洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

単語の意味、カギは文の流れです!⑭ I always cook with wine.(~料理に関する英語~ Reader's Digest より)

2021年03月06日 | 洋書の読み方
みなさん、こんにちは!英語の勉強は進んでいますか?

気が付けば、今年も椿の季節がやってきました。写真は英会話教室English and Beyond の入口にあるお花です。毎年この季節にきれいな花を咲かせて楽しませてくれているのですが、気のせいか、今年はいつもより沢山咲いている気がします。

さて、今回は、当ブログでお馴染み Reader's Digest のQuotes(クオーツ:引用)コーナーから、コメディアンのW.C. Fieldさんが残した有名な言葉をご紹介します♪

それでは、さっそく、引用から♪ 

I always cook with wine. Sometimes I even add it to the food. -W.C. Fields-


こちら、どんなことを伝えている文章でしょうか。

私は、これを読んで、思わず、「そっちかー!」となりました。

その理由をお伝えする前に、まずは、出だしの、I always cook with wine. に関して、

cook with ~ のwith には、【道具】や【食材】が後に続いて「~を使って」という意味になります。

ここでは、cook with wine とありますので、「ワインを使って料理する」という意味になるのかな?と思いながら読み進めていきます。ですが、この文章には続きがあります。そのため、英文読解の鉄則!英語の意味のカギを握っている文脈のことを忘れずに、"こんな意味かな~"とふわっと思いながら、続きに目をやります。

すると、続いて見えてくるのが、Sometimes I even add it to the food. です。addは「加える」という意味が基本です。


え??ということは. . . ?!


この引用の特徴は、後半の文章で、食事にワインを入れることが特筆されていることです。
前の文章のcook with wineに登場するwith を、ワインを調味料として使うことだなと決めて読んでしまうと、前半も後半も料理にワインを入れると言っていることになります。
しかも、そうすると、even(意味:さえ)があることが妙なことになります。「時々それ(ワイン)を料理に入れさえもするんだよ」と言っている、ということは、前半の文章は、”料理に使う”という意味じゃないのかな?と受け取るほうが自然です。

ここで思い出していただきたいのが、withが持っている忘れてはいけない大切な役割、【~と一緒に、~を持って、~しながら】という様態や付帯状況を示す意味です。
実は、前半の文章に登場するwithは、今回は「ワインを飲みながら」という意味で使われていました。

そのことを念頭に置きつつ、再度全文をご覧ください♪


I always cook with wine. Sometimes I even add it to the food. -W.C. Fields-


(いつもワインを飲みながら料理するんだ。時々、それ(ワインを)料理に入れさえもするんだ。)


通常、cook with (食材・ドリンク)と並んでいたら、それを使って料理すると理解するのが一般的です。ですので、続きの文を読んだとき、思わず「そっちかー!」と突っ込んでしまいそうになりました。

さすが、有名なコメディアンの方が残した言葉とあって、文の流れで、後半の文章がオチになっているのがすごく面白いです



☆今回のお勧め表現☆

・cook with ~ ≒  make with ~ の基本の表現
【~を使って料理する(作る)、~で料理する(作る)】


・I cook chicken with lemon juice. (lemon juice: レモン汁)

・I cook Chinese food with pork. 

・I cook rice with chestnuts. (chestnuts :栗 -複数形- 読み方:チェスナッツ)

・I cook pork with ginger. (ginger:ショウガ)

・I cook cucumbers with salt. (cucumber : きゅうり)

・I make gyoza with Chinese cabbage and minced pork. (Chinese cabbage :白菜、minced pork :豚ミンチ )

・I make miso soup with a lot of vegetables.

