以前にも、一部投稿しましたが、偶然とは怖いものです。
またその偶然を誘発する、引き金もまた信じられないラッキーが付随しているものです。
写真は、巡り合わせと、偶然と、シャッターを押すタイミング、決断だと思っています。
しかしそこには思わぬ偶然が写り込んでいるものです。
以前母親が逗子市に住んでいて、有名な「お化けトンネル」を撮ってみようと思っていました。
草木も眠る丑三つ時に敢行しようと、狙っていたのですが、ついぞ機会がありませんでした。
この企画は、実は53年前に、撮影こそしていませんでしたが、真夜中にやってみました。
午前2時に下り線のトンネルに徒歩で入り、2時30分には上り線のトンネルを出ました。
結果は、期待外れ(たり前なのですが)幽霊は出ませんでした。
幽霊といえば、昨年50年ぶりに学生寮の同窓会に出席したのですが、その席で、飲んだ勢いで行ったのか定かではありませんが(肝試しだったようです)墓場の話で盛り上がりました。
私は何しろ古い話なので、曖昧模糊としたところがあったり思い込みがあったりで、話としては虚々実々と言うように思っていたのですが、同窓会で話した結果
私の記憶は確かなものであったことが証明されました。
雨がそぼ降る真夜中、墓場は少し離れているところにあったのですが、出かけてゆきました。
墓場に着くと、墓石の前で傘をさしてかがみこんでいる女性がいました(午前2時過ぎ)ゆっくりと立ち上がり、スーと西方向に動き始めました。
我々、バカどもは、恐怖で動けず、動けず...........................
女性ですから、若い男ばかり4−5人が近づけば普通なら声を上げ、助けを求めると思うのですが、助けを求めたかったのは、我々。
しばらく口も聞けなほどでした、女性は一言も声を発することなく暗闇に消えてゆきました。
同窓会での結論。
あの事件は、「まごうことなく、幽霊だった間違いない」
さてさて、話はとんでもない方向にそれてしまいました。
「何が起きたのか!」
何にも考えずに下の写真4枚をみてください。
答えは写真の後に書きます。
場所は、パリのサン・ジェルマン・デ・プレ通りです。
1−3枚に女性の後ろに、トレンチコートのポケットに手を突っ込んだ男性が写っています。
4枚目の写真の男性、よく見ると1−3と、同じ男性です。
なんでコートをきちっと着直したのか、なんでサングラスをかけたのか、なんでこの場所でポーズを取ったのか?
顔つきも変わっています。
謎だらけですが、このポーズは、この一瞬だけでした。
この写真を撮った瞬間は、記憶に残っていません。
後から見て、「いいじゃん!」と思いました。
その後しばらく経ってから1−3を発見しました。
偶然撮っていたんだな、不思議なものだなと、思いました。
なおこの場所は、地図で確認できます。google mapに「buci news」と打ち込み、一番上の項目をクリックしてストリートビューをドラッグ&ドロップしてぐるっと180度まわると
この場所です。