1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 コロナ前は、電話不要論者だった者が、メールでは心が満たされず、電話で会話を。その電話会話でも心が満たされず、直接対話を望む者が。

2022-01-31 10:00:58 | 法話
檀家の女子高生が「住職さん。この2年間、学校生活が全く。体育祭も文化祭も修学旅行も皆無。卒業アルバムには何の思い出もなし。コロナは変異する度に弱毒に。オミクロンに限っては、重症率も死亡率も低下。学校はリスクの高い先生達を自宅リモートにして、生徒を学校に集めりゃいいのに。そう思いませんか」と。

【追伸】
この女子高生が「コロナ前は、私も電話不要論に賛成を。メールさえあれば事足りる、直接対話は鬱陶しい、と。が、実際、友人に会えずに自宅でメールばかりは、気が病んだ。だから、結構、電話で喋った。が、その電話も、心を満たす事が出来なくなった。人は実際、会って会話をしないと駄目なんだ、とコロナに教えてもらった」と。「何でもがそうだが、失って初めて、その大事さがわかるんだよな。ほんと、コロナちゃんは、人類に様々問題定義を投げ掛けてくれたよね。何でもかんでも、コロナのせいにせず、工夫して生きていかんとな」と。






【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 昨今、世の中は情報が錯乱し過ぎて、知らないでいい事まで耳に。そして、その薄っぺらい認識のまま人の口を渡って、間違った情報が錯乱。

2022-01-29 10:44:07 | 法話
読者若者が「住職の昨日法話のアインシュタインさんですが、写真を撮る時に『笑ってください』と言われ『笑うって、どうやるんんだ』と困った彼は、舌を出したんだってね」と。「拙僧もそう聞いてます。この話の正否、真偽は兎も角『押し付け、決め付け、人格否定』など、様々考えさせられる話だよね」「御意」と。

【追伸】
世の中には『アスペルガー』と言われる有名人達は数多に。その人達は非常に優れた人達で、医者、弁護士の中にも多いと。アインシュタインさんも、織田信長公も、その1人ではないかと。昔は『個性的な人だね、変わった人だね』で済んでたものを、医学名称が世に知れた為に、差別を生み、本人も深刻になり、却って症状悪化になる人も。3年ほど前、拙僧のツイッター法話の読者老夫婦が、目を開けられない50代娘さんの両脇を抱えてお寺に。主治医の診断は、うつ病、と。拙僧も『それに間違いないな』と判断を。が、一か八か、その娘さんに「あなたはうつ病じゃないよ。主治医は誤診だよ」と言った直後、顔を上げて、閉じていた目が半開きに。それから2時間、ゆっくりとお話を。帰りには、自力で歩ける様に。次の日、拙僧留守中にその親子がお寺へ。家内が「あの女性、今日は逆にご両親の手を引いてお寺へ」と。拙僧『ハッタリが効いたか』と。この改善は偶然だとは思うが『病気は気から』は、まんざら迷信とは。今後の精神分野の解明が待たれるかな、と。迷信は、解明されれば、迷信じゃなくなるもんね。




【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 人間の究極の願いはやはり『死ぬまで元気』にて。それでは、死ぬまで元気でいられる為の方法は、いったい何。研究者は今、老化防止に目を。

2022-01-27 21:05:44 | 法話
番組で専門医が「人間の病気の大多数は老化。老化細胞を取り除くのは白血球。老化細胞の蓄積で、癌、糖尿病、動脈硬化、心臓病に。なれば『悪い細胞を取り除けば若返り、寿命もかなり延びるのか』と言われれば、そうでもない。最大寿命を決めているは、老化ではない。何が寿命を決めているかは、わかってない」と。

