みなさん、こんにちは!今回は新課題本、PIE (Sarah Weeks著) より、 go fishing を使った表現と英文読解のコツをご紹介します。
ここから引用です♪と、その前に、このお話のあらすじを少し。
主人公Aliceにはパイ作り名人のおばさん(Aliceのお母さんの姉妹)のPollyおばさん(Aunt Polly)がいました。Aunt PollyとAunt Pollyの作るパイが大好きで、Aliceは小さな頃からAunt Pollyのもとを訪ねて行ってはパイ作りの手伝いをしながらAunt Pollyと色々なことについておしゃべりをして過ごしていました。その、Aunt Polly, 突然若くして亡くなってしまうのですが、Pollyのパイ(特にパイ生地)のレシピを求めて、色々な事件が巻き起こります。今回は、 Aunt Pollyが突然いなくなってしまったその後にAliceが昔を思い出しているシーンからの引用です。
まずは、辞書なしで、前後の流れを大切に、途中に登場する"Can I go fishing?"がどのような意味になるか想像しながらお読みください。
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She recalled a time she'd stopped by the pie shop on her way home from school one day and found her aunt squeezing lemons for a batch of lemon chess pies.
"Can I go fishing?" asked Alice, happily hopping up on the red stool.
Polly finished squeezing the last of the lemons and passed the bowl to Alice. Then she handed her a fork.
"Fish away," she told her.
"Mom says you could be a millionaire if you wanted to be," Alice said as she began to fish out the slippery white lemon seeds with the fork and drop them into the little dish her aunt had placed on the counter beside her.
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さて、いかがでしょうか。
読みながら、 go fishing だから「釣りに行くのね!」と自動的に思って、そのまま進んでしまいそうですが、そうなると、その先の話の意味がよくわからないことになってしまいます。
英語の単語の意味の最終決定権は文脈が握っています。ですので、「釣りかな?」と思っても、もし、『Aliceも急に妙なことを言うな』と思ったら、go fishingを「釣りに出かける」と決めつけてしまわずに、先を読み進めます。すると、続きのシーンで、Aliceが何をしているか?
Aunt Polly から渡されたフォークを使って、レモンの種をすくい上げています!
(she began to fish out the slippery white lemon seeds with the fork and drop them into the little dish her aunt had placed on the counter beside her.※読み取るヒントは太字の所 )
と、いうことは、 途中に出てくる”Can I go fishing?”が釣りではないことが見えてきます。
今回の英文、後ろの文章に具体的なヒントがありましたが、Aliceが訪ねて来た時にPollyが何をしていたかが描写されている部分にも実はgo fishing の意味を読みとるカギがあります。
Aliceが到着した時、Pollyは何をしていたか。 → her aunt squeezing lemons for a batch of lemon chess pies
レモンチェスパイを作るために沢山レモンを絞っていました。
そして、ここで思い出していただきたいのが、レモンを絞ったらどんなことが起こるか?
常識の範囲で考えますと、どんなことが起こるでしょうか??
そう、レモンのしぼり汁に種が混ざりますね!
パイにレモンの種が入っていたら、ちょっと食べにくいですから種はあらかじめ取り除いておいた方がいいです。
そこで、Aliceのような小さな子供でもできるお手伝いと言えば、種をすくい出すことですね。
しかも、ちょっとゲームみたいで考えようによっては楽しい作業です。
今回の引用文の途中に登場した"Can I go fishing?" 、文脈に合わせて意味をとると、Aliceは「レモンの種、すくってもいい(取り除いてもいい)?」というようなことを言っていました。
実は、fishには魚という名詞の意味、そして、動詞で使ったときには、「魚を釣る」という意味だけではなくて、「取り出す」という意味もあります。
でも、そんなこと、知らなかったとしても、文脈をしっかり観察すると、これ、もしかして「種を取る」っていう意味になるのかな?と推測が付きます。
そして、果たして、その推測通りの意味で使われていました。
知っている単語を大事に読み進めることは大事です。ですが、今回は、それ以上に大事な、文脈で意味を読み取る方法を紹介しました
ところで、fishという単語、魚釣りのイメージにあるように、『何かを引っ張り出す』というような意味もあります。
例えば、
He fished the key out of his pocket. と言えば、彼がポケットからカギを引っ張り出した様子が伝えられます。
カバンに物がたくさん入っていて、そのカバンの奥底に入っているものを取り出すためにそのカバンをごそごそしている時、その様子を描写するのに”I'm fishing.”と言ったりします。
面白いですね
今回紹介したシーンは19ページに載っています。
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ここから引用です♪と、その前に、このお話のあらすじを少し。
主人公Aliceにはパイ作り名人のおばさん(Aliceのお母さんの姉妹)のPollyおばさん(Aunt Polly)がいました。Aunt PollyとAunt Pollyの作るパイが大好きで、Aliceは小さな頃からAunt Pollyのもとを訪ねて行ってはパイ作りの手伝いをしながらAunt Pollyと色々なことについておしゃべりをして過ごしていました。その、Aunt Polly, 突然若くして亡くなってしまうのですが、Pollyのパイ(特にパイ生地)のレシピを求めて、色々な事件が巻き起こります。今回は、 Aunt Pollyが突然いなくなってしまったその後にAliceが昔を思い出しているシーンからの引用です。
まずは、辞書なしで、前後の流れを大切に、途中に登場する"Can I go fishing?"がどのような意味になるか想像しながらお読みください。
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She recalled a time she'd stopped by the pie shop on her way home from school one day and found her aunt squeezing lemons for a batch of lemon chess pies.
