みなさん、こんにちは!
今回は一昨年の洋書バーゲンセールで見つけた
色々な場面で使われる『言い訳』をテーマにした本、
excuses for all occasions by steven d. price より
rightを使った「ふさわしい~」の表現をご紹介します♪
この本ですが、タイトルに excuses(言い訳)for all occasions 「あらゆ場合(状況)の」とあるように
人生の色々な場面に合わせて、よく使われる一般的な言い訳から、有名なもの、そして
ユニークなものまで沢山の言い訳が、例えば【学校で宿題を忘れた時】や
【運動すると決めたのにしなかった場合】、 【職場でプロジェクトが上手くいかなかった時】など色々な項目に分類されて紹介されています。
今回ご紹介するのは、その中から
Not Getting Married 【結婚しない理由(言い訳)】の項目に載っていた言い訳の1つからの表現です♪
(※英語には出ていませんが、文脈からタイトルの訳に“理由(言い訳)”を付けました)
さっそくですが、その言い訳がこちら。
I haven't found the right person yet.
まずはこの文章の簡単な文法説明から♪
have not (本文では haven’t と短縮形になっています)+過去分詞(ここではfound)+yet で
『まだ~していない』と訳します。
一言英会話フレーズに Not yet. (まだです)というのがあります。
※前後の文脈があってこそ、英語は意味が通じます。使う時は話の流れに注意してこの表現が相応しい受け答えになるかの気配りをお忘れなく!
そしてこの文法の型の『~』の部分に入っているのが、今回のオススメ、rightを使った表現です。
このrightについて文脈から意味を取っていきます。
I haven't found ~ yet.
『私はまだ~をfound(見つけ)ていない』となります。
『~』部分に入っているのが
the right person
personは「人」
一体どんな人を見つけていないのでしょうか。
結婚がテーマの話ですから、
結婚に際して「まだ・・・な人を見つけていない」と結婚していない人が言う時、 それは、結婚したいと思う人、
簡単に言えば『いい人』となりますね。
当たり前ですが、
ここで言ういい人はただ単に人柄だけがいいのではなくて
その女性もしくは男性に合う人かどうかということも重要なポイントになり、
結婚に関して言う「いい人が見つかった、見つかっていない」という話は
そのことも含まれていると思います。
この right も同じで、そのような意味での「いい人」
つまり「相応しい人」を表しています。
この”right” 他にも色々活用できます♪
ピッタリな(ちょうどその人に合う)サイズの場合は
the right size
ピッタリな(ちょうど相応しい)場所の場合は
the right place
ピッタリな色の場合は
the right color
ピッタリな(相応しい)人の場合は
the right person
少し応用して
「その仕事に相応しい人」は
for を使って
the right person for the job
逆に見て
「その人に相応しい仕事」は
the right job for the person
これを活用して
「この仕事はあなたにピッタリよ。」は
This is the right job for you.
元に戻って、
「彼女は彼に相応しくない」は
She is not the right person for him.
またまた応用して
「この色は私には似合わない」は
This is not the right color for me.
「あの場所はそのミーティングをするには相応しくない」は
That's not the right place for the meeting.
更に応用して
「それを正しい位置に戻して下さい」は
まず、「戻す」はput ~back で表せますので
これを使って
Put it back in the right place.と表現できます。
色々活用できます♪
ちなみにright の反対は wrongです。
right の代わりに wrongを使うと
「誤っている、違う、相応しくない」ということが伝えられます。
「彼は彼女に相応しくない」と言うのに、
rightの場合は否定で
He isn't the right person for her.
表しますが、
wrongはそのまま肯定文(否定でも疑問でもない形の文)で
He is the wrong person for her.
と表します。
結婚相手として理想的な男性を表す言い回しに
Mr. Right という言葉もあります。 よく知っている単語ほど、その活用法は奥が深く、つくづく英語は面白いなぁと思います。