1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

追わねば何も得られんが、二兎追う者は一兎をも得ず、も確か。(写真は仕事帰りに京都四条河原町福寿園にて女房殿と) 868話目

2017-05-31 07:15:18 | 法話
‪高校講演で生徒に「社会に出ると様々な場面で右か左か選択を迫られる事が。まあ基本的に迷う時はどちらでもいいから迷ってる事が多い。寿司が食べたかったら迷わず寿司屋へ行くべよ。『選ばなかった方に理があったら悔しい』の欲が心を迷わす。諺に『取らぬ狸の皮算用』と。まず過度の欲は捨てろ」と。‬

西郷隆盛公は『子孫の為に財を残さず』と。ある意味、それは真理かも。(写真は真言宗総本山金剛峯寺) 867話目

2017-05-30 12:39:16 | 法話
‪財産問題勃発家族が法要に。「一休さんが『拝借申す四大五蘊(体)、お返し申す今月今日』と。百年経てば現存する人の命は全て入れ替わっとる。積み上げた財産も領地も家族も、自分の物だったらあの世に持っても逝けようが、じゃないからこの世に。ならその財、如何に後世に残すかが大事」と法話で。‬

家庭でも、社会でも「講釈言い、文句言いは動かん」と相場は決まっとる。(写真は昨日、女房殿と夜の高野山奥の院へ) 866話目

2017-05-29 06:55:27 | 法話
‪子は何人いても親の世話するは。後は近寄りもせず外野から無責任な事を。人の大半は楽な方を選ぶ。先日檀家の孫が「叔父が『墓の花が枯れとったぞ』と鬼の首でも取ったかの様に」と怒りを。「夏場は数日経てば枯れるを知る人はそんな文句は。常日頃のわが所業を自ら露見してるに同じ。気にするな」と。

何にしても人間は『自分がした事、やった事だけが結果』かな。 865話目

2017-05-28 08:23:57 | 法話
‪お寺でも女性陣の話題はダイエットが中心。「空気や水でも肥えるのよね」の会話に主人達が「何だかんだ言いながら、やっぱ食いよる。体は正直や。鯖缶食べたら痩せると情報番組で出た途端、即購入や。『何や、結局食べるんかい』や。台所に『ちょっと待て。その一口が豚の元』と貼っとけよ」と小声で。‬

親を反面教師として見れる子はいいが。多くは同じ道を。864話目

2017-05-27 07:41:02 | 法話
‪学校講演後17歳男子生徒が「親が離婚するだろうとは5歳くらいから薄々は。母親が家出をを繰り返していたから。親に対して明るくは振舞っていたが、家の中は針のむしろ状態。4年後にその日が。弟には『黙って親の指示に従え』と言い聞かせた。僕達は父親に引き取られる事に。将来の教訓にする」と。‬