「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

Jリーグ、今年の最大の関心は川崎FのV3への挑戦

2022年09月24日 20時33分13秒 | Jリーグ・三大タイトル
カタールW杯の今年、Jリーグにも期待がある。最大の関心は川崎FのV3への挑戦だ。Jリーグ30年の歴史の中でV3を達成しているのは鹿島ただ一つ。

その鹿島は、三大タイトル獲得数でも他を圧倒しており、まさに、ここ30年での王者だ。
当フォーラムの最大の関心は、その鹿島に並び立つ実績をあげるクラブはどこになるのかという点だ。

川崎Fに関心を寄せているのは、今回V3を達成することによって、鹿島追撃の一番手に躍り出る期待があるからだ。

まだ、これまでの三大タイトル獲得数では、鹿島の19個、G大阪の8、ヴ川崎と横浜Mそして浦和の7には及ばないもののリーグチャンピオンは、鹿島の8に続いて、今回V3を果たせば5となり、4で並んでいた横浜Mを抜いて単独2位になる。

逆に横浜Mが川崎FのV3を阻止すれば、横浜Mが5となり単独2位になる。今年はその意味でも目が離せない。

私が川崎Fに関心を持つのは、過去の優勝がすべて鬼木監督のもとで持たらされた点にある。鹿島もタイトルを積みあげた時はトニーニョ・セレーゾ、オズワルド・オリベイラという長期にわたって務めた監督の時である。

やはりクラブがぶれないで監督を信頼して任せる風土がなければ、強いクラブは作れない。その意味で、川崎Fは、鬼木監督のもとでV3を達成してもらいたいし、そうすれば、それを花道に鬼木監督には次の道が待っていると思う。

問題は、ポスト鬼木ということになる。かつて風間八宏監督のもとで超高速バス回しの魅惑の攻撃サッカーを構築したあと、鬼木監督が盤石の守りを固め、川崎Fサッカーが完成形をみたが、果たして、それを引き継げる後継者がいるのかどうか。

あるいは川崎Fが内部昇格では強いクラブを維持するのは難しいと考えて外国人監督に頼るのかどうか、そこにも関心がある。

20年前、鹿島と覇を競い合った磐田が、2003年の天皇杯以降、わずか1個しかタイトルを積み上げられずJ2との昇降を繰り返すクラブになってしまったことを思うと、長きにわたり強いクラブを維持し続けることの難しさをつくづく思い知らされる。

川崎Fには、何としてもクラブが構築したサッカーを引き継いで、ぶれない監督のもとで、鹿島追撃の一番手になって欲しい。
そう願って、残るシーズンを見守りたい。

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