・I make fried rice with eggs and green onions. (green onions :青ネギ、spring onions とも言います)

などなど色々使えます。

※cookのほうは、食材はもちろんのこと、味付け(調味料)に何を使うかなど、make のほうは、具体的な料理や食べ物を何で作るかと言う時に、より使えます。





ジョークにもstay home的なネタが入ってきました。今回の引用は、少し前の号からご紹介しましたが、また最新号からも色々ご紹介できたらと思います。

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単語の意味、カギは文の流れです!⑬ それを言われたら・・・(デンタルフロスの話  ~ジョークに学ぶ英語~ Reader's Digest より)

2020年10月16日 | 洋書の読み方
みなさん、こんにちは。

突然ですが、

Do you like to see a dentist? How do you keep your teeth clean? Do you like to brush and floss your teeth?
I don't go to see a dentist very often, but I like brushing and flossing my teeth.

今回は、当ブログでお馴染み、The Reader's Digest のジョークのコーナーより、デンタルフロスの話をご紹介します。

それでは、さっそく引用から♪(まずは辞書なしで、知っている単語と【デンタルフロスの話】というヒントを大事にしながらお読み下さい)

FLOSSING MY TEETH is a giant pain. But the dentist insists upon it.

"It's just so hard to reach some of my teeth," I complained on a recent visit.

"Let's compromise," he offered. "Just floss the teeth you want to keep."

-Denise Mcconkey-

今回のお話は、歯医者さんとその患者さんの会話がポイントです。(このジョークの投稿者のお名前はDenise Mcconkeyさんです)

painは一般的には「ペイン=痛み」のことですが、この単語には、a person or thing that is very annoying(オックスフォード現代英英辞典)という意味もあります。
(annoying≒making someone a little angry)

ですので、一番初めのFlossing my teeth is a giant pain. は、フロスする時の痛みの話だけではなく、面倒くささ、大変さ、も含んでいる文章だと思います。
そして、そのpain前にgiant(ジャイアント)と付いていますので、どのくらいの痛み(大変さ)かというと、すごく大きな痛み(大変さ)です。
この2つの単語を合わせて考えますと、この方、自分の歯をフロスで手入れすることに対して、良いと思っているか悪いと思っているか、どちらかというと、悪い方、それも結構な具合で嫌なことだと思ってそうです。

それに対して、歯医者さんの、デンタルフロスに対する意見は、どうでしょうか。
続きの文の出だしにButとありますので、どうやら反対の意見が予想されます。
さらには、insist (インシスト=主張する)とありますので、絶対にしなければならないよ!という立場のようです。

さて、この流れで、今回、意味を想像して頂きたい単語が、後半に出てくる"compromise" です。

ここから後半です。

フロスをできればしたくないと思っている主人公、最近の歯医者の受診時、歯医者さんに向かって、"It's just so hard to reach some of my teeth."と苦情を言いました。
それを聞いた歯医者さんの返答が、"Let's compromise," "Just floss the teeth you want to keep."

英文を読解する時には、それぞれの立場に立って想像することが大事です。

患者さんから「フロスは、なかなか手が届かない歯があって、すごく痛し、面倒だから、嫌なんです」と言われたら、自分が歯医者さんの立場だったらどう言うか?という観点から推測します。

すると、


「それなら、もうフロスは、しなくていいですよ」


とは、おそらく言わないですね。

かといって、これまで何度もフロスの重要性について伝えてきたとあれば、どうしたらしてもらえるようになるか、次の手を考えるかもしれません。

果たして、この歯医者さんが出した答えが、本当は全部の歯にフロスして欲しいけれど、そこまで痛くて大変なら "Just floss the teeth you want to keep."(残したい歯だけフロスして下さい)というものでした。

間の、"Let's compromise"はどういう意味か?

流れから、「それなら、こうしましょう」とお互いの折衷案を出していると想像ができますね!


