。
更にこれが一番他の党と違うのは党員への情報提供です。
何故か自民党だけが情報を出すにしてもアピールが下手です。
何故なのかと言うと詳細を出すと党の政策ビラみたいにかなりの量になってしまいます。
以前からイメージ先行でなかなか本当に約束している感じにならない、つまり約束が守られて良くなった実感に乏しいのです。
つまり、党改革も待ったなしの状態まで来ているのにそれが理解出来ない自民党とそれを取り巻く新聞テレビの報道関係者なのでしょう。