1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 昨日、国会を見ていると、立憲民主党の代議士が「原発だが、ロケット弾に狙われたら対処出来るか」と。んんっ、自分で考えたらわかろうに。

2022-03-31 14:03:42 | 法話
読者中学教諭が「昨日の報道で、高校教師が職場を抜け出し、銭湯や買い物、テーマパークなどに。1年程の間に199回も。介護などの疲れで現実逃避したかったと。どう思う、住職」と。「読者に先生達が多くてね。ご本人の愚痴だけを聞いての見解だけど、大変な仕事を担っておられるな、と。一概に部外者がとやかくは」と。

【追伸】
この読者中学教諭に「実は5日前、南九州から中学の教諭(58歳)がお寺に来られて『教員試験の倍率が高かった頃は、優秀な先生になるだろう人材が入って来られていたが、現在倍率は2倍。どの分野でも倍率が3倍になると、質が極端に落ちると言われているが、教育界でも然り、とんでもないのが入ってくる。授業のない時間、職員室にいないな、と思ったら、自分の車の中で、ゲームをして遊びよる。授業のない時間は、遊びの時間じゃないぞ、と注意するんだが、情けないかな、子供に言って聞かせる様な注意をせにゃならん。国は真剣に教育の抜本的改革に踏み出さないと、この国の将来が危ぶまれる』と嘆いておられたよね」と。







【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2374話目】 勝俣州和さんが「ロケバスの中で寝ている奴は出世しない。ネタを拾えない。とんねるずも、うんなんも、絶対に起きてた」と。

2022-03-31 08:49:58 | 法話
中高生が集まる場所で突然「法話を」と。そこで拙僧「番組『あちこちオードリー』で勝俣州和さんが『若い頃、笑福亭鶴瓶さんが、お前、ロケに行ってるか。スタジオの中にはネタは落ちとらんで』と。法話も同じかな。寺に籠ってばかりじゃ、法話は出来ん。犬も歩かにゃ、棒にも当たらん。協調性も身に付かんよ」と。

【追伸】
この法話会では更に「昨今、個人主義が主流の時代になり、協調性に欠ける時代が出来上がってきた。番組で勝俣さんが『芸能界には、ロケバスで寝ている奴は、出世しないというジンクスがある。バスの中から外を見たり、人とお喋りする事で、落ちてるネタを拾う事が出来る。とんねるずも、うんなんも、ずっと喋ってた。ロケバスの中、若手で寝ている奴は、見事に消えていった』と。時代が変わっても、出世する人間は皆、同じ。何かしらの努力をしている。その勝俣州和さんだが、アイドルグループ、チャチャが終わって、1年間程、月1回しか仕事がなかったそうで、その間にディズニーランド、ラーメン屋、神社仏閣に入り浸り、事細かく日記を。その知識がその後のディズニーブーム、ラーメンブーム、パワースポットブームの役に立ち、仕事が舞い込んできたと。いずれやって来るかもしれない機会に備え、どんな小さな事でも、知識、知恵、経験として、身に付けておれば、それが活かせる場面に出くわした時に、即、役に」と。







【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2373話目】 伝統(会社、寺院なども)を継承する者は、時として、1人前になるまで、親のすねかじり、に見られる事が多いかな。

2022-03-29 19:54:59 | 法話
読者20代男性が「以前、住職が法話で『幸せは人から与えてもらうものでは。幸せは自らで築くもの』と。私は彼女から『あなたの家の家業を手伝う気はない』と。裏切っていい親なら裏切るが、私の親は裏切っていい親ではないんです。もし裏切ったら、私は人の道を外れ、この先、何をやっても駄目な気がします」と。

