みなさん、こんにちは!
今回は、ゆっくりハリーポッター、第12弾、
HARRY POTTER and the Philosopher's Stone by J.K. ROWLING より
thisとthatを使った表現をご紹介します♪
ところで第12弾でやっと物語は第4章のThe Keeper of the Keyまでやってきました。
途中あれやこれやと面白い場面がありましたが、
これから読む方へのネタばれになってはいけませんので、そこは言わずに(^-^)、
今回の表現をご紹介します。
ペチュニアおばさんが、彼女の姉であるハリーの母親のリリーについて話しているシーンで、
ペチュニアおばさんは魔法使いだった姉(リリー)のことをすごく気味が悪いと嫌っていたのに、
彼女たちの両親はリリーのことをすごくよく思っていたことが表されている場面より~
・・・and she came home every holiday with her pockets full of frog-spawn, turning teacups into rats.
I was the only one who saw her for what she was - a freak!
(ペチュニア( I はここではペチュニアさんのことです)は、
魔法学校から休暇で家に戻って来た時に、
姉のリリーがポケットいっぱいのカエルの卵を持って帰ってきたり、
魔法でティーカップをネズミに変えたりしたことを見て
気味が悪い!!と思っていました)
この続きが今回ご紹介するthis と that が入った表現です♪
But for my mother and father, oh no, it was Lily this and Lily that, they were proud of having a witch in the family!
今回のオススメ☆
this and that、 イディオム(成句(連語)表現)、「あれこれ」です。
※あれ(that)とこれ(this)が英語と日本語では逆になっているのが面白いです。
水と油なども 英語になると逆になって oil and waterと言われます。
このthis and that、少しカジュアルな言い方ですが、よく使われる表現です。
ちなみにCambridge Advanced 英英辞典には
this and that : (INFORMAL) various things と説明されていました。
そして、追加情報として、(ALSO this, that and the other) とありました。
追加情報の意味は【this, that and the other という言い方もあります】です。
今回の引用文、ブルーで色付けした部分は、
このイディオムの変化形で、このスタイルでもとてもよく使われます。
この表現をこのブログで紹介しようと思った時に、
ふと、たしか他にも同じものをどこかで見たはず~と思い、
自宅の本棚を探してみましたら、ありました!
DIARY of a Wimpy Kid by Jeff Kinney
(日記形式のマンガと小説が一体になった作品です。
翻訳版「グレッグのダメ日記」も人気の作品です)の出だしの部分にありました。
主人公Gregがこれからここに日々の出来事を記していくけれど、
その過程で自分の気持ちは決して書いたりしないから、
それは期待しないでと日記に書きとめているシーンに、
So just don't expect me to be all "Dear Diary" this and "Dear Diary" that.
※アメリカでは若い女性が日記を書く時に「Dear Diary(日記さんへ)と日記を
まるで心を打ち明けられる存在の人物のように擬人化して
『日記さん』に語るように綴るというスタイルがあります。
これを始めて知った時、私は、ただ単に日々の出来事や気持ちを記録するだけじゃなくて、
日記さんに語って聞いてもらうように書くのなんて、素敵だな♪♪と思いました:)
ただ、グレッグは男の子なので、
これから書く日記に、そんな出だしは期待しないでくれと
言われなくてもわかる気がしますが、そこをわざわざ書いているところが
グレッグの性格の素直さが表現されていていいですね♪
ずいぶんと脱線してしまいましたが、
まず、この"Dear Diary" this and "Dear Diary" that. 訳してみますと、
「日記さん、あのね、こんなことがあってね、日記さん、あのね、あんなことがあってね」
というような意味になります。
そして、お待たせしましたが、やっと、もとのハリーポッターの引用に戻ります(^-^)
But for my mother and father, oh no, it was Lily this and Lily that, they were proud of having a witch in the family!
グレッグの引用を参考にして、改めてブルーの部分を見ていただきますと、
どんな意味になるか???
少し見えてきていたら嬉しいです。
少しずつ訳してみます☆
But for my mother and father, oh no, it was Lily this and Lily that,
(でも、お母さんとお父さんはといったら、なんと、まぁ、リリーがね、こうでね、りりーがね、あぁでね、って
they were proud of having a witch in the family.
家族の中に魔女がいることを誇りに思っていたのよ!)
※it was Lily this and Lily that で
リリーのことばかり嬉しそうに語る両親の姿が想像できます。
this and that
「あのね、それでね、こうでね、それからね、」と色々言っていたことを表すときに使えます♪
ちなみに先ほどご紹介したCambridge Advanced 英英辞典の例文には
"What were you talking about?" (何を話していたの?)
"Oh, this and that." とありました。
よく知っている単語で表現の幅が広がります♪