1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 陰口を叩けるSNSで、他者(全く知らない人)の悪口や、誹謗中傷するは終わりにしよう。自分が虚しくなるだけですよ。

2025-02-26 06:50:17 | 法話

【臨時法話】   他者を誹謗中傷する様な人生を歩んで、虚しく思わないのかな。


昨今の世の中の風潮に嫌気がさしている、という若者(男性)が「住職さんの投稿法話で書かれてましたが、ほんと、昨今はSNS、週刊誌、ワイドショーと、ゴシップ記事が出る度に、その記事を鵜呑みにして、正義感を暴走させる人達があっちこっちから、湧いて出てきてますよね。突けばお金になる様な人達は、当然の事乍ら、狙われる標的になりますよね。芸能人、政治家、スポーツ選手、著名人などは狙い所です」と。対し拙僧「朝も昼も夜も夜中も、四六時中張り付かれたら、そりゃ、大なり小なり、なんか出てきますわな。深作欣二監督の映画『仁義なき戦い』で、菅原文太さんが松方弘樹さんに進言した台詞『狙われるもんより、狙うもんの方が強いんじゃ』は、真理ですもんね」と。


更に、この若者が「10年前、20年前、30年前の事まで遡って、重箱の隅を突きまくられたら、そりゃ、なんか出てきまっせ。恐らく世界中探し回っても、埃の出ない人間なんて、誰1人として存在しないでしょ。住職さんも以前、投稿法話の中で『生まれた時から、坊主をやってた訳じゃない』と、ご自身の事を書かれてましたもんね。揚げ足取りのこんな世の中を、いつまで続けるつもりなんでしょうね」と。「ゴシップ記事に飢えてるのかな。人は誰かを犠牲にする事で、自分の心を楽にするという性質を、大なり小なり持ってるからね。14世紀、欧州で猛威を奮ったペスト(歴史上の最大拡大は3回、通常パンデミックは500回以上)も、黒猫のせいだ、と虐殺して回ったが為に、天敵(猫)がいなくなった鼠(ノミを媒介、人を刺して、黒死病を発病)がペスト菌を拡散させ、当時の欧州人口の約3分の1、3000万人が感染し、その過半数が感染死したとの事だもんね」と。


返して、この若者が「そう考えたら、誰だか知らない人の書き込みを鵜呑みにして、確認もせず『そうだ、その通りだ』と決め付けて、追い込んでいく人が拡がっていく昨今の風潮も、感染病といえば、感染病かもしれませんね。誰かを生け贄(スケープゴード)にして、わが心のイライラを癒そうとするこの風潮、何とかして止めないといかんですよね。多数の犠牲者(冤罪、自殺者)を出さない内に」と、この若者が。対し拙僧「本当に悪いものは抑えにゃならんが、決め付けで、誰かがそう言ってたんだよ、を正当化して、被害が拡大していったら、世の中は無法地帯になるよね。最大感染死者を出した14世紀の欧州ペストの様に、黒猫を飼ってるだけで、魔女狩りされた女性達が多数いたそうだが、今、この国(日本)は、そんな流れ(世相)になってるもんな」と。


続けて、この若者が「渦中の人と交流があったというだけで、同じ穴の狢(むじな)の様な扱いをされている人が、何人もおられますよね。同じ穴の狢(むじな)を掘り出せば掘り出すほど、その真偽に関わらず、週刊誌を買う人が一定数出てきて、お金になりますもんね。本当に楽しいのかな、こんな世の中にして。愚痴ばかり言っても始まりませんが、多くの人達がこんなつまらない風潮に早く気付いてくれれば、もしくは、飽き飽きしてくれれば、一気に世の中の流れが変わりそうですが」と。最後に拙僧「人は『来た道(過去)』ばかりに目を向けず、これから向かっていく『行く道(夢)』の方に目を向ければ、多少は世の中の流れが違ってくるんじゃないかな、と思うが」と、この若者に。


【付録】

拙僧はこれまでに法話の本を3冊、世に出して頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳。これより先の残された時間を、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


投稿の添付写真は、わが寺の観音菩薩さんです。観音菩薩は阿弥陀如来の慈悲の現れで、苦悩する衆生(私達)を救い、喜びを与える仏さんという事。さて、今日から3日間、東京、千葉へ布教に。檀家さんが関東に数家ありますので。


次回の投稿法話は、3月1日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 人には誰しも、これだけは忘れちゃならん、という事がありますもんな。