【追伸】
この専門医が「細胞が老化をせず、癌にならない生物に、象、鮫、トカゲ、亀、ネズミなどがいる」と。こうした説明を受けた時、今の時点で、細胞が老化しない生物を羨ましがってもしょうがない。医学の進歩(老化を抑える方法)を私達は待つしかない。では、今、出来る事は何か、と。時間の経過が若い時より早く感じる人は、好奇心のない生活をしているから。長年の経験で、ある程度先の予想が出来、実動よりも心が先に行くから、時間の流れが早く感じる。同じ人達(家族など)とばかりの交流しかない人は、顔を覚える必要がないから、人の顔が覚えられない脳に。人間は知っている事よりも、知らない事の方が、圧倒的に多い。今、免疫(白血球)を元気にする為に自分達が出来る事は、好奇心(生きるという意欲)を持つ事ぐらいかな。




【住職の法話。考え方を少し変えてだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】芥川龍之介さんの『河童』では、河童は赤子の方に出生の選択権があるとか。父親の生き様を見て「あなたの様になりたくない」と出生拒否を。

2022-01-25 16:14:03 | 法話
知人女性が「100円子供食堂に毎月お米の提供を。世の中には家事を拒否する親がこんなにいる事を、ここに縁あって初めて知った。その中に毎回、傷だらけで来る兄弟が。聞くと、ご主人の前の奥様から後妻さんが無理矢理、小学生2人の親権を国からの補助金欲しさに奪い取り、毎日虐待と。恐ろしい話です」と。

【追伸】
この女性に「この兄弟への救済に何か動いてるんですか」と尋ねると「動かれていると聞いております」と。拙僧がこれまでに聞いた話で最も驚いたは、某女性が幼児時代から両親、兄から虐待を。中学生の時、兄から『自転車の乗り方を教えてやる』と。が、ではなく、倒かされて足に大怪我を。退院後、足を引き摺る娘の姿にイラッとした父親が夜中、この女性の足を無理矢理反対に折り曲げて一生不自由な体に。20歳の時、問答無用で結婚させられた夫から30年間に渡りDVを。離婚を望む女性の嘆願を両親が『体裁が悪い』と許さなかったが、やっと離婚成立も、老人病院に入院の両親から毎日罵詈雑言を。兄は両親を捨てて行方不明。この話をツイッター法話読者であった女性から聞いたは、5年前の事。その後は時折『いいね』のフォローが、拙僧のツイッター法話に。



【住職の法話。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 水子(中絶、流産)に限っては、親以外にその存在を知る者は誰1人も。親が心を向けねば、誰1人も供養を。せめて、親なりともわが子に。

2022-01-23 06:58:35 | 法話
昨日、わが寺では水御供養法要が。現在でも届出数だけでも、失われる胎児の命は年間に15万前後、その内、10代の中絶件数は1万前後と。戦後、母体の健康維持の為、中絶が合法化に。統計に残されてる数だけで、戦後70年間で4千万。実数はその2倍とも。男尊女卑の時代背景だったとはいえ、凄い数字だよね。

【追伸】
人間はそれぞれに事情がある。事情の塊が人間にて。その人(親となる人)のその事情に縁(産んでもらえない親との縁)があるもまた、その水子さんの寿命だとは思うが。今でも不定期に、中絶した赤子の供養を、と若いカップルがお寺へ。供養を望む理由は「祟られたくないから」が大半。対し拙僧「親を祟る子供などおらん。自分は産んでもらっておきながら、わが子の命は奪っておいて、事もあろうに今度は化け物扱いかい。失礼な。亡者を愚弄するのも大概にせい」と当事者達に。されど、15年前の事だが、中絶したカップルが供養後から毎月、お寺へ供養(懺悔)の為、参拝に。その2人の変わり様に両家の両親がお寺へ足を。それが縁でわが寺の檀家に。所謂『牛に引かれて善光寺』にて。今、そのカップルは、3人の子宝に恵まれ、安穏な家庭を築き上げている。さて、水子供養(特に中絶)は何故するのか、と言えば、勿論、供養の為だが、第一義は、2度と同じ過ちを起こさない為、自分のした事を忘れない為、にて。

投稿写真は、昨日の水子供養法要。