【追伸】
拙僧、この男性に「基本は、親と子供の人生は別、かな。その彼女さんより、家業と親の方が大事なのかい」と。「それこそ、死ぬほど考えました。私にとって、彼女は大事です。が、父と母が築き上げてきたこの家は違うんです。曾祖父、曾祖母が立ち上げ、爺様、婆様の時代は、戦中、戦後の大変な時期に、何とか持ち堪え、それを父と母が今日まで。その苦労する姿を私は目の当たりにして育ちました。この会社を信じて商売をされている取引先も少なからず。その方々を裏切る事は出来ません。そりゃ、大変な仕事にて、入ってくれば絶対に苦労します。が、もう1度、彼女を説得してみます。それで駄目なら、彼女とは縁がなかったものと諦めます。彼女の方も、嫌々ながら嫁いできても、いい事はないと思いますから。ところで、住職。お寺の継承問題も、この様な問題があるんですか」と。「君の場合と同じだよ。特にお寺は、住職よりも坊守(奥様)さんの方が大事でね。坊守さん次第でお寺が栄えてるかどうかが決まる、と言っても過言ではない。坊守さんの事を別名『寺庭(じてい)さん』と言ってね。眺めているだけで心が安まる雰囲気の人、という意味なんだよ。だから拙僧も、そういう女性を伴侶に選んだよ」と。








【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 平和な国の日本人が「銃社会を根絶すればいいじゃん」と、撃たなきゃ、撃ち殺される社会で生きている米国人に、何とも能天気な言葉を。

2022-03-29 09:37:26 | 法話
昨日は法話で「日本の高校生が米国のハロウィンで、知らない人の庭先で『フリーズ(動くな)』と『プリーズ(こっちへおいで)』を聞き違えて射殺された」という話を。檀家の中にも同様の経験をした若者(生存)が。米国では毎年の様に銃による惨事が。「なら、銃社会を潰せばいいじゃないか」と能天気な日本人達が。

【追伸】
撃たなきゃ、撃ち殺される社会で生きている米国人に、平和な国で生きている日本人が軽々に物を言うは控えたほうがいい。これだけ銃が社会に浸透していて、今更、銃を放棄(撤去)する事など無理。銃は自分の命に直結の問題にて。対し「じゃ、住職は、銃社会がいつまでも続いていいと言うのですか」と文句言う人が。「銃を放棄(破棄)しなさい」と言われ、隠し持つ者が1人も出ず、全ての人が放棄するのなら、銃社会根絶も出来ようが。日本でさえ、一定の人達はドンパチを。米国では禁酒法時代でも、闇酒で大儲けしたアルカポネが「百の講釈より、玉1発」と裏社会を。商売になるとわかっているものを、人が手放すはずがない。法律では限界があるとはわかっていても、法律を厳しくする以外に方法はない。







【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 人を頼ってばかりいる人間を、人はいつまでも助けてはくれない。自分の命を捨ててまで、他の命を助けようとするは、親が子に対してだけ。

2022-03-27 19:02:38 | 法話
親の年金で飯を食ってる高学歴ニート君が「憲法9条改正など言語道断。『米国が日本から撤退したら、この国の防衛はどうなるんだ』という人がいるが、そんな荒唐無稽な議論をしても始まらん。そう思わんね、住職」と。「ところで君は、ご両親が同時に事故で亡くなったとしたら、どうやって飯を食っていくんだい」と。

【追伸】
すると高学歴ニート君が「そんなありもせん事を聞かれても。仮にあったとしたら、生活保護の申請をするだけだよ」と。「持ち家と貯金があったら、申請は通らんけど」「貯金がなくなったら、家を売ってお金を作って、そのお金が底を付いたら、申請すればいいだけ。それより、親は死なないよ。俺が70歳になるまで」と。「そうかな」と拙僧、これで会話は切り上げたが、全てが他人任せなんだね。自分で何とかしようなんて考えは、欠片もないようだ。『どこぞの国みたいだね』とまでは言わないが。限りある物は、いつかはなくなるんだが。日本人が全員、そうだとは言わないが、他国に比べ、危機管理能力が欠乏してるは確かかな。平和だもんね、日本は。