洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

英会話教室を始めます!

2016年01月24日 | 洋書のススメ

いつもブログをご覧頂きありがとうございます!

 

土曜日(1月23日)のクラスが終了するまで気持ちの上で区切りがつかず、

なかなかお知らせ出来ずにおりましたが、

この度、兼ねてから念願の自分の英会話教室を

私の主人(「考える英語」というブログを書いています)と

二人で持てることになり、1月18日よりレッスンを開始しました!

洋書を読んで本物に触れる。多くの方々に洋書の魅力に触れて頂き、

本物の英語を吸収して、英語を話せるようになってもらいたい!

そのような思いから、長年オリジナルの洋書教材を使って

少しずつお教えして来ました。

今回、教室を持てるということで、

これまで以上に洋書の魅力を生徒の皆さまにお伝えして、

英語上達の手助けができることを、本当に嬉しく思っています。

学校のHPをぜひご覧下さい。

学校の名前は English and Beyond です。

これから自分自身ももっともっとたくさんの洋書を読んで

皆さんと一緒に英語力を磨いていきたいと思います!

宜しくお願いします。

 

新しい教室に生徒様より頂きました♪

 初日に頂きました。THANK YOU!!!

 

クッキーです。並べてみました(^-^)

 

皆さんのご期待に添えるような学校にしていきます!

ありがとうございました。

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新年も洋書で♪

2015年12月31日 | 洋書のススメ

みなさん、こんにちは!

私は今年のレッスンが全て無事に(?!)終了して

ほっとしたせいか少しだけ風邪気味ですが、

明日から新年!楽しみです!!

 

本題に入るその前に☆

「風邪をひきかかっている」は、

come down with ~ というイディオム(連語表現)を使って、

I am coming down with a cold. という言い方があります。

私は今まさしくこの状況なので、悪化させないように

気を引き締めてまいりたいと思います! 

 

今回は前回、前々回、そして、それ以前にもご紹介したことがある、

表現の引用元、THE WORLD ALMANAC FOR KIDS についてご紹介します。

ALMANAC (年鑑)という名前通り、

その年一年に起こった主要な出来事や流行などについて、さまざまな事が

子ども向けに簡単な英語で分かりやすく説明されている定期刊行物です。

 

2013年度版の背表紙に書かれているこの本の説明には次のように書かれています。

The World Almanac® for Kids 2013 is packed with thousands of all-new, full-color facts on every topic you can imagine! From animals, sports, and video games, to music, movies, and TV, get the answers to all of your questions, right at your fingertips! 

※Almanac の後の Rマークは registered (商標登録されています)の印です。

 

この説明に使われている英語の、使える表現あれこれは次回ご紹介しますが、

この年鑑、子ども用とはいえ、英語を母国語とする子どもたちに向けて、

色々なことに興味を持つように!との願いを込めて書かれているものなので、

少し読むだけでも、本当にとても勉強になります。

 

私がこの本と出会ったのはもう7,8年前になりますが、

新年の洋書セールにアメリカ人の友達と一緒に行った時に

彼女が、この本を見つけて「私これ大好きなの!」と喜んで購入していたことがきっかけでした。 

その時私はペーパーバックの小説を読むことに夢中だったため、

『ふぅん、そうなのか』程度にしか気にとめませんでしたが、

彼女がアメリカに帰国した翌年のセールで、この本を見つけた時に、

『これ、懐かしい!』と、手にとってパラパラと目を通してみたら、

なんと!!細切れ時間に読むのにピッタリなトリビア的要素がいっぱいの

とても素敵な英語の文章が詰まっているではありませんか!

 

それからというもの、毎年洋書セールがやってくると、

年鑑は必ず買って、家でくつろぎながらパラパラ読んで楽しんだり、

時には、”これは!”と思う記事をテキストとして利用したり、

と私の英語学習とレッスンに手放せない一冊となり、とても重宝しています。

 

この本を紹介してくれた彼女に来年はアメリカまで会いに行けたらいいなぁ☆

 

THE WORLD ALMANAC FOR KIDS

 

2016年、英語力を更にアップさせたい、そんな方にお勧めの一冊です。

 

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テキストとして洋書を選ぶ時

2015年10月08日 | 洋書のススメ

みなさん、こんにちは!

 

今回は前回に引き続きALEX(Pierre LEMAITRE著)から

二つの物を比べて「より~な方」と言う時に使える表現をご紹介します。

 

現場に残された手掛かりを拾い集めていた二人の捜査官に、

Camilleが近づいていくシーンより~

 

One of the officers, the taller of the two, looks up.

