パリの朝・出勤風景

2015-03-13 08:00:00 | 写真
モンマルトルの丘に登る途上7:50分ごろと、

ルーブル美術館前の通り8:30分ごろの風景。

日本となんの変わりもない光景が繰り広げられているが、

東京駅の雑踏や、新宿駅の騒然とした出勤風景とは少し違っている。

もっとも私の言う両駅の光景は、ざっと45年ほど前のことなので、現在には当てはまらないかもしれない。

朝の風景に限らずパリでは非常に驚くべきことが毎日常にくりかえされている。

3枚目の写真にその答えがでている。

モンマルトルの少し雑然とした街並み。

東京のように清潔で整ってはいない。思い思いのファッションで坂を大股で降りてくる。



中には、犬の散歩中の方もいる。

犬と言えば、パリでは猫は見かけなかった。

その代り犬は嫌というほどあるっていた。

犬の「うんこ」も沢山あって道の真ん中は前を向いて顔を上げて歩けるが、

道の端は、下を向いて用心深く歩かないと、犬の「うんこ」を踏んで、滑ってころりになってしまう。

パリジャン、パリジェンヌが顔をまっすぐあげて道の真ん中を颯爽と歩く理由が解った。



さて問題の3枚目の写真。

この映像の中にパリの秘密が隠されている。

ちょっと大げさだが、初めてパリを歩くとたいていの日本人は驚くと思う。

答えは、横断歩道は信号が赤でも車がこなければどんどん渡る。である。

この写真で横断歩道に居る人間は既に車道に出ている。

これは車道側の信号が赤になったからではなく、左からくる車が途切れたから

右からくる車の途切れるタイミングを計っているところなのです。

車がこないと見るや一斉にわたっていきます。

私の見たところ渡れないのは日本人のわたしだけでした。

中国人は、渡っては危険な凱旋門の通りを、警察官の制止を振り切って大勢で押し渡っていきました。

「赤信号みんなで渡れば怖くない」は外国語だったんだと認識しました。

結局一度も赤信号の横断歩道を渡ることはできなかった。



この上の写真私は好きです。慌てず、騒がず。泰然自若

それとも遅刻確実で途方にくれているのか、朝のパリの街でちょっとほっとした風景でした。

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