こんにちは!
この一カ月またまたレッスン準備に追われてしまい
なかなかブログを更新できずにいましたが、
みなさん、いかがお過ごしでしたか。
久しぶりに更新できる!ということで何をお伝えしようか迷いましたが、
ゆっくり(すぎる!)ハリーポッターシリーズの第4弾をお届けします。
今回は、Harry Potter and the Philosopher's Stone (by J.K. ROWLING)、
Privet Driveに現れたAlbus Dumbledore(アルバス・ダンブルドア)の紹介部分にあった表現よりご紹介します。
~Privet Drive(プリベット通り)に住む人々が寝静まった後、
通りにある一人の男の人が現れたことが書かれた文の続きの文章です~
He was tall, thin and very old, judging by the silver of his hair and beard,
which were both long enough to tuck into his belt.
突然ですが、ハリーポッター読書を一緒に取り組んでいる生徒さんより、
このjudging byはどこに付けて訳せばいいですか?とご質問があり、
そう言われて、よく考えて見たら なるほど!面白いと思い、
今回の表現に選びました。
まず、He was tall, thin and very old の部分ですが、
この部分、oldの後にピリオドを付けて文章を終了しても完璧に意味が通る形になっていますね。
そのような文の続きに、コンマ(,)を付けて続きに動詞のingの形を持ってくると
~ingの部分の続きから訳して「~しながら、~して、~すると」などと追加の説明ができるようになります。
judging 元に戻すと judge は「判定する、判断する」というような意味を持つ単語ですね。
そしてその後のbyは何を元にして判定または判断するのかという基準を表す表現です。
そしてその判断基準が関わる可能性のある語としては前の文の
tall 、thin 、very old の3つですね。
そんなの見たらわかるよ!というみなさんはそれでいいと思います。
でも、もし、どれだろう?と思う方がいましたら、
この3つ、よく見てみてください。
よく見ると、一つだけ種類の違う単語がありますね!
そう、very oldです。
年齢をはっきり言われない限り、very old なのかどうかは厳密にはわかりません。
でも、他の二つ、tall (背が高い)とthin(痩せている)は見てすぐ事実を伝えられますね!
ということで、このjudging by ~の表現は年齢の描写のところに掛けて訳すと
ちょうどいいことになります。
ちなみにthe silver of his hair and beardのsilverは白髪を表す英語です。
beardは「ひげ」のこと。
白髪は、日本語と同じようにwhiteを使って表すこともできますが、
silverもよく使われますので覚えておくと便利です。
そして、beardの後に続く " ・・・,which were both long enough to tuck into his belt.
の部分はwhichのすぐ前にある髪と髭の説明です。
この部分を訳すと「そしてそれらは両方ともベルトにはさめるくらい長かった」といったところでしょうか。
想像すると両方ともものすごく長いですね!
tuck は「押し込む、はさみ込む」というような意味を持つ単語で
tuck in your shirt と言うと 「シャツをズボンに入れる」という意味になります。
今回ご紹介したjudging by が入った表現は「英語ってやっぱり面白い!」そう感じる文章でした。
judge by~を使った表現は他にもお勧めがあります。
次回はそれをご紹介します。
お楽しみに♪