2025-02-23 08:09:22 | 法話

【2月25日投稿分】 


37年前(当時、拙僧26歳、妻21歳)の今月(2月)22日は、拙僧の息子(長男)の誕生日でして。当時、産婦人科(北九州在院)の主治医は、全国でも指折りの名医で名が通っており、この先生でなかったら、どうなっていたことやら。19時までに産まれなかったら、母子共に命の危険が、の説明を受けての当日でした。


当日18時半過ぎ、分娩室から緊急要請があったのか、看護師さん達が数人、慌てる様に妻が出産中の分娩室へと走り込んで行きました。19時少し前でしたかね、分娩室の入り口を心配して凝視していると、そこに白い衣を着た僧侶らしき影が、スーッと分娩室の中へ入っていく姿を。『おっ、何だ、今の』と思ったその瞬間、中から『オギャー』という産声が。間もなくして分娩室から出てきた看護さん達が、目に涙を溜めた状態で拙僧の両肩を掴んで「お父さん、あなた、先生にお礼を言いなさいよ」と震え声で。しばらくして出てこられた先生に「有難うございました」とお礼を述べると、小さなため息を吐かれて「こんな出産、久し振りだったな」と苦笑いをされながら院長室へ。そんな状況と子供が生まれた喜びとで、その白い衣の僧侶の事など、すっかり忘れてしまっていましたね。


それから18年、その長男が東京の大学に旅立つ時、家内との間で長男の出産時の思い出話になりまして。家内が「パパ(拙僧)、あの時は大変だったのよ。看護師さん達が入れ替わり、立ち替わり、私の上に跨って『頑張りなさい。目を開けなさい』とお腹を何度も、何度も、押したのよね。苦しさから次第に意識が朦朧(もうろう)としてきて『私、もしかしたら、このまま死ぬのかな』と。その時、何やら気配を感じたので横に目をやると、白い衣の様な物を着たお坊様らしき人がそこに立って、私をじっと見つめていたのよ。 その瞬間、赤ちゃんが『オギャー』と。あのお坊様らしき人は、何だったのかな」と。それを聞いて拙僧、流石にたまげましたね。拙僧が出産の時に見たお坊様の話は、家内には一切話していなかったので。だけど、あのお坊様においては、間違いなく幻想でしょうね。赤ちゃんを助けてください、という夫婦の思い(以心伝心)が、白い衣のお坊様を同時に、拙僧ら夫婦の頭の中に、浮かび上がらせたんでしょうね。


何にせよ、私達家族の今現在があるは、37年前のあの日が起点でして。もしかしたら、2月22日は家内と息子の命日になっていたかもしれない日ですもんね。そうなれば、この先に生まれてくる長女(娘)にも、次男(息子)にも会う事はなく、拙僧は当時26歳でしたので、恐らく再婚して、全く別の家族形態になっていたはず。そう考えると、2月22日は私達家族においては、絶対に忘れてはならない日にて。37年経った今でも拙僧、その日は毎年、神仏、ご先祖に、御礼報謝を勤めさせて頂いております。忘れちゃならんもんは、忘れちゃならんですもんね。現在、その息子(長男)にも息子(拙僧夫婦の孫)が。長女にも2人の息子が。子供達に伴侶がいてこそ、授けてもらった孫ですもんな。そう考えると両家の親、両家の古(いにしえ)からのご先祖など、恩(感謝)を向けねばならない人達は、数多にて。ここを忘れたら、何もかんもが、わやですわな。


【付録】

拙僧はこれまでに法話の本を3冊、世に出して頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳。これより先の残された時間を、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


添付写真は、家族の原点を忘れない様に拙僧、書斎の書棚の隅に「二月二十二日」と貼り付け「初心忘るべからず」と自分に言い聞かせる為に。


次回の投稿法話は、3月1日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 誰のどんな投稿も、全てを鵜呑みにして追い込んでいく。その名も決めつけ刑事(でか)。