"Can I go fishing?" asked Alice, happily hopping up on the red stool.
Polly finished squeezing the last of the lemons and passed the bowl to Alice. Then she handed her a fork.
"Fish away," she told her.
"Mom says you could be a millionaire if you wanted to be," Alice said as she began to fish out the slippery white lemon seeds with the fork and drop them into the little dish her aunt had placed on the counter beside her.
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さて、いかがでしょうか。
読みながら、 go fishing だから「釣りに行くのね!」と自動的に思って、そのまま進んでしまいそうですが、そうなると、その先の話の意味がよくわからないことになってしまいます。
英語の単語の意味の最終決定権は文脈が握っています。ですので、「釣りかな?」と思っても、もし、『Aliceも急に妙なことを言うな』と思ったら、go fishingを「釣りに出かける」と決めつけてしまわずに、先を読み進めます。すると、続きのシーンで、Aliceが何をしているか?
Aunt Polly から渡されたフォークを使って、レモンの種をすくい上げています!
(she began to fish out the slippery white lemon seeds with the fork and drop them into the little dish her aunt had placed on the counter beside her.※読み取るヒントは太字の所 )
と、いうことは、 途中に出てくる”Can I go fishing?”が釣りではないことが見えてきます。
今回の英文、後ろの文章に具体的なヒントがありましたが、Aliceが訪ねて来た時にPollyが何をしていたかが描写されている部分にも実はgo fishing の意味を読みとるカギがあります。
Aliceが到着した時、Pollyは何をしていたか。 → her aunt squeezing lemons for a batch of lemon chess pies
レモンチェスパイを作るために沢山レモンを絞っていました。
そして、ここで思い出していただきたいのが、レモンを絞ったらどんなことが起こるか?
常識の範囲で考えますと、どんなことが起こるでしょうか??
そう、レモンのしぼり汁に種が混ざりますね!
パイにレモンの種が入っていたら、ちょっと食べにくいですから種はあらかじめ取り除いておいた方がいいです。
そこで、Aliceのような小さな子供でもできるお手伝いと言えば、種をすくい出すことですね。
しかも、ちょっとゲームみたいで考えようによっては楽しい作業です。
今回の引用文の途中に登場した"Can I go fishing?" 、文脈に合わせて意味をとると、Aliceは「レモンの種、すくってもいい(取り除いてもいい)?」というようなことを言っていました。
実は、fishには魚という名詞の意味、そして、動詞で使ったときには、「魚を釣る」という意味だけではなくて、「取り出す」という意味もあります。
でも、そんなこと、知らなかったとしても、文脈をしっかり観察すると、これ、もしかして「種を取る」っていう意味になるのかな?と推測が付きます。
そして、果たして、その推測通りの意味で使われていました。
知っている単語を大事に読み進めることは大事です。ですが、今回は、それ以上に大事な、文脈で意味を読み取る方法を紹介しました
ところで、fishという単語、魚釣りのイメージにあるように、『何かを引っ張り出す』というような意味もあります。
例えば、
He fished the key out of his pocket. と言えば、彼がポケットからカギを引っ張り出した様子が伝えられます。
カバンに物がたくさん入っていて、そのカバンの奥底に入っているものを取り出すためにそのカバンをごそごそしている時、その様子を描写するのに”I'm fishing.”と言ったりします。
面白いですね
今回紹介したシーンは19ページに載っています。
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