推測通り、compromiseは【妥協する】という意味を持つ単語です。

Just floss the teeth you want to keep.と言われたら、全部しないわけにはいかない気がしますね。
この患者さんも、これを聞いて、まさかそんな風に切り返されるとは!と思ったのではないかな?と思います。

健康を維持するためには、毎日の歯磨きも大事みたいですね




英会話教室English and Beyondでは、VRを使った最新の痛みケアについての記事や、Reader’sDidgestの最新の記事を使ったレッスンも行っています。
その際、歯医者さんにまつわる質問などもお聞きして、生徒の皆さんに、自分の英語で表現する練習を沢山行って頂いています。


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単語の意味、カギは文の流れです!⑫ 魚釣りだけじゃありません。"Can I go fishing?"  新課題本 PIE by Sarah Weeksより

2020年01月21日 | 洋書の読み方
みなさん、こんにちは!今回は新課題本、PIE (Sarah Weeks著) より、 go fishing を使った表現と英文読解のコツをご紹介します。

ここから引用です♪と、その前に、このお話のあらすじを少し。

主人公Aliceにはパイ作り名人のおばさん(Aliceのお母さんの姉妹)のPollyおばさん(Aunt Polly)がいました。Aunt PollyとAunt Pollyの作るパイが大好きで、Aliceは小さな頃からAunt Pollyのもとを訪ねて行ってはパイ作りの手伝いをしながらAunt Pollyと色々なことについておしゃべりをして過ごしていました。その、Aunt Polly, 突然若くして亡くなってしまうのですが、Pollyのパイ(特にパイ生地)のレシピを求めて、色々な事件が巻き起こります。今回は、 Aunt Pollyが突然いなくなってしまったその後にAliceが昔を思い出しているシーンからの引用です。
まずは、辞書なしで、前後の流れを大切に、途中に登場する"Can I go fishing?"がどのような意味になるか想像しながらお読みください。

-----------------------------
She recalled a time she'd stopped by the pie shop on her way home from school one day and found her aunt squeezing lemons for a batch of lemon chess pies.

"Can I go fishing?" asked Alice, happily hopping up on the red stool.

Polly finished squeezing the last of the lemons and passed the bowl to Alice. Then she handed her a fork.

"Fish away," she told her.

"Mom says you could be a millionaire if you wanted to be," Alice said as she began to fish out the slippery white lemon seeds with the fork and drop them into the little dish her aunt had placed on the counter beside her.

----------------------------

さて、いかがでしょうか。
読みながら、 go fishing だから「釣りに行くのね!」と自動的に思って、そのまま進んでしまいそうですが、そうなると、その先の話の意味がよくわからないことになってしまいます。
英語の単語の意味の最終決定権は文脈が握っています。ですので、「釣りかな?」と思っても、もし、『Aliceも急に妙なことを言うな』と思ったら、go fishingを「釣りに出かける」と決めつけてしまわずに、先を読み進めます。すると、続きのシーンで、Aliceが何をしているか?

Aunt Polly から渡されたフォークを使って、レモンの種をすくい上げています!

she began to fish out the slippery white lemon seeds with the fork and drop them into the little dish her aunt had placed on the counter beside her.※読み取るヒントは太字の所 )
と、いうことは、 途中に出てくる”Can I go fishing?”が釣りではないことが見えてきます。

今回の英文、後ろの文章に具体的なヒントがありましたが、Aliceが訪ねて来た時にPollyが何をしていたかが描写されている部分にも実はgo fishing の意味を読みとるカギがあります。

Aliceが到着した時、Pollyは何をしていたか。 → her aunt squeezing lemons for a batch of lemon chess pies

レモンチェスパイを作るために沢山レモンを絞っていました。

そして、ここで思い出していただきたいのが、レモンを絞ったらどんなことが起こるか?
常識の範囲で考えますと、どんなことが起こるでしょうか??

そう、レモンのしぼり汁に種が混ざりますね!