2025-02-21 20:44:22 | 法話

【臨時法話】


年に数度ですが「SNS内で知らない人から、喧嘩(誹謗中傷など)を吹っ掛けられた」という読者さんから、落胆(愚痴)の連絡を受ける事があります。その人達に拙僧「誹謗中傷はこれだけ世間で問題になってるのに、まだ、それを仕掛けてくる人がいるんですね。ほっときない。人間は心の中にないものは、口から出てくる事はない。心の中にあるものしか、口からは出てこない。あんまり他者に対し、誹謗中傷、文句、悪口を言い過ぎると『私はこんな人間である』と、自らが自らの事(人間性)を世間に向かって、暴露してるに同じ。そんな己が姿が見えてないとは、可哀想な人達だと思いますよ。だから、気にしない、気にしない」と誹謗中傷されて、落ち込んでいる読者さん達に。


昨今、面白いコマーシャルがあってますよね。強面の異色俳優 嶋田久作さん扮する「決めつけ刑事(デカ)」というキャラクターを通して、SNS等の単なる噂話や偏見のみで、善悪を判断する事に警鐘を鳴らすが目的で。


嶋田久作さん     お前がやったんだろ。

容疑者                はぁ? 証拠は?

嶋田久作さん     知らない人がつぶやいてんだよ!!

容疑者                はぁ!? SNSの投稿!?

ナレーション    誰のどんな投稿も、すべてを鵜呑みにして追い込んでいく。その名も、

                           決めつけ刑事!!あなたも、こうなっていませんか?


上記のコマーシャルを見て、反省する人が数多に出てくればいいですが。


【付録】

約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

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                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

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次回の投稿法話は、3月1日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 東京九段の暁星学園へ講演に伺ったは、拙僧、もうかれこれ、10年以上になるかな。

2025-02-19 18:00:47 | 法話

【2月20日投稿分】


読者男性が「住職さん、今月ですが、仕事で伊勢の方に出張しますので、伊勢神宮に参詣させて頂こうかと。参詣作法の知識がないので、何か決まり事があれば、教えてくれませんか」と。対し拙僧「じゃ、基本的なところを少しだけ。お伊勢さんは祈願神社ではなく、御礼報謝参詣が基本。拝み方は、2礼8拍手1礼にて。宇佐神宮、明治神宮、出雲大社などは、お伊勢さんより少し控えて、2礼4拍手1礼で。太宰府天満宮さんや、その他の神社は更に控えて、2礼2拍手1礼で。『礼』は敬意、御礼の為、『拍手』は『お参りに来たよ、神さん、出て来てちょうだい』と音で知らせるため。だから、出来るだけ大きな音を立てて拍手を打ってちょうだい。お賽銭は、読んで字の如く、小銭を。これも、ジャラジャラと音を立てて『神さん、来たよ』と知らせるためにて」「へえ、そうなんだ」と。


続けて拙僧「参詣の際の拍手においては、大分県の宇佐神宮では、正面の立て看板に『何故、この神宮が4拍手なのか、それはわからない。昔からその様にしていたので、今もそうしております』と正直に説明書きが。天下の宇佐神宮が『知らん』と言い切りおった。本来なら、宇佐神宮という立場(ネームバリュウ)から『知らん』などという言葉を出すは、自尊心が許さないもの。嘘でも体裁を繕いそうなもの。それを『知らん』と正直に言って退けた。『知らんものは知らん』と正直に言い切る。特に信仰においては、この姿勢が安心と信用、信頼を人々に与える事になるんですよね」と。


続けて拙僧、この読者男性に「伊勢神宮の式年遷宮(東と西に並ぶ宮処を20年毎に建て替える)ですが、平成25年に62回目の遷宮が。この年には拙僧も、家内と2人で参詣させてもらいました。西暦690年の持統天皇の時代に第1回目が行われてから、1300年の歴史があるんですよね」と。対し、この読者男性が「20年って、まだまだ新築じゃないですか。もったいないですよね」と。「そう、もったいないから、解体された材料は無料で、全国の神社に配られるんです。20年にする理由の1つには、人材育成、所謂、後継者(宮大工)を伝承させるため。拙僧が大変世話になってる高野山別格本山大圓院の藤田住職さんが『英照(拙僧の事)さん。本堂屋根の檜皮葺きは、1度葺いたら50年は大丈夫なんだが、区分を決めて20年毎にやってるんだよ。50年も葺き替えをしなかったら、葺ける職人さんがいなくなるんでな』と。伝統(歌舞伎、狂言、茶道、宮大工、寺院、他諸々)を継承させていくというは、本当に大変な事なんだよね」と。


