今回はReader's Digest より、ちょっとだけ耳が痛い?!、ジョークをご紹介します♪
それでは、さっそく引用から♪ ※まずは前後の流れをよく観察しながら、辞書なしでお読み下さい。
AS I approached my local supermarket's checkout counter, the bagger spied my two carts filled with groceries.
Holding up a paper bag and a plastic bag, he gave me my options, courtesy of his unique perspective: "Kill a tree or choke a fish?"
-TAMARA KEMSLEY -Newtown, Connecticut-
いかがでしょうか。
今回のジョークの舞台は、local supermarket's checkout counterです。
レッスンで学習済みの方は、checkout counter と聞いて、あ、知っている!と思って頂けていたら嬉しいです。
checkout counter は、「レジ(お支払いカンター)」のことです。日本のスーパーなどで、Cashierと表記されていることがありますが、広い意味でレジカウンターとして使われることもありますが、cachier(キャシアー)は主に「レジ係の人」を表す言葉です。
今回のジョークの登場人物は、出だしに AS I...とありますので、”I”、つまり、このジョークを投稿したTAMARAさんです。そして、the baggerの2人です。
The bagger??となりそうですが、こちら、bagにerを付けて人を表す単語になっています。bagをする人、スーパーのお支払いカウンターで袋に関係ありそうな仕事をあれこれ想像すると、お客さんが購入した品物を袋詰めする係の人かな?と予想できると思います。果たして、baggerは、購入品を袋詰めしてくれる係の人のことです。
baggerの人の仕事は、お客さんが支払いを済ませた後、品物をきれいに、そして、壊れないように、しっかりと、そして、スムーズに袋に詰めなければなりません。もたもたしていたらレジで渋滞が起きてしまいますね。そのため、どんな包装が必要かを前もって判断しておかなければなりません。そこで行うべきことが書かれているのが次の文章です。
the bagger spied my two carts filled with groceries.
spiedはspyの過去形です。
baggerさんは、どんな包装が要るか前もって判断するため、「スパイ」の要(?!)のようなことをします。さて、何でしょう?
答えは、「こっそり観察」です。
お客さんのカートやカゴの数、中身を、先に観察をして、前もって包装に何がいるか、どのくらい要るか等を判断します。
その判断の結果、今回のジョークのbaggerさんは、2つの袋を掲げて、a paper bagかa plastic bag、どちらに入れて欲しいかをTAMARAさんに尋ねました。
それだけなら、普通の日常という感じですが、その訪ね方が、TAMARAさんに、あたかも究極の選択を迫るもののようになってしまったというところが今回のオチです。
究極の選択を迫るような質問、それが...
"Kill a tree or choke a fish?"
treeと言えば、紙袋の原料ということは、kill a treeのほうが、paper bagを指しています。ということは、choke a fish (※choke(読み方:チョウク)=~の喉を詰まらせる、~の息を詰まらせる)は、自ずとplastic bagを指していることが分かります。a plastic bag はビニール袋のことです。ビニール袋が魚の息を詰まらせる!?。。。。袋を適切な場所に捨てずに、ポイ捨てしてしまった場合、どうなるか。今、環境問題として多く取り上げられていますね。このbaggerさんの言葉、買い物の最後に、色々考えさせられます。
その後TAMARAさんがどうしたかは、言及されていませんが、私だったら、Netiher.(どちらも要りません)I brought my own bag. もしくは I have my own bag.(マイバックがあります。)と言って、持参した再利用のplastic bagか、布製のcloth bagを使いたいなと思います。
このジョーク、このオチを導入している部分の、文章もなかなか味があります。それがこちら↓ ※青色の部分がポイントです。
Holding up a paper bag and a plastic bag, he gave me my options, courtesy of his unique perspective:
perspectiveは、視点、観点、見地を表す単語です。この場合の同義語はveiwpoint(オックスフォード現代英英辞典)
courtesy(読み方:カーテシー)は、礼儀、サービス、親切などの意味を持つ単語です。
courtesy of his unique perspectiveで、ここでは、"親切にも彼の独自の意見を添えて" he gave me my options(私にどちらの袋がいいかを選ばせてくれた)というようなことを伝えています。
環境にも優しいbaggerさんの話でした。
コロナ禍で、baggerさんたちの仕事はどうなっているか気になりますが、どうか元気に頑張られているといいなと思います。
ところで、マイバッグ、エコバッグは、英語にする時は、my own bagと言うのがお勧めです。
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