みなさん、こんにちは。今回はMade to stick(Chip Heath& Dan Heath著)より、「友達の友達」を表す英語をご紹介します。
本題に入る前に、少し基本の復習を♪
英語で“(誰々)の~”という時、例えば、“ケンの~”という時は、Kenにアポストロフィー(’)とエス(s)をつけて、Ken's ~と表します。
A of Bの型を使って、BのAという表現もありますが、”誰の何か”と言う時はこの "~'s…”の型を使用します。
そのため、例えば、”私のお父さんの車”と言う時は、お父さん=人ですので、~’sの型を使って、my father's carと言います。
a car of my father という言い方は基本的にはしません。
したがって、今回ご紹介する「友達の友達」を表す英語は、”my friend's friend”となります
どんなふうに使われているか、本文をお読み下さい。ここから引用です♪どのようなことが書かれているか、まずは知っている単語と常識を大事に、想像をしながらお読み下さい。
A friend of a friend of ours is a frequent business traveler. Let's call him Dave. Dave was recently in Atlantic City for an important meeting with clients. Afterward, he had some time to kill before his flight, so he went to a local bar for a drink. . . .
さて、どうでしょう?読み始めて、あら??と思われた方もいるのではないでしょうか。
そうです。この文章、出だしから、a frind of a friend . . .となっています。 ですが、この友達を説明している部分、ここで終わりではありません。
a friend of a friend of ours と of の後の単語が所有代名詞になっているのがポイントです。
a friend of mine (私の友達の一人)という言い方、皆さんもお聞きになったことがあるのではないでしょうか。
実は今回の引用文の出だしは、a friend of mine と同じ型、しかも、その型が二重に使用されています。
したがって、 今回ご紹介する引用文で取り上げられている話は、a friend of a friend of ours で 「私たちの友人の友人の一人」という始まりになっています。
ちなみに、「私の友達のうちの一人」と言う時は、of を使って次のように表します。
a friend of mine = one of my friends
説明の途中ですが、今回取り上げた引用文が載っている、Made to Stickという本についてお話します。
こちらの本、私は、以前勤めていた職場のアメリカ人の上司から「この本はとても参考になるから君たちも読むべきだ」とマーケティングの研修の一環で他の同僚たちと一緒に一人1冊ずつ翻訳本をプレゼントしてもらい、それがきっかけで知った本です。上司から頂いたものということで、そのまま日本語で読んでもいいかな?とも一瞬思ったのですが、原書が英語ということだったので、せっかくなら直接英語で読みたい!と思い、さっそく注文して英語で読んでみると、確かに確かに!と思うことがたくさん書かれていて英語の表現も面白くてとてもいい本でした。
自分の考えや意見や大事な事をどのように人に伝えるか、また、伝えたことが人の記憶に残るようにするにはどのようにすればよいかというコツとそれにまつわるエピソードが書かれていてなかなか興味深いので、今でも時々読み返しては参考にしています。
どのような考えやストーリーが人の記憶に残るか?ということが大事なテーマの本ですので、この本は、先ほど紹介した、ある都市伝説の話からスタートします。
「友達の友達の一人が出張によく行く人でした。その友人の名前は仮にDaveとしましょう。Daveは最近、顧客との大事なミーティングに参加するためにアトランティックシティに行きました。ミーティングの後、フライトまで時間があったので、近くのバーにお酒を飲みに行きました。. . . 」という出だしで、そこから何があってDaveがどうなったのかということが書かれています。
この都市伝説、ちょっと怖いけれど面白くて、なかなかのインパクトがあるお話なので、一度読んだだけで、見返すことなくほぼほぼその話の内容を他の誰かに伝えることができるというものなのですが、本文ではそれが何故かということが色々と解説されています。
今回は、その解説の一部分も引用します♪
Have you ever noticed that our friends' friends have much more interesting lives than our friends themselves?
「友達の友達が~」という出だしから始まる話ということは、当然ですが、友達自身の話ではありません。
そのことについて、著者が「友達の友達って、その友達自身より面白い人生を送ってるよねって思ったことありませんか。」と言っています。
言われてみれば、確かにそうかもしれませんね
「友達の友達」を表す基本の型が使われているのが、our friends' friends の所です。ですが、あら?アポストロフィ(')の位置が。。。と思われた方もいるのではないでしょうか?
「(誰々)の~」を表す表現、”誰々”の部分が複数形の時は、最後にアポストロフィーだけを付けます。
そのため、今回の文章では、our friends' friends となっています。
自分の友達の友達1人だけのことを話す時には、my friend's friend で大丈夫です
ちょっとしたことですが、知っていたら表現と理解の幅が広がります。
今回紹介した都市伝説の話、試し読みに含まれています
他にも面白くてためになるエピソードがいくつも紹介されていますので、お勧めの一冊です。
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