洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

ゆっくりハリー・ポッター(15)応用編 ~can we go more slowly?~

2016年04月25日 | ゆっくりハリーポッター 

みなさん、こんにちは!

今回は前回のゆっくりハリー・ポッター 第十五弾でご紹介した

「もっとゆっくり行けませんか?」 can we go more slowly? の応用編です。

 

と、その前に、前回の引用文の復習です♪

前回ご紹介したのは、、、

 

HARRY POTTER and the Philosopher's Stone by J.K. ROWLING、第5章

魔法使いの銀行で、Hagridが、カートを運転するGriphookに、次の金庫へ向かうように依頼するシーンより~

 

He turned to Griphook. 'Vault seven hundred and thirteen now, please, and can we go more slowly?'

ー彼(Hagrid)はGriphookのほうを向いて言った。「次は金庫713までお願いします、それから、(今回は)もう少しゆっくり進んでもらえませんか。」ー

 

今回は黄色の部分を応用します♪

ちなみに、この疑問文はwe(私たち)が主語になっていますので、カートを運転するGriphookのことも含めて

カートにのる全員を指しています。

 

Can we ~? は

自分と一緒にいる人を含めて”(私たち)~していいですか。”と聞くときに使えます。

 

ポイント:canの後ろに来る動詞は必ず原形(元の形)になります。

この文章は疑問文ですのでcanから始まっていますが、その法則は変わりません。

そのため、weの後には原形動詞が続いています。

注意!!そのルールは主語がheになっても変わりません。 

 

引用元にあった文章は

Can we go more slowly?

「(私たち)もっとゆっくり行ってもいいですか。」

 

下線部を変えて活用してみます♪

 

まずは基本の比較級で反対の意味を使って

「もっと早く行ってもいいですか(もっとスピード出せますか)」は

Can we go faster?

 

順番の話に変えて、

「一番に行ってもいいですか」は

Can we go first?

 

基本単語が並んで出来上がった”go first”というフレーズ。

こちらもよく使えます。

何人かいる時に、それぞれが順番で何かをする際、

「誰が先にしたいですか(一番にしたい人)」と言う時は

Who wants to go first? という表現がよく使われます。

※誰が~?と尋ねる時はwhoを主語にして後はそのまま普通の文を作って

最後に?マークを付けます。

この時の注意点は現在(今)の話をする時は動詞にs(エス)を付けることです。

 

「私が(先に)行きます(やります)!」「では、私から。」と言う時には

I'll go first. と言うといいです。

 

・・・・・・・

 

少し脱線しましたが、元に戻って、

”一番に””先に”の反対、”後で”を使って

「(私たち)後で行ってもいいですか」は

Can we go later? 

 

"go later(レイター)" もよく使えるフレーズです。

 

「私、後で行きます」と言う時には、I を主語にして、

これからの話ですのでwillを付けて

I will go later. と言うと伝わります。

 

Can we go later?

”後で”を”次に”に変えると

Can we go next?

「私たち次に行ってもいいですか」となります。

 

”私たち”バージョンで活用してきましたが、

weをIに変えたら、そのまま「私~してもいいですか」という疑問文が出来上がります♪

 

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ゆっくりハリー・ポッター(15) "もっと~”

2016年04月19日 | ゆっくりハリーポッター 

みなさん、こんにちは!

今回は前回に引き続き、ゆっくりハリー・ポッター 第15弾

more (形容詞の比較級)を使って、「もっと~」と依頼する表現をご紹介します。

 

まずは前回のおさらいから♪

 

ハリーの両親がハリーに残したお金を少し引き出すため、

地中深くにある金庫へ向かったHagridとHarry。

その道の途中で目にしたstalagmite(石筍)とstalactite(鍾乳石)の違いを尋ねるHarryに

乗り物酔いで吐きそうだから、今、質問しないで(話しかけないで)と言ったHagrid。

前回はそこで登場した I think I'm gonna be sick.という表現を紹介しました。

 

ところで、前回の引用文を読んで、stalagmite? stalactite??

知らない単語ばっかりだ(><。)と思われた方、安心して下さい!!

この二つの単語、具体的な意味が分からなくても、読み方が分からなくても、

Harryたちが地下にいることを忘れずに、地下といえば何があるかのイメージを膨らませて

≪地下にいる動物か何かのことだろうな≫と思いながら読み進められれば、

それで十分です!

 

お勧めの目標としては、その続きにあるHagridの言葉が、

ただ単にスペルのことだけ言って、この二つの見分け方は何?という

少々難題なハリーの質問を交わしているということが分かれば

面白さは多少増しますが、わからなければ、

それも取り立てて気にすることはありません。

ましてそれ以上は、よほど地下の地形に興味がない限り心配する必要ありません!