 

今回の表現はこの黄色で色づけした部分です。

まずは全文を訳してみます♪

 「二人の捜査員のうち、

背が高いほうが顔をあげた。」

(手掛かりを拾っていたので下を向いていたのでしょうね)

 

比較の表現をする時、

原則として「より~な」という時(比較級を使う時)には

the は付けません。

でもこの表現のように、二つを比べて「より~なほう」と言う時には

比較級にthe が付けられます。

この文法はTOEICテストの文法問題でもたまに狙われているのを見かけます。

テストに出る、出ない関係なしにしても

知っていたら、会話の表現に幅が広がります。

 

※会話では二つ比べていても物理的にはその2つの中では

そちらのほうが「一番~だ」ということで 

the の後に最小級(例の英文でいうとthe tallest)が

使われることもあるそうですが、それは変化球ですので

原則はthe 比較級 of the twoです。

 

少し活用してみます♪

 

The larger of the two companies got the contract. 

(二つの会社のうち大きいほうが、その契約(the contract)を勝ち取った(got))

His car was the more expensive of the two.

(彼の車は二つの(車の)うち、より高価なほうでした。)

She chose the smaller of the two rooms. 

(彼女は二つの部屋のうち、小さいほうを選んだ)

Her bag was the heavier of the two.

(彼女のカバンは二つの(カバンの)うち、より重たいほうでした。)

 

などなど、色々応用できます。

 

さて、前回はブログを更新した時、少し急いでいましたので、

引用元であるALEXについて触れられませんでしたが、

この本、ALEXは、2015年度このミステリーがすごい!の海外編

(翻訳本:タイトルは【その女、アレックス】)の大賞に輝いた本です。

 

英語力を少しでもアップさせるために、とにかく沢山洋書を読む!と

色々な本をひたすら読む中で、殺人事件も数多く読んできたためか、

最近は無駄に血が流れるシーンが多すぎたり、

女性が酷い目にあいすぎる本はあまり読みたくないなぁと

その系統の話からは少し離れて、

新たにその魅力にハマっている児童書の読書に傾いていたのですが、

この春に、ある生徒さんから、新聞に載っていた書評を読んで、

この本(アレックス)の英語版をもし可能なら是非レッスンで取り組みたいと

リクエストがあり、それがきっかけとなり、久しぶりに読んだミステリー本です。

 

突然ですが、

レッスンで取り組む洋書を決める時に、

私が個人的に設けている基準が大きく分けて3つほどあります。

 

1つ目は、

使える表現として紹介できる文章が沢山入っていること。

そして、汚い言葉が使われている率が低いこと。

 

2つ目は、

非人道的なシーンが多すぎる作品ではないこと。

 

そして、3つ目は、

実はこれが私にとって密かに一番重要なポイントなのですが、

その本が何度読んでも楽しめる(味が出る)本であること。

 

ALEXは、ミステリーの大賞にも選ばれている作品ですが、

ちょ~っとちょっと、殺人のシーンやその他のシーンが濃すぎて、

2つ目のポイントがクリアできず、

そして、3番目のポイントも微妙な線でしたので、

残念ながらクラスでは使用することはできないなぁと

思いながら、それでも、1番目の使える表現、

それがとても沢山あったので、

リクエストしてくださった生徒さんと相談して

第一部だけ特別に内容を復習プリントを付けて

あとは表現だけ一緒に勉強するという形で

今少しずつ取り組んでいます。

 

犯罪のシーンを読んでいて、

どうしてこれが大賞に選ばれたのだろう?(><;)

私には文学を見る目がないのかな??と心配に思いながら、

プリント作りするために読み返して、

改めて見てみると、主人公ALEXや、ダブル主人公(?)のCamilleの

心情描写の部分は、とても奥深く、確かにそうよね、、と共感するところも。

翻訳部門で大賞だから、日本語だったらもっと面白く書かれているのだろうか?と

時より気になりながら、まだまだ他に沢山読みたい英語の本があるので

せっせとまた洋書読書に励みます。

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ネイティブの子ども向けレベル別読本の魅力♪ Amelia Bedelia

2015年06月28日 | 洋書のススメ

みなさん、こんにちは!

今回は最近久しぶりにまた購入して読み返している

Amelia Bedelia by Peggy Parishについてご紹介します。

 

「また購入して」と書いたのには訳があり、実はこの本、

おととし、たまたま何かのサイトでこの本に関する書評を見かけてとても興味を持って

すぐに購入し、そして読んでみたら面白くてとても気に入っていたにもかかわらず、

職場のクリスマスパーティーでプレゼントを用意しなければならなくなった時に、

他にあげたいものがどうしても見つからず、泣く泣く(!)手放して以来

ずっと頭の片隅にありながらも、また購入するのもなぁ、、、と

この2年間(!!)迷いに迷っていた作品でした。

 

今回 ある仕事の案件で簡単な読み物を探す必要があり、

子ども向けの洋書売り場を何度か訪れていた際に

見つけてまた手に取ってしまったのをきっかけに

ええい!!こんなに気になるのだから!と

また買ってしまいました(^-^)

 

一回目に購入した時に何度も読んだので内容は覚えていましたが、

今回改めて、やっぱり面白い!とにやにやして表現を味わいながら

また何度も読み返しています。

 

前置きが長くなりましたが、

このお話、いったいどのようなお話かといいますと、

HarperCollins 出版社のウェブサイトの説明にはこの本に関して次のような説明の一文があり、

まさしくその通り!と思いましたのでそちらからご紹介します。

その一文がこちら♪

 

”Everyone loves Amelia Bedelia, the literal-minded housekeeper!”

