今回は、”~はどんな感じですか?”と言う時に使えるlikeを使った表現をご紹介します。
この間、レッスンで使用したテキストに、"What's it like being a stay-at-home dad?"という一文がありました。
この質問を投げかけられた、3人の”主夫(= stay-at-home dad)”の方が、主夫になったきっかけや日々の暮らしについて答えているインタビューに関する練習問題だったのですが、What’s it like being a stay-at-home dad?とは、どのような意味でしょうか。
主夫の人に、自分の暮らしについて話してもらうきっかけになるような質問を一つだけ尋ねるとすれば、『主夫(の暮らし)ってどうですか(どのような感じですか)?』辺りが一番かもしれませんね。この What is it like being a stay-at-home dad?という質問は、まさしく、そう尋ねている文章です。
likeは【~が好き】という意味で馴染みがある単語ですが、もう一つ、【~みたい(~な感じ)】という意味でも良く使われます。
そのどちらの意味で使われているのか、見分ける方法は、【~が好き】という意味で使われるlikeは、それ自体が《動詞》ですので、主語のすぐあとに来ます。
※疑問文の場合は、動詞の疑問文のルールに合わせます。(doやdoes、didなどとともに使います)
【~みたい】という意味で使われる場合は、be動詞(またはbe動詞と似た性質を持つ単語、becomeやlookなど)と使われます。
例えば、
What does he like?とWhat is he like?
気を抜くと、うっかり同じように思えてしまうかもしれませんが、Whatの後をよく見ると、前者は does で 後者はisという大きな違いがあります。
does があるということは、前者のlikeは動詞で【彼は何が好きですか】、後者は、be動詞(is)と使われていますので【彼はどんな感じですか?(=彼はどのような人ですか)】と尋ねています。
従って、What does he like?と尋ねられたら、”彼の好きなもの”に関して、What is he like?と尋ねられたら、”彼がどんな人か”に関して答えます。
ここで問題です。
What's your teacher like? と言われたら、何を答えたらいいでしょうか?
What の後を観察すると、doesもdidも登場せず、isが使われています。
ということは. . .
He/She is strict. など、その先生が”どんな先生か”について答えるといいです。
このlikeを使った表現は人に関してだけに限らず、先に紹介した抽象的な事柄に関しても使われます。
上級のテキストとして使用しているthe Helpという小説があるのですが、その小説の中にも、このlikeが使われている一文がありましたので、ご紹介します。
主人公たちが暮らしているミシシッピーの気温に関して、いかに暑いかをメイド(the help)のMinnyと彼女の雇い主であるCelia が話しているシーンからの引用です♪
I said, "Hottest day in June history. A hundred and four outside."
And she said, "Do you have air-conditioning? Thank goodness we have it here cause I grew up without it and I know what it's like being hot."
※太字にした部分が今回紹介したlikeが使われている部分です。
※※ I said と言っているのがMinny(黒人のメイドさん)、She saidのところが彼女の雇い主のCeliaの発言です。
話の内容を意訳すると
"Hottest day in June history. A hundred and four outside." (6月でこんなに暑いなんて、今までなかったです。外は104度(華氏)もありますよ。)
"Do you have air-conditioning? Thank goodness we have it here cause I grew up without it and I know what it's like being hot."
