みなさん、こんにちは。5月、6月と用事が重なり、久しぶりの更新となりました
ゆっくりハリーポッターと題して、HARRY POTTER and the Philosopher's Stone (J.K.ROWLING著)より、
使える表現を不定期で紹介していますが、今回は、以前そこで紹介した文法&表現の要素が両方入ったジョークをご紹介します。
ではさっそく引用から♪(まずは辞書なしで、知っている単語を手掛かりに想像しながら通しで読んで下さい)
The last thing my husband wanted was to be stuck in line at the grocery store. But stuck he was when the cans of tuna belonging to the woman in front of him would not scan. Off toddled the cashier to check the price herself.
"I can't believe this," the annoyed customer growled to Derek. "I'm the one this always happens to!"
"And I," Derek said, sighing, "am always standing behind you."
-BEVERLY O'BRIEN- (Reader's digestより)
今回のジョークの場面は?
一文目にat the grocery store 、2文目にthe cans of tuna、そして、3文目にcashier そして check the price、さらに4文目にcustomerとあります。
これらをヒントに考えると、何らかのお店、そして、2つ目のツナの缶詰から、スーパーっぽいところだと言うことが分かります。
登場人物は?
前半、すぐに分かるのは、my husband ですね。そして、the woman、どんなwomanかが分かるところはその直後のin front of him(=my husband)と
the cashier(レジの人:日本ではキャッシャーさんと呼ばれているのを耳にしたことがありますが、英語の読み方は"キャシアー”となりますのでご注意を)です。
ここまで見たところで、前半の内容を取りたいと思います。
出だしの文章、The last thing my husband wanted was to be stuck in line at the grocery store.
the last thing +主語+動詞 を直訳すると 【(主語)が~する一番最後のことは】となり、
そのままこの法則を当てはめて訳すと、【私の主人が欲しい一番最後のことは】となりますが、
そのままだと日本語としてちょっと不自然になりますので、この表現は、”欲しい一番最後のこと”ということは
見方を変えれば、”一番欲しくないこと”ということで、そちらの意味で訳します。
さらに、文章の流れに合わせて整えると、「私の主人が一番嫌いなことは~」とすると続きが自然につながります。
(the lastを使った表現、さらに詳しくはこちら→ゆっくりハリー・ポッター(22)the last person とは)
lineは「列」の意味です。
to be stuck in line とは、列でどうなる状態のことか?
食料雑貨店の列でなったら嫌なことを大体想像すると、やっぱり一番は、、、なかなか進まないことかもしれません。
急いでる時など、進まない列に並んでしまうと、しまったと思いますよね。
この文章はまさしくその意味で、列で詰まる(be stuck)こと、意訳すると、全然前に進まなくなって長く待たされることです。
このジョークの中では何が起こったか?
それが書かれているのが続きの文のこの部分です。
the cans of tuna belonging to the woman in front of him would not scan. Off toddled the cashier to check the price herself.
レジに商品の値段を入れていくのに、係の人がピッとスキャンしていきますが、そのスキャンが全然反応しない時ありますよね?
今回はまさしくその状況が起こります。
would notで「全く~しようとしない」という意味があります。
前の女性が買い物カゴに入れていたツナ缶の値段が全くスキャンできない状況です。
そうなるとレジの人はどうするか?
Off toddled the cashier to check the price herself.
この文章、いきなり出だしからoff とあって、しかも続きがtoddledと 動詞の過去形か過去分詞か が書いてあって一瞬焦ります。初学者の方は、もしかしたら、わからない!とパニックになってしまうかもしれません。
が、実は、こちらの文章には、前回紹介した倒置法が使われています。
それがこちら↓
ゆっくりハリー・ポッター(24)より情景が描写できる倒置法と手触りに関する表現 Part 2
ということで、平たい並び(普通の主語+動詞の並び)に並び替えてみます。
The cashier toddled off to check the price herself.
さっきより意味が取りやすくなりました。
レジの人が自分で値段を確認するためにそれがあった商品棚までトトトっと走って行きました。
この状況、皆さんも一度は目にした、もしくは体験したことがあるのではないでしょうか。
この倒置法、先ほどあえてとばしましたが、実は、このすぐ前の文章にも使われています。(太字の部分)
But stuck he was when the cans of tuna belonging to the woman in front of him would not scan.
平たい並びに並び替えると
But he was stuck when ~ となり、こうなると意味が取りやすくなりますね。
初めからそう表現してくれればいいのにと思いますが、そうじゃないほうがより一層文章に味わいが出ます。
レジの列で並んで長く待たされるのが一番嫌いな人が、Stuck he was (待たされたんですよ!!)と。
食料雑貨店のレジの列で待たされるのが一番嫌いな人が、彼の前に並んでいた女性のツナ缶の値段がどうしてもスキャンできずにレジの人が直接値段を見るために商品棚へと走って行ってしまったという、結構時間かかってしまう状況に陥ります。
そして、その続きどうなったか。
"I can't believe this," the annoyed customer growled to Derek. "I'm the one this always happens to!"
"And I," Derek said, sighing, "am always standing behind you."
「信じられないわ、いっつもこうなるのよ」と、気分を損ねた客がDerekに最悪だわという感じで言います。
※Derekって、いきなり誰?!という感じですが、急に全く関係のない人が登場することはありませんので、流れから、これはきっとこのジョークを投稿した人の旦那さんなんだろうなと推測して読み進めます。
「そして、私はいっつも貴方の後ろで待たされますよ」とため息交じりにDerekが言いました。
(訳は意訳です)
二人は腐れ縁?!