パイにレモンの種が入っていたら、ちょっと食べにくいですから種はあらかじめ取り除いておいた方がいいです。
そこで、Aliceのような小さな子供でもできるお手伝いと言えば、種をすくい出すことですね。
しかも、ちょっとゲームみたいで考えようによっては楽しい作業です。

今回の引用文の途中に登場した"Can I go fishing?" 、文脈に合わせて意味をとると、Aliceは「レモンの種、すくってもいい(取り除いてもいい)?」というようなことを言っていました。

実は、fishには魚という名詞の意味、そして、動詞で使ったときには、「魚を釣る」という意味だけではなくて、「取り出す」という意味もあります。
でも、そんなこと、知らなかったとしても、文脈をしっかり観察すると、これ、もしかして「種を取る」っていう意味になるのかな?と推測が付きます。
そして、果たして、その推測通りの意味で使われていました。

知っている単語を大事に読み進めることは大事です。ですが、今回は、それ以上に大事な、文脈で意味を読み取る方法を紹介しました

ところで、fishという単語、魚釣りのイメージにあるように、『何かを引っ張り出す』というような意味もあります。

例えば、

He fished the key out of his pocket. と言えば、彼がポケットからカギを引っ張り出した様子が伝えられます。

カバンに物がたくさん入っていて、そのカバンの奥底に入っているものを取り出すためにそのカバンをごそごそしている時、その様子を描写するのに”I'm fishing.”と言ったりします。
面白いですね


今回紹介したシーンは19ページに載っています。

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単語の意味、カギは文の流れです!⑪ lose one's place とは

2019年03月30日 | 洋書の読み方
みなさん、こんにちは。
今回は当ブログでお馴染み、Reader's digest より、ちょっとかわいいエピソードと英文読書のコツをご紹介します。

今回紹介する文章は、Reader's Digest 2017年10月号の日々の暮らしの中で起きたおもしろエピソードが紹介されているページの
LORD, HELP US! (神様、助けて!)というタイトルが付いた教会での出来事にまつわる小話からの引用です。

まずは、辞書なしで、知っている単語を大切に、どんな話か想像しながらお読み下さい。

After a worship service, a mother with a fidgety seven-year-old told me how she finally got her son to sit still and be quiet. About halfway through the sermon, she leaned over and whispered, "if you're not quiet, Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again." (From gcfl.net)


さて、いかがでしょうか。
今回は、教会でのお話ということで、教会に関する特別な表現がいくつかありますので、読解の第一段階としては、7歳の男の子と一緒に来ているお母さんが何かした話だなというのが取れたらOKですが、知らない単語に気を取られてしまっていたら、「7歳の男の子」の部分は読み取りが少々難しいかもしれません。


”7歳の男の子と一緒に来ているお母さん”というのはどこでわかるか?
本文始まってすぐの文章(特に太字の部分)が手掛かりになります。

a mother with a fidgety seven-year-old told me how she finally got her son to sit still and be quiet.

もし、ここで、a とseven-year-old の間にある、fidgetyに気を取られすぎたら、その先の内容は一つも頭に入ってこないということが起こりえます。
でも、ここで、fidgetyはちょっとわからないけれど~、ま、読み進めるうちに分かるかな~という気持ちで先へ勧めたら、話の大筋が見えてきます。


この話の登場人物は?
7歳の男の子、そして、そのお母さん、そして、a mother ~ told me .....とありますので、「私」そして、そのお母さんの発言の中に登場するPastor Charltonの4人です。

「私」って誰?!となりそうですが、文の流れから、この話を投稿した人、そして、このお母さんの話を聞いた人のことだということが分かります。

Pastor Charlton が、人のことだと分かる手掛かりは、その続きの文にヒントがあります。
Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again.

Charltonさんが主語になっている文章でhis ~、his~とあるので、流れから、男性だなということが分かります。


この話の本題は?
まず、今回の話を読解する上で、一番大事な手掛かりは、『教会』での話だということです。
教会と聞いて思い出すこと、私もそこまで詳しい方ではありませんが、それでも、映画を見たり、何かしらの情報番組などを見たりして、教会で行われそうなことについて大まかな知識はあります。そこから考えて、小さい子供と一緒にお母さんが参加して、ちょっと心配になりそうなこと、起こりそうなことを想像すると、牧師さんがお話する時に、子供がじっと座っておとなしく牧師さんの話を聞いてくれるかどうかだと思います。今回のお話はその場面にまつわるちょっとかわいいオチがあるエピソードです。