(あなたの家にはエアコンはあるの?この家にはエアコンがあってよかったわ。私は、エアコンのない家で育ったから、暑いっていうことがどういうことか知っているから。)
こちらの小説、アメリカの人種問題が、the helpと呼ばれた黒人のメイドさんたちの目を通して描かれている作品で、なかなか読み応えがあります。
数年前に映画になって、一時期すごく話題になった本ですが、それぞれの人物の心情や出来事、抱えている問題などが、巧みな表現でよく描かれています。Black Lives Matter.と叫ばれる今、アメリカの人種問題の歴史の一端に触れる読み物としてもお勧めの一冊です。
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英会話スクール English and Beyond のホームページは、こちらEnglish and Beyond
体験レッスン受付中♪ 語学は積み重ねが大事です。レッスンで使用する洋書等は、レベル毎に調整してお取り組み頂いています。
この間、レッスンで使用したテキストに、"What's it like being a stay-at-home dad?"という一文がありました。
この質問を投げかけられた、3人の”主夫(= stay-at-home dad)”の方が、主夫になったきっかけや日々の暮らしについて答えているインタビューに関する練習問題だったのですが、What’s it like being a stay-at-home dad?とは、どのような意味でしょうか。
主夫の人に、自分の暮らしについて話してもらうきっかけになるような質問を一つだけ尋ねるとすれば、『主夫(の暮らし)ってどうですか(どのような感じですか)?』辺りが一番かもしれませんね。この What is it like being a stay-at-home dad?という質問は、まさしく、そう尋ねている文章です。
likeは【~が好き】という意味で馴染みがある単語ですが、もう一つ、【~みたい(~な感じ)】という意味でも良く使われます。
そのどちらの意味で使われているのか、見分ける方法は、【~が好き】という意味で使われるlikeは、それ自体が《動詞》ですので、主語のすぐあとに来ます。
※疑問文の場合は、動詞の疑問文のルールに合わせます。(doやdoes、didなどとともに使います)
【~みたい】という意味で使われる場合は、be動詞(またはbe動詞と似た性質を持つ単語、becomeやlookなど)と使われます。
例えば、
What does he like?とWhat is he like?
気を抜くと、うっかり同じように思えてしまうかもしれませんが、Whatの後をよく見ると、前者は does で 後者はisという大きな違いがあります。
does があるということは、前者のlikeは動詞で【彼は何が好きですか】、後者は、be動詞(is)と使われていますので【彼はどんな感じですか?(=彼はどのような人ですか)】と尋ねています。
従って、What does he like?と尋ねられたら、”彼の好きなもの”に関して、What is he like?と尋ねられたら、”彼がどんな人か”に関して答えます。
ここで問題です。
What's your teacher like? と言われたら、何を答えたらいいでしょうか?
What の後を観察すると、doesもdidも登場せず、isが使われています。
ということは. . .
He/She is strict. など、その先生が”どんな先生か”について答えるといいです。
このlikeを使った表現は人に関してだけに限らず、先に紹介した抽象的な事柄に関しても使われます。
上級のテキストとして使用しているthe Helpという小説があるのですが、その小説の中にも、このlikeが使われている一文がありましたので、ご紹介します。
主人公たちが暮らしているミシシッピーの気温に関して、いかに暑いかをメイド(the help)のMinnyと彼女の雇い主であるCelia が話しているシーンからの引用です♪
I said, "Hottest day in June history. A hundred and four outside."
And she said, "Do you have air-conditioning? Thank goodness we have it here cause I grew up without it and I know what it's like being hot."
※太字にした部分が今回紹介したlikeが使われている部分です。
※※ I said と言っているのがMinny(黒人のメイドさん)、She saidのところが彼女の雇い主のCeliaの発言です。
話の内容を意訳すると
"Hottest day in June history. A hundred and four outside." (6月でこんなに暑いなんて、今までなかったです。外は104度(華氏)もありますよ。)
"Do you have air-conditioning? Thank goodness we have it here cause I grew up without it and I know what it's like being hot."
(あなたの家にはエアコンはあるの?この家にはエアコンがあってよかったわ。私は、エアコンのない家で育ったから、暑いっていうことがどういうことか知っているから。)
こちらの小説、アメリカの人種問題が、the helpと呼ばれた黒人のメイドさんたちの目を通して描かれている作品で、なかなか読み応えがあります。
数年前に映画になって、一時期すごく話題になった本ですが、それぞれの人物の心情や出来事、抱えている問題などが、巧みな表現でよく描かれています。Black Lives Matter.と叫ばれる今、アメリカの人種問題の歴史の一端に触れる読み物としてもお勧めの一冊です。
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