Harryだってわからないって言っているのですから(^-^)

 

実際、私もこの部分を初めて読んだとき、

(あ、これ、確か、地下の鍾乳洞的な何かやったかな?それとも虫やったかな?)と思いながら、

読み進めて、Hagridの答えにクスッ(^-^)となって、そして、

このブログで紹介するにあたって、きちんとした訳を調べてお知らせしましたが、

本当は気にしていません(笑)

 

ちなみに、それでも気になる方のために少しだけ。。。

この二つの違いはstalagmite「石筍(せきじゅん)」はタケノコの字を使っているだけあって

鍾乳洞で洞底から上に向かって出来る柱のようなもので

stalactite(鍾乳石)は洞窟の天井から伸びる洞窟生成物で出来たつららのようなものです。

 

前置きが長くなりましたが、

今回のオススメ表現は前回のところから少し進んで、

お金を保管していた場所から、再びカートに乗って、次の金庫へと向かう時に

Hagridが言った言葉にありました。

 

*ここから先、引用を含んだ部分は「---」で区切っています。*

 

----------------------------------------------- 

カートで曲がりくねった道を猛スピードで進んできたため、すでに気分が悪くなっていたHagrid、

「(次は)もう少しゆっくりいけませんか」とGriphookに尋ねます。

 

He turned to Griphook. 'Vault seven hundred and thirteen now, please, and can we go more slowly?'

彼(Hagrid)はGriphookのほうを向いて言った。「次は金庫713までお願いします、それから、(今回は)もう少しゆっくり進んでもらえませんか。

 

それに対するGriphookの答えは、、、

 

’One speed only,' said Griphook.

「一定のスピードしか出ません。」

---------------------------------------

 

Oh, poor Hagrid! (><;)え・・・とがっかりする姿が目に浮かびます。

 

プルーで印を付けた今回のオススメ表現の活用は次回お届けします♪

 

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ゆっくりハリーポッター(14)「酔いそう(吐きそう)・・・」を表す英語

2016年04月18日 | ゆっくりハリーポッター 

 

みなさん、こんにちは!

またまたレッスン準備のため、なかなか更新ができずにおりましたが、

今週からまた少しずつ復活します!

 

さて、久しぶりの更新に合わせて、

今回は、これまた久しぶりの、ゆっくり(すぎる!)ハリー・ポッター、第14弾、

HARRY POTTER and the Philosopher's Stone by J.K. ROWLINGより

乗り物に乗った時に、「酔いそう・・・」と伝えられる表現をご紹介します♪

 

さっそく本題に入る、その前に、少しだけストーリーの背景を・・・

 

前回紹介した部分から少し進んで、

CHAPTER FIVE Diagon Alley (第五章 ダイアゴン横丁【alleyは「路地、小道」の意味です】)に入りました。

 

Chapter Fiveでは、Harryが、魔法使いの世界からHarryを迎えに来たHagridに連れられて、

魔法学校への入学準備として必要な物を買いに出かけます。

そこでHarryが初めて出会う魔法の世界の色々な物や人の話が書かれているのですが、

その前半部分で、必要な道具を買うためのお金を取るため、

HarryはHagridに連れられてHarryの両親が残した遺産が預けられているという、魔法使いの特別な銀行に

向かいます。

 

今回のオススメ表現は、その銀行に到着したHarryが、Hagridと共に、銀行の番人のGriphookという名の

ゴブリン(goblin:小鬼)が運転する特別な台車に乗って地下深くの金庫へ向かうシーンからの引用です♪

 

曲がりくねった地下道を勢いよく進む台車から目にした鍾乳石(stalactite)と石筍(stalagmite)を指しながら

HarryがHagridに尋ねます...

 

'I never know,' Harry called to Hagrid over the noise of the cart, 'what's the difference between a stalagmite and a stalactite?'

(「いつもどっちがどっちか分からなくなるんです」とHarryがカートの音にかき消されないように大声でHagridに言った、「stalagmiteとstalactiteの違いは何ですか」) 

 

☆この続きに出てくる青色で印をつけた部分が今回のオススメです!

 

'Stalagmite's got an "m" in it,' said Hagrid. 'An'don'ask me questions now, I think I'm gonna be sick.'

(「"m"が入っているほうがstalagmiteだ」とHagridが答えて言った「それから、今、私に質問するんじゃない、酔いそう(吐きそう)だから」)

 

鍾乳石と石筍の違い。。。え、スペルの問題?!Hagridのこの答え、面白いです。

Hagridは独特のくせのある話し方をするので彼の話し言葉の部分には省略が多く使われています。

 

その省略を少し元に戻して基本的な表現に書き換えると、

And don't ask me questions now, I think I'm going to be sick. となります。 

 

☆今回のオススメ☆

病気を表すsickですが、

I am sick. (私は病気です)という意味の他に

「気分が悪い」または「吐きそう」という意味でもよく使われます。

引用した文で使われていた表現は

I thinkとセットで言われていますので

「酔いそう(吐きそう)・・・」という意味になっています。

 

私は乗り物酔いするほうなので、この表現と酔い止めは旅行の必需品です。

乗り物酔いの時に話しかけられたら、しんどさが増すので

Hagridの'An'don'ask me questions just now.'と言う気持ちよく分かります。

 

I'm going to be sick.  「酔いそうです」

I'm sick.  「酔いました」または「気分が悪いです」

 

旅先で気分が悪くなった時に知っていると便利な表現です。

 

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