そして、牧師さんのお話の時に、小さい子がどんな状態になるかが書かれているのが先ほど飛ばしたfidgety*という単語です。
ロングマン英英辞典の定義では、fidgety : unable to stay still, especially because of being bored or nervous ( 特にbeing bored もしくはnervousなために、stay still できないこと)、そして、同義語はrestless(←rest(休憩、ゆっくりしている状態)がless(ないこと)
これは、教会だけの話ではなく、誰かが長く話をするという状況であれば他の場合(お寺でのお坊さんの話や学校の集会で先生が話すときなど)にもあてはまりますね。
子供にとっては少し難しい話だったりすると思いますので、長くなると‟そわそわ”してしまいます。

でも、それをそのままにすると、牧師さんに失礼ですし、他の人にも迷惑をかけてしまうかもしれない、ということで、このお母さん、なかなかの妙案を思いつきました!
それが、最後の"if you're not quiet, Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again."のところです。

ここで、今回のタイトルに出しました、lose one's place が出てきます。lose one's placeだから、lose (失う)his(彼の)place (場所)だから、
私ははじめ読みかけた時、え、職を失うの?!と一瞬思い、でも、その続きの and will have to start his sermon all over againというのを読んで、なるほど~!と思いました。あいだの単語を全部すっ飛ばしたとしても、start とagainで、”また始める”、そこから状況も併せて想像すると見えてくると思います。そこに、さらに子供がじっとしとかなきゃ!!と思える要素を加えたのが、start ~all over again (全部初めからやり直す)です。
私は、そこまで読んで、lose one's placeは、‟どこまで話したか忘れる”ことだ!と意味がピシッと整いました。
単語(または熟語の意味)の最終決定権(?!)は文脈にあり!です。


☆豆知識☆
教会にまつわる今回のお話より、教会に関係する表現として今後の参考に知っていたら、より理解が深まる表現

the worship service :礼拝
pastor : 牧師さん (宗派によって牧師さんを表す言葉は他にも色々あります。興味のある方は辞書を参照して下さい。)
sermon:説教 =a talk on a moral or religious subject, usually given by a religious leader during a service (オックスフォード現代英英辞典より)


それでは以上のことを参考にもう一度引用文をお楽しみ下さい♪


After a worship service, a mother with a fidgety seven-year-old told me how she finally got her son to sit still and be quiet. About halfway through the sermon, she leaned over and whispered, "if you're not quiet, Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again." (From gcfl.net)


(礼拝の後、そわそわしていた7歳の子を持つある母親が、彼女の息子を、やっと、どのようにして牧師さんのお説教の間、じっと座って静かにしていさせるとこができたかを私に教えてくれました。
説教の中盤で、彼女は子供に身を寄せて、そっと、「静かにしていないと、Charlton牧師はどこまで話したかわからなくなって、また初めからお説教をやり直さないといけなくなりますよ」とささやいたそうです。)


お母さんの話を聞いて、この7歳の男の子が、え!!また、このお話が初めからやり直される?!それは困る!!と頑張って静かにじっと座る様子が目に浮かんで、かわいいなぁと思うお話でした


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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*fidgety
当校でfidgetingに関する記事を読まれた生徒さんは、もしかして?!と思われたかもしれませんね



映画も、ドラマもいいですが、読書が一番お勧めです!
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単語の意味、カギは文の流れです!⑩いつでも1つの意味に当てはまるとは限りません!

2017年09月16日 | 洋書の読み方
みなさん、こんにちは。
今回は1001 little BEAUTY MIRACLES by Esme Floydより、使える英語表現をご紹介します。


では、さっそく引用から♪
今回は1001個紹介されている美しくなるためのちょっとした秘訣のうち、26番目に紹介されていた秘訣です。
まずは、知っている単語を大切にして、辞書なしでお読みください。



26. PLEASE WASH YOUR HANDS

Make sure your hands are clean before you touch your face.
When applying the foundation, use a sponge or brush to give a velvety look.