【余談】

神社といえば、ほんと、偶にですが「住職(拙僧の事)さんは、靖国神社には参詣される人ですか」と問われる事があります。対し「近くに赴けば、必ず伺いますよ」と答えると「A級戦犯が合祀されている場所ですよ」と返してくる人が。「何故、あなた(拙僧)は参詣するのか」と問われた場合、その質問内容に応じて、様々な角度から説明をさせてもらっていますが、つい最近でもある人(50代男性)から、靖国参詣を問われて拙僧「第二次世界大戦後、朝鮮国は国を2つに割られ、今でも両国は啀(いが)み合いを。ドイツも大戦後、東ドイツ、西ドイツに。ベルリンの壁がなくなった今でも、国民の中には蟠(わだかま)りがあると。そう考えたら、日本も敗戦国にて。大阪、名古屋辺りで2つに割られ、東日本国、西日本国になって、争いをしていたかも。だけど実際、そうはなってないでしょ」と答えると「A級戦犯の方々が、命懸けでそれを阻止されたとでも」と詰め寄るので「それはわかりませんが、アメリカ合衆国と対話の出来る上層部の中の誰かが、働いてくれたんじゃないのかな、と勝手に推察しております。世界でも稀に見る平和な国で現在、生活をさせてもらっている事を考えますと、ですね」と、そのある人(50代男性)に。


因みに、東京九段といえば拙僧、マザーテレサ(カトリック教会の聖人)さんが日本に来られた時、唯一、公演(1982年4月22日)をされたという暁星学園の講堂にて、有難くも拙僧、同じ場所で10年程前に講演(法話)をさせてもらった事があります。その折、学園の先生に「服装はスーツ(背広)で伺いましょうか」と尋ねますと「いや、僧侶の姿でお願いします。キリスト教の講堂で、住職が僧侶の姿でお話をするという事が、大変意味ある事でございますので」と。この時、拙僧『これ、これ、これだよな』と。因みに、この暁星学園の卒業者には、中村勘三郎さん、北大路欣也さん、松本幸四郎さん、香川照之さん、賀来賢人さん、モト冬樹さん、峰岸徹さん、などなど。


【付録】

拙僧はこれまでに法話の本を3冊、世に出して頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで)にも呼んで頂き、法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳。これより先の残された時間を、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、2月25日になります。添付写真は、拙僧が暁星学園の講堂で講演させていただいた時のものです。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 風水で、家の中に空気清浄目的で観葉植物を。いやいや、空気清浄させるには、5000鉢必要でっせ。

2025-02-14 15:04:15 | 法話

【2月15日投稿分】


拙僧法話読者の女性が「今年の1月5日投稿の法話(占い、風水)を、ほうほう、と頷きながら読みました。ところで住職さん、家相についてはどうでしょうか。玄関の位置が悪いとか、便所、風呂の位置が悪いとか、気にされる人が数多にいる様ですが」と拙僧に。対し「確かに、気にされてる人は多い気がしますね。その手の相談、結構に受けますよ。その相談者さん達に絡んでいるは、大半が拝み屋(僧侶)さんみたいですね。そうした思い悩んで相談に来た人達に拙僧『毎日毎日、そのトイレで大便小便をさせてもらって、毎日毎日、その風呂で心身を綺麗にさせてもらって、癒してもらってくさ、誰にそう(便所の位置、風呂の位置が悪いから、悪い事が起こる)言われたかは知らんですが、毛嫌いする前に、有難うございます、と感謝する方が先でしょ。常に、有難うございます、の心で使わせてもらってごらん。心にも余裕が出来て、大概の事は超えていけるよ』と進言してますよ」と。


続けて拙僧、この読者女性に「家相の相談者さん達には、決まって次の事例を紹介しています。以前に『家相を見てください』と、わが寺の檀家さんを通じて依頼をされた事があってですね、その家に赴くと『友人に紹介された拝み屋さんから、この家の家相は滅茶苦茶です。家の改造をしないと命に関わる病気になる、大変な事故に遭う』と言われたとかで。その家の人達が落ち込んで拙僧に『本当に家を改造しなけれいけませんか。改造する様なお金がありません』と。対し拙僧、この家族に『確かに、その拝み屋さんの言う通り、家相で言えばこの家は、鬼門の方角(北東)に玄関があり、玄関を出て、5メートル先には、他人の墓が100墓以上も。仏壇を裏鬼門の方角(南西)に置いて、仏壇の正面(顔)を鬼門の方角に。他にも家相から見て、いちゃもんを付けようと思えば、1つや、2つは。だけど、この家を購入して30年、と言っておられましたよね。これまでに、なんか気になる事でも起こりましたか』と問うと『いえ、別に何も』と。『そうでしょうね。これだけ、ご先祖さんや親を大事にすれば、これだけ家族間同士が労わり合えば、玄関から出て、その墓地群に、おはよう、と毎日声を掛ければ、こんな人達に何が起ころうかいや。感謝を持って生活すれば、この先も人並みの苦労以外は、恐らく何も起こらんよ。家相を良くする為の改造なんて、要らんこと、せんでよか』と、このご家族に。大事な事は、心の持ち様だよ、と相談者達にはこの様なお話を」と、この読者の女性に。


