みなさん、こんにちは!2月と3月、色々と用事が続いてしまい、久しぶりの更新になりましたが、今回は、時々このブログで取り上げていますA to Z Mysteries の1作目、 THE ABSENT AUTHOR By Ron Royより、recognizeを使った面白い表現をご紹介します。
行方不明になった作家、Wallis Wallaceを探すため、主人公のDinkたちは、Wallis Wallaceが乗る予定をしていた飛行機にちゃんと乗って到着したのかどうかを空港に電話をして確かめることにします。今回ご紹介するのは、Dinkたちが電話をするために向かったエリーの食堂に到着した場面からの表現です。
ここから引用です
アイスの表現も面白いので、DinkたちがDiner(読み方:ダイナー、意味:食堂、小さいレストラン)へ着いた所から引用します
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They walked into Ellie's Diner just as Jimmy Fallon and his grandfather came out, Jimmy was working on a triple-decker chocolate cone.
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Dinkたちが到着した時、Dinkたちの知り合いのJimmy Fallonと彼のおじいちゃんが店から出てくるところでした。
”as”は「接続詞」として使われる時には、because, since(→becauseの意味のsince)と、whenとwhileに似たような意味を表します。
お店から出てきた時にJimmyがしていたこと、それが、”Jimmy was working on a triple-decker chocolate cone.”です。
a triple-decker chocolate coneとは?
『トリプル・デッカー』と音で考えた時、何となく、ダブル・デッカー(double-decker)に似てるなと思いませんか?
そして、a double-decker busと呼ばれるバスを思い出すと、「二階建てバス」
ということは、a triple-decker chocolate coneは、アイスクリームという言葉は省略されていますが、コーン(cone)だし、もしかして、三段重ねのアイスかな?と推測ができます。
果たして、その通りで、a triple-decker (ice cream) coneは、三段重ねのアイスのことです。
(二段重ね、二つの味が入ったアイスを表す表現には、double-decker が使われます)
アイスを食べていることが描写されている文章なのに、eatではなくwork onというのが使われているのも、三段重ねとなると、なんとなく分かる気がしますね
アイスの話が長くなりましたが、ここからが、今回の本題です。
カウンターで忙しく接客をしている店主のエリーの描写です
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Ellie stood behind the counter. As usual, her apron was smeared with ketchup, mustard, chocolate, and a lot of stuff Dink didn't recognize.
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忙しくお客さんに出す料理を作っているため、カウンターの内で働くエリーのエプロンは、いつも通り、色々なシミで汚れていました。
her apron was smeared with ... (彼女のエプロンはwith...以下のもので汚れていました)
まずは、ketchup(ケチャップ)とmustard(マスタード)とchocolate、
そして、a lot of stuff Dink didn't recognize (Dinkがrecognizeしないたくさんの物)で。
・recognizeとは?
それを見てそれだとはっきり理解する(分かる)意味での「~を認める」という意味を持つ単語です。
ここでは、エリーのエプロンのシミ汚れを見た時に、それぞれ、「あ、このシミ、これはケチャップだな」「あ、黄色くてこの感じは、マスタードだな」「あ、これは、チョコレートだな」と分かるシミがあって、それ以外の多くのシミは、何かが混ざり合って、これはこれだとはっきり言えない(認められない)シミだったということです。
”あるものを見てそれだと認める” recognizeを使った表現で、例えば、初対面の相手とどこかで待ち合わせをした時などに、
「(あなただと分かるための)何か目印はありますか?」という時に使える、"How can I recognize you?"というのがあります。
recognizeは、あなたを見てあなただと認めるという意味で使われています。
ちょっと知っておくと便利な表現かもしれません。
今回ご紹介した表現は第四章に登場します。
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