みなさん、こんにちは!
今回は前回ご紹介した引用文より、もう一つ使える表現をご紹介します♪
前回ご紹介したのは、、、、
主人公Jacksonのan imaginary friendの猫の名前がタイトルになっている小説
Crenshaw (Katherine Applegate著)にあった、
「私は大丈夫(要りません)」と伝える時に使える"good"を使った表現でした。
今回はその同じ引用文より、"so"を使って「~も同じです」という時の表現をご紹介します♪
まずは前回の引用文、主人公Jacksonの両親と彼の妹のRobinが
Robinのマットレスに寝転がって3人で一緒にRobinが大好きな本を読んでいた時に
近くにいたJacksonをお母さんが誘うシーンの復習から~
"Come join us, Jackson," my mum said. "There's lots of room."
My dad is tall and so is my mum and Robin's mattress is tiny. There wasn't any room.
"I'm good," I said.
☆今回のオススメ☆
黄色で色づけした部分のsoの使い方です。
解説と活用の前に、まずは引用文を少しずつ訳してみます♪
"Come join us, Jackson," my mum said. "There's lots of room."
「ジャクソンもこっちにおいでよ」とママが言った。「*スペースがいっぱいあるよ(Jacksonも入れるスペースが十分にあるよ)」
*roomには「部屋」の他に「スペース」の意味もあり、実際その意味でもよく使われます。
room が「スペース」の意味で使われているか、「部屋」の意味で使われているかは
冠詞(a,the)があるかないか → あったら「部屋」
(注意:スペースでもtheが使われることはありますが、aが付いている場合は100%「部屋」の意味です。)
複数形になっているかどうか → なっていたら「部屋」
という風に見分けます。
このspaceの意味で使われるroomも私が気に入っている単語の一つですので、また後日紹介します♪
さて、いよいよ次が今回のオススメです。
My dad is tall and so is my mum and Robin's mattress is tiny.
僕のパパは背が高い。ママもそうだ。そしてロビンのマットレスはすごく小さい(=tiny:タイニィと読みます。)
☆so+主語と動詞が倒置になっている形の文章は「~も同じ」という意味の表現です。
昨日授業で取り組んでいたあるテキストのモデル会話文の中にも、
A: I have a sweet tooth. 「私甘党なの」(have a sweet toothで「甘党」の意味です)
B: So have I. 「私も」
という風に同じsoが出てきましたので、なんというタイミング~!と、このsoを今回紹介する表現にしました。
ここでは「持っている」の意味でのhaveをそのまま利用して倒置表現にされていますが、
一般動詞(be動詞以外の動詞)の場合、通常は例えば、
A: I like coffee.
B: So do I.
という風に動詞の代わりになるdo、時制や主語に応じてdoesや過去形のdidなどが使われる形が一般的です。
他にも例を考えてみます♪
Aさん:私、週2回テニスするのよ。
Bさん:私もよ。
A: I play tennis twice a week.
B: So do I.
Aさん:私、毎日ビール飲むのよ。
Bさん:私もよ。
A: I drink beer every day.
B: So do I.
ちょっと時制を変えて、、、
Aさん:私、昨日の夜その映画をテレビで見ましたよ。
Bさん:私も見ましたよ。
A: I watched the movie on TV last night.
B: So did I.
Aさん:私パリに行ったことあります。
Bさん:私もあります。
A: I've been to Paris.
B: So have I. (※I've の 've は完了形のhaveです。)
引用文の途中の(My dad is tall and so is my mum)のように
一文で続けてみると・・・
I like the book and so does my friend.
(私その本が好きで、友達もその本が好きなんですよ。)
I live in Tokyo and so does my cousin.
(私東京に住んでいます。そして私のいとこもそうです。)
I needed some rest and so did she.
(私は休みが必要だったし、彼女も必要だった。)
My mother is a good cook and so is my grandmother.
(私の母は料理上手で、私の祖母も料理上手です。)
などなど色々活用できます♪
さて、引用文の続き、最後のところに戻ります。
There wasn't any room.
この訳、みなさん、もうお分かりでしょうか??
このroomは。。。
そう、「スペース」です。
ということで訳は
「スペースが全然なかった」となります。
実際にはJacksonが入れるスペースは空いてなかったんですね・・・
そして最後、
"I'm good," I said.
「別にいいよ」と僕は言った。
本文ではこの続きにJacksonが自分の家族と自分との見た目や性格の違いを描写しているシーンがあり、
実はそこにも同じsoが使われていますので今回はそちらもご紹介します。
すごく仲の良い3人の様子を見ながらJacksonが自分自身まるで彼らの遠くに住んでいる親戚のような気持ちになりながら
自分と彼らとの違いを分析しているシーンより~
Looking at my family, all there together, I felt like a relative from out of town. Like I belonged to them,
but not as much as they belonged to each other. Partly that was because they look so much alike,
blond and grey-eyed and cheerful. My hair and eyes are darker, and sometimes so is my mood.
※belong to 人 「~に属している」
ここでは「繋がりがある」というような感じでしょうか。
※so muchのsoは強調です。
両親と妹はそっくりなのですね。。
「同じく」のsoは最後の文章にありました。
My hair and eyes are darker, and sometimes so is my mood.
訳してみます♪
【僕の髪の毛と目の色は(他の家族に比べて)暗い色だ。そして時々僕の気分(mood)もそうだ。】
つまり他の家族より時々Jacksonの気分のほうが暗いということですね。。。
この引用文だけではJacksonのことが心配になりますが、
そんな彼を救う存在がCrenshaw、Jacksonの想像上の猫友達です。
どんな展開になるのかワクワクしながら先に読み進めます♪
今回のsoの使い方は一件ややこしいですが、
ちょっと知っていると文章の理解が深まる表現です。