(もとのウェブサイトのリンクはこちら↓)

http://www.harpercollinschildrens.com/kids/gamesandcontests/features/amelia/

 

「~- minded」 (なになに ハイフン マインディッド)(^-^)は

「~な心を持った」というような意味を伝える形容詞です。

 

例えば、

narrow(狭い)とセットにしたら

He is narrow-minded. (彼は心が狭い)

broad(広い)とセットにしたら

SHe is broad-minded. (彼女は心が広い)

となります。

 

この本の説明文で使われていた表現は

literal-minded 

literal は「文字通りの」という意味です。

-mindedとセットにすると、、、

「文字通りの心を持つ」となります。

 

文字通りの心を持つお手伝いさん?!

どういうこと???

 

実はこの本、与えられた指示を文字通りに受け取ってその通りにしてしまうという

とってもおバカさん、あ、いや、キュートなお手伝いさんが引き起こす数々の失敗、

そしてそんな彼女が運んでくる心温まるエピソードにまつわるお話なのです。

 

例えば、お仕事の指示として与えられたリストに

”Draw the drapes when the sun comes in."とあると

おっかしいな~変なこと依頼するわねぇと思いながら

drapes(厚地のカーテン)の絵を描いたり、、

 

"Dust the furniture."

とあると

またまた変な依頼ねぇと思いながら

家具に埃をまいてしまうなどなど。

 

一体、何故そんなことになるのか?

その理由は、彼女は指示で使われている動詞の意味が持つそのままの意味だけで

指示文を理解してしまうからです。

それこそ、文字通りの意味で。

動詞が持つそのままの意味とは例えば

先にご紹介した文のdrawには「描く」という意味があります。

そして主にその意味で使われます。

が、問題はここから、

お手伝いさんのお仕事という前提、

そして、「日が入ってきたら」という条件があります。

そしてカーテンに関すること、となると、

drawが持っているその意味では論理的におかしくなります。

ではどうするか、

通常は、drawが持っているまた別の意味「引く」ではないかと瞬時に予測します。

すると、「カーテンを閉めてください」となり、状況に合った正しい理解となります。

でも、このAmeliaさん、文字通りすべてを受け取るお手伝いさんなので

文脈は関係なくそのまま文字で受け取ったことをしてしまい

外出先から戻ってきたご主人さん夫婦はAmeliaさんの仕事にビックリ!

というコミカルな結末のお話になっています。

 

でも、このAmeliaさん、彼女の作るレモンメレンゲパイが

彼女の失敗すべてを吹き飛ばすくらいとても美味しいので

彼女を雇っているご主人夫婦は彼女の失敗には目をつぶって

彼女が誤解しないような表現に変えて指示を出すようになったよという締めくくりで

Ameliaさんシリーズの第一巻は終了します。

 

ちなみに「カーテンを閉める」はどのような表現になったかといいますと、

「閉める」ですのでcloseを使ってClose the drapes. となりました。

※通常のカーテンはcurtainsです♪

 

二番目にご紹介した引用文、Dust the furniture.は 

furnitureは「家具」そして

dust が 1.埃をまく、そして 2.埃を掃う、の両方の意味を持つ単語です。(順不同)

お手伝いさんとして仕事に行って、もし1の意味で取ってしまいそうになったとしても、

いやいやいや、そんなはずは、となって、2の意味で取りなおしますよね?

これが、英語の持つ、文脈があって初めて単語が意味を成す、という一番大切な事です。

 

それに気づかせてくれるとても貴重な本でもあり、

間違いがとても純粋すぎて憎めないキュートなAmeliaさんの世界、

大人向けの小説も大好きでお勧めですが、

すぐに読み終えられる、けれど、自然な英語と知恵のエッセンスがたくさん詰まった

ネイティブの子供向けに書かれたこの本シリーズ本(I Can Read!シリーズです)も

とてもお勧めです。

もしよかったら、みなさんも一度手に取ってみてくださいね。

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Why 洋書?

2014年11月21日 | 洋書のススメ

英会話の勉強には、映画や海外ドラマ、洋楽などなど他にも色々な方法があります。
その中でも私が洋書をおススメするには理由があります。
洋書には映画やドラマでは決して言葉で描写されることのない表現が沢山詰まっているからです。

例えば映画で、主人公がドアを開けたり、座ったり、ほほ笑んだり、悲しんだり、、、
というようなことは説明されるでしょうか?


答えはNO!です。

そのようなことはすべて役者さんが演技で表現します。

しかし、洋書では主人公たちの見た目から身につけている洋服そして住んでいる部屋、
そして登場人物の一人ひとりの動きや表情、そしてそれぞれの感情、
そのすべてが文字で表現されており、
読者はそれを読んで理解し、それぞれの頭の中で人物像を作り上げて物語が進んでいきます。


ということは・・・

それを日常的に目にして理解に努めていると日常に関するすべてが表現できる!ことになるのです。





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