ジョークは短い中に起承転結があり、文法要素もふんだんに含まれていて、勉強になるな~といつも思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
英会話スクール English and Beyond のホームページはこちらEnglish and Beyond
体験レッスン受付中♪
ゆっくりハリーポッターと題して、HARRY POTTER and the Philosopher's Stone (J.K.ROWLING著)より、
使える表現を不定期で紹介していますが、今回は、以前そこで紹介した文法&表現の要素が両方入ったジョークをご紹介します。
ではさっそく引用から♪(まずは辞書なしで、知っている単語を手掛かりに想像しながら通しで読んで下さい)
The last thing my husband wanted was to be stuck in line at the grocery store. But stuck he was when the cans of tuna belonging to the woman in front of him would not scan. Off toddled the cashier to check the price herself.
"I can't believe this," the annoyed customer growled to Derek. "I'm the one this always happens to!"
"And I," Derek said, sighing, "am always standing behind you."
-BEVERLY O'BRIEN- (Reader's digestより)
今回のジョークの場面は?
一文目にat the grocery store 、2文目にthe cans of tuna、そして、3文目にcashier そして check the price、さらに4文目にcustomerとあります。
これらをヒントに考えると、何らかのお店、そして、2つ目のツナの缶詰から、スーパーっぽいところだと言うことが分かります。
登場人物は?
前半、すぐに分かるのは、my husband ですね。そして、the woman、どんなwomanかが分かるところはその直後のin front of him(=my husband)と
the cashier(レジの人:日本ではキャッシャーさんと呼ばれているのを耳にしたことがありますが、英語の読み方は"キャシアー”となりますのでご注意を)です。
ここまで見たところで、前半の内容を取りたいと思います。
出だしの文章、The last thing my husband wanted was to be stuck in line at the grocery store.
the last thing +主語+動詞 を直訳すると 【(主語)が~する一番最後のことは】となり、
そのままこの法則を当てはめて訳すと、【私の主人が欲しい一番最後のことは】となりますが、
そのままだと日本語としてちょっと不自然になりますので、この表現は、”欲しい一番最後のこと”ということは
見方を変えれば、”一番欲しくないこと”ということで、そちらの意味で訳します。
さらに、文章の流れに合わせて整えると、「私の主人が一番嫌いなことは~」とすると続きが自然につながります。
(the lastを使った表現、さらに詳しくはこちら→ゆっくりハリー・ポッター(22)the last person とは)
lineは「列」の意味です。
to be stuck in line とは、列でどうなる状態のことか?
食料雑貨店の列でなったら嫌なことを大体想像すると、やっぱり一番は、、、なかなか進まないことかもしれません。
急いでる時など、進まない列に並んでしまうと、しまったと思いますよね。
この文章はまさしくその意味で、列で詰まる(be stuck)こと、意訳すると、全然前に進まなくなって長く待たされることです。
このジョークの中では何が起こったか?
それが書かれているのが続きの文のこの部分です。
the cans of tuna belonging to the woman in front of him would not scan. Off toddled the cashier to check the price herself.
レジに商品の値段を入れていくのに、係の人がピッとスキャンしていきますが、そのスキャンが全然反応しない時ありますよね?
今回はまさしくその状況が起こります。
would notで「全く~しようとしない」という意味があります。
前の女性が買い物カゴに入れていたツナ缶の値段が全くスキャンできない状況です。
そうなるとレジの人はどうするか?
Off toddled the cashier to check the price herself.
この文章、いきなり出だしからoff とあって、しかも続きがtoddledと 動詞の過去形か過去分詞か が書いてあって一瞬焦ります。初学者の方は、もしかしたら、わからない!とパニックになってしまうかもしれません。
が、実は、こちらの文章には、前回紹介した倒置法が使われています。
それがこちら↓
ゆっくりハリー・ポッター(24)より情景が描写できる倒置法と手触りに関する表現 Part 2
ということで、平たい並び(普通の主語+動詞の並び)に並び替えてみます。
The cashier toddled off to check the price herself.
さっきより意味が取りやすくなりました。
レジの人が自分で値段を確認するためにそれがあった商品棚までトトトっと走って行きました。
この状況、皆さんも一度は目にした、もしくは体験したことがあるのではないでしょうか。
この倒置法、先ほどあえてとばしましたが、実は、このすぐ前の文章にも使われています。(太字の部分)
But stuck he was when the cans of tuna belonging to the woman in front of him would not scan.
平たい並びに並び替えると
But he was stuck when ~ となり、こうなると意味が取りやすくなりますね。
初めからそう表現してくれればいいのにと思いますが、そうじゃないほうがより一層文章に味わいが出ます。
レジの列で並んで長く待たされるのが一番嫌いな人が、Stuck he was (待たされたんですよ!!)と。
食料雑貨店のレジの列で待たされるのが一番嫌いな人が、彼の前に並んでいた女性のツナ缶の値段がどうしてもスキャンできずにレジの人が直接値段を見るために商品棚へと走って行ってしまったという、結構時間かかってしまう状況に陥ります。
そして、その続きどうなったか。
"I can't believe this," the annoyed customer growled to Derek. "I'm the one this always happens to!"
"And I," Derek said, sighing, "am always standing behind you."
「信じられないわ、いっつもこうなるのよ」と、気分を損ねた客がDerekに最悪だわという感じで言います。
※Derekって、いきなり誰?!という感じですが、急に全く関係のない人が登場することはありませんので、流れから、これはきっとこのジョークを投稿した人の旦那さんなんだろうなと推測して読み進めます。
「そして、私はいっつも貴方の後ろで待たされますよ」とため息交じりにDerekが言いました。
(訳は意訳です)
二人は腐れ縁?!
ジョークは短い中に起承転結があり、文法要素もふんだんに含まれていて、勉強になるな~といつも思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
英会話スクール English and Beyond のホームページはこちらEnglish and Beyond
体験レッスン受付中♪