みなさん、こんにちは!気が付けば、6月!早いですね!
6月と言えば、梅雨。じめじめして、カビの心配も増えますが、今回は、Tilex®というカビに効く洗剤の、その洗剤を使ってお風呂のカビを取る掃除をした後、そのきれいな状態をどのようにして保つかということが書かれている広告より、いくつか使える英語表現をご紹介します。
それでは、さっそく引用から
まずは一つ目、どのようなことが書かれているかを想像しながらお読み下さい♪
-Keep Mold and Other Unwanted Guests OUT of Your Bathroom!
Once you've cleared your bathroom of mold with Tilex® Mold & Mildew Remover, make sure it never comes back. Try these simple tips to keep your bathroom sparkling every day.
さて、いかがでしょう?
この広告、-Keep Mold and Other Unwanted Guests OUT of Your Bathroom!- というタイトルがいいですね!
「keep +名詞+ out of 場所」 で 「(名詞)を(場所)に入れない」という意味になります。
この型に合わせて上の文章(太字の文章)を訳すと
「カビと他の招かれざる客(つまり、他のバイ菌等)をお風呂に入れないようにしましょう!」という感じになります。
教室、English and Beyond で、生徒のみなさんに暗唱して頂いているkeepを使った基礎表現の中にも、
I keep mosquitoes out of my room.という一文があります。
この文章の意味、上の型に合わせて訳すと. . .
「(私は)蚊を部屋に入れない」ですね!
例えば、市の安全対策の話として、
We should keep bad people out of our city.というと「市に悪い人が入ってこないようにするべき」ということが伝えられます。
「アライグマ(racoon)が屋根裏(attic)に入らないようにする」は、Keep racoons out of the attic.
「ウイルス(virus)が家に入らないようにする」はKeep viruses out of the house.
What can we do to keep bears out of our neighborhood? というと「近隣地域に熊が来ないようにするにはどうすればよいか」ということが伝えられます。
上の例文、それぞれの名詞が複数形になっているところもポイントです。
複数形にすることで、その物全般、を表すことができます。(例えば、蚊だったら、蚊というもの全部を指します)
洗剤の話から少しそれてきましたが、続いて広告の本文を見ていきます♪
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Once you've cleared your bathroom of mold with Tilex® Mold & Mildew Remover, make sure it never comes back. Try these simple tips to keep your bathroom sparkling every day.
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"remove”には「取り除く」という意味があります。
mold(読み方:モールド)とmildew(読み方:ミルデュー)はどちらもカビを表す単語です。
オックスフォード現代英英辞典の定義によると、moldは"a fine soft green, grey or black substance like fur that grows on old food or on objects that are left in warm wet air"、mildewは"a very small white fungus that grows on walls, plants, food, etc. in warm wet conditionsとあります。色だけで言うと、moldのほうが緑か、灰色か、黒。mildewは白い菌類だそうです。いずれも、暖かくて湿った場所に生えるそうです。
カビの話をする時、どちらの単語も使われますが、特段の専門的な話でない限り、だいたいは”mold”でOKです。
Once you've cleared your bathroom of mold with Tilex® Mold & Mildew Remover, make sure it never comes back.
Once 主語①+動詞①, 主語②+動詞②. で「一度(主語①)が(動詞①)したら、(主語②)が(動詞②)」という型が使われていて、「一度、お風呂のカビを Tilex® Mold & Mildew Removerできれいに取り除いたら、カビがもう二度と発生しないようにしましょう」というようなことが書かれています。
「カビを掃除して取り除く」という部分にcleanではなく、clearが使われているのも、興味深いです。
cleanは、皆さんご存じの通り、「掃除する」という時に一番覚えておきたい基礎単語です。
clearは、「透明」という意味のある単語の通り、そこに何もない状態にすることを伝える単語です。
カビは、カビをきれいにすると言うより、”取り除く””必要がありますので、clearがいいですね!
"clear 場所 of 物"の形で、「(場所)から(物)を取り除く」という意味になります。
例えば、
The police cleared the area of cars. で、「警察がその場所にあった車を退去させた」
The wind cleared the sky of cloulds. で「風で空から雲がなくなった」
He cleared the table of dishes. で「彼はテーブルからお皿を片付けた」となります。
3番目の表現は、食事の後片付けの際に使われる表現として、具体的に”何を”取り除くのかを言わずに、I clear the table.というだけで、テーブルにあった物を片付けて、テーブルの上に物がない状態にするということが伝えられます。知っていると便利な表現です。
今回の引用文の一番最後、「カビがもう二度と発生しないようにしましょう」ということが表されている、”make sure it never comes back”の部分ですが、「また生える」ことが、come backで表されているのが、いいですね!
「make sure+主語*動詞」で、「(主語)が(動詞)であることを確実にする」という意味になります。
教室の生徒の皆さんに、暗唱して頂いているmakeを使った基礎表現の中にも、この型を使った一文がありますので、ご紹介します。
それがこちら、
Make sure the door is locked.
教室の練習用のテキストには「ドアが施錠されているか確認して!」という訳をつけていますが、「確認する」のは何のために確認するかというと「確実にそうなっているか」を確認しなければいけませんので、そのような意訳にしています。
洗剤の話から、色々な方向にいきましたが、広告も使える英語の宝庫ですね!
たまに見ると、とても勉強になります
この広告、まだまだお伝えしたい表現が入っている文章がありますが、続きは次回。
お楽しみに
今回の引用元です。Reader's DigestのTilex®の広告ページよりお借りしました。
一番下に書いてある、Every home has mold.という一文もいいですね!
書かれている内容はショッキングですが、「どこの家にもカビがある(生えている)。」というのを”have”だけで表しているのが、興味深いです。
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