最後に、この読者女性が「住職(拙僧の事)さん、心の持ち様関連で何か他にも、今後の教訓になる様な話がございますか」と。「なんぼでもあるよ。じゃ、面白いところを1つだけ、話しましょうかね。あれは15年程前になるかな、拙僧の法話を読んだという女性が、関東からわざわざ足を運んで来られ、拙僧に『私の心の中に、得体の知れない者が3人住みついていて、苦しんでいます。神通力があると評判の祈祷師に11年間、今日までに合計数百万円の祈祷代を支払ってお祓いをして頂きましたが、一向に改善の兆しが』と拙僧に泣きついて来られてね。その女性が言葉の端々で『3人、3人』と連呼するんで、その女性に拙僧『人には言えない隠し事や、目を背けて逃げている事が、3つ程あるんじゃないですか』と問うと、頭から湯気でも出しそうなほど腹かいて『私は親にも、主人にも、隠し事などしてません。なんて失礼な』と言って、その時は怒って帰っちゃったのよ」と。


続けて、この読者女性に「それから1年ほど過ぎた頃だったかな、また、その女性から電話が掛かってきて『私の事を覚えておられますか。あの時は失礼しました。住職の指摘は、ピンポイントだったので、驚いたのと、見透かされたのとが混じって、恥ずかしさから、あの様な態度を。目を背けて逃げていた事を片付けたら、心の中にあった3つの影が出てこなくなりました。有難うございました』という連絡が拙僧に。人間は、片付け易い問題は、サッサと片付けるが、片付けるに難儀な問題は、後へ後へと残すもの。身に覚えのある事は、いつまでも心の中からは、消えないもんね。自分以外のものに責任を転嫁したって、何の解決にもならんもんな。これも、心の持ち様の話かな」と、この読者の女性に。


【余談】

占い、風水、といえば、開運印鑑というも。印鑑といえば先般、銀行窓口の行員さんに拙僧「ねえ、この時代(顔認証、静脈認証、声認証)に印鑑って、まだ、必要だと思いますか」と小声で尋ねると、頭を少し左右に振って、小さな声で行員さんが「必要ないと思います。いつ、この制度、止めるんだろう、と常々思ってます」と。「そうだよね。実印だろうと捺印した書類があれば、または、その捺印したコピーがあれば、器用な人間だったら、簡単にその人の『偽実印』が作れますもんね」とその行員さんに。


随分前ですが、拙僧の祖母(大正2年生まれ)が実印を失くしてしまい、印鑑屋さんに「これと同じ印鑑を作ってくれませんか」と捺印されたコピーを持って行くと、印鑑屋さんが「完璧に近い物は作れますが、失くした実印をもし、第三者が持っていたとしたら、怖くないですか。新たに違う印鑑を彫った方が安心だと思いますよ」と。その場に祖母と一緒にいた拙僧、心の中で『んっ、捺印した書類があれば、実印なんて簡単に作れるんだ。こわっ』と思った記憶が。以前、拙僧、銀行の書類に実印が必要だと言われ、1度お寺に戻って捺印して、銀行に書類を持参すると「はい。これで大丈夫です」とすんなり。印鑑証明書も提出してないのに。『なんなんだ、これ』と、頭を傾げた事がありました。こういった事は、銀行だけでなく、様々なところでこの様な対応が。「三文印でいいですから、捺印を」と言われた時には特に『印鑑制度って、本当に必要なのか』と思いますよね。もう、この印鑑制度、廃止してもいいんじゃないのかな、と常々。


【付録】

拙僧はこれまでに法話の本を3冊、世に出して頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が。何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳。これより先の残された時間を、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、2月20日になります。わが寺の釈迦涅槃像(青銅5メール)。