いかかでしょう。今回は、いつもより、より馴染みのある単語が多い文章ではないかなと思います。

出だしの、make sure と途中のfoundation、applying、最後のvelvety lookが、気になるかもしれませんが、
それを飛ばして読んだとしても、この文章で伝えたいことは、8割方読み取れると思います。


ざっくり訳してみますと、この文章が伝えたいことは要するに

【顔を触る時には手は清潔に!ファンデーションの時には、スポンジかブラシを使って】ということですね。


カタカナも交えて、もう少し細かく訳すと、

【顔を触る時には手は清潔に!ファンデーションをアプライする時には、スポンジかブラシを使って、ベルベッティなルック(見た目)を与えるために】となります。

もう少し、細かく意味を拾っていくと、
後半の文章に登場していたfoundation、そのまま読めたら、そのままの意味で日本語に通じるもの、化粧のファンデーションのことでした。

最後にある、ベルベッティな見た目って??

こちらも、実は、ベルベッティとそのまま読んで、似た単語のベルベット(日本語で言う所のベロア:ベッチンに似たなめらかな素材)を思い出せたら、そして、『ここではファンデーションの話』だということを忘れずにいたら、どんな見た目か大体想像がつくと思います。
ベロアのような見た目ということは、ボコボコしたり、よれたりしていない、スーッと滑らかに見える肌のことです。


最後に、途中に出てくるapplyingの意味をあえて残していましたが、
この”アプライ”、どのように訳したらいいか。

TOEICの勉強を一生懸命頑張られた方は、単語だけを見て
apply、知ってる!!『申し込む』だ!!と思われるかもしれませんが、
『ファンデーションに申し込む時には』とすると何だか変ですね(><;)

それもそのはず、applyは、いつでも「申し込む」という意味で使われるわけではありません!

何だか日本語は変だけど、「申し込む」って習ったし、その意味で暗記しているし、
ま、いいか、となっては、絶対にいけません!

何かがおかしいと思ったら、もう一度、立ち止まって文脈を見ること、前後をしっかり観察すること!!

そうしたら、ファンデーション、スポンジとかブラシを使って、と書いてある、、、
ということは、もしかして、このapplyって・・・・・『塗る』の意味で使われている???と、
うっすらと気付くはずです。

英語を読む時には、この、前後からうっすらと意味を読み取る感覚を磨くことが大事です。


英単語の意味は、あって、ないようなもの、その単語が持つ核となるイメージがあって、
文脈がその単語の意味の最終決定権を持っています


果たして、この文章で、applyは、文脈で浮かび上がった「塗る」という意味で使われていました。


後半の部分、その意味も含めて意訳すると、
【ファンデーションを塗る時は、スポンジかブラシを使うと、滑らかな肌に見えるようになるよ】という感じですね。



知っている単語でも、文脈で意味を取った時に何だか変と感じたら
もしかしたらその単語が持つ、また別の意味で使われているかもしれません。
その前後をよく観察して文脈で意味を取るようにしていくと、
その単語の新たな意味が知れたり、また新しい語彙が増えたりと、英語力UPにつながります。


出だしのmake sureの意味にあまり触れずにいましたが、
この表現も英語でよく使われる言い回しですので、最後に少し活用法をご紹介します♪

一見難しそうですが、make sureのあとに【主語】と【動詞】を続けるだけで、
《【主語】が【動詞】であることを確実にする》という意味の文章を作ることが出来ます。

ここでは、次のような使われ方でした。
Make sure your hands are clean before you touch your face.
訳は「顔を触る前に、手が清潔であることを確実にする。」つまり、「手を必ずきれいにしておく。」という感じです。


少し活用してみます☆

「ドアにカギを掛けることを確実にする」「必ずドアにカギを掛ける」
Make sure you lock the door.


「必ずそれを金庫に保管して」
Make sure you keep it in the safe.


「必ず野菜も食べるように」
Make sure you eat vegetables, too.


「毎日必ず(確実に)15分運動するようにする」
Make sure you do exercise for fifteen minutes every day.


「必ず、彼に変更を伝えて下さい」
Make sure you tell him the change.


などなど、他にも沢山活用できます。



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