1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2407話目】 日本には数多の伝統が存在を。直接に触れ合ってなくても、見て聞いている内に、自然と身に。それが日本人を趣ある人種に。

2022-08-31 16:55:13 | 法話
新婚旅行で参拝した平泉中尊寺へ、35年振りに仕事終わりで家内と。当時、金色堂内で阿弥陀三尊の下に900年前の、初代藤原清衡高、二代基衡公、三代秀衡公の亡骸と、四代泰衡公の首級が安置と放送が。そこにいた僧侶に拙僧「見せて」と。「罰当たりな」「罰当たってもいいから見せて」と。呆れられた思い出が。

【追伸】
因みに、義経公を助けた武将が三代の秀衡公、義経公を討伐したのが四代の泰衡公。さて、この藤原四代の亡骸は1度、世に出た事が。この投稿には恐れ多くて載せませんが、ググってみて下さい。ほんとにおらっしゃったんですね。こんな遠い土地まで頼朝公は奥州討伐に。捨て置いてたら安心(鎌村幕府安泰の為)出来なかったんでしょうね。徳川家康公も世継ぎの秀忠公に「天下を取るは、至難の業。が、天下を守り続けるは、もっと難しい」と。今の時代もそう変わらんでしょうね。弱みを見せた途端に、雪崩を打って、他国が侵略を。政治家さん達は、悠長に構えている暇など。この時には拙僧夫婦、青森県にも仕事に。来たついでに棟方志功さんのミュージアムへ。このミュージアムは老朽の為、もうすぐ閉館と。館内では、棟方さんのビデオが。その言葉を聞いて非常に納得を。「人間が個人で責任を持てる仕事など、人間が個人で背負う事が出来る仕事など、高が知れている」と。確かに、高が知れてますよね、人間1人の力なんて。だからこそ、協調性が大事なんですけどね。











【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2406話目】 知人老医師は新人医師の研修で「病気は気から、とあるが、病気は気から、じゃないから、我々の仕事があるんだ」と。

2022-08-31 15:33:41 | 法話
新社員研修講演で拙僧「嘗て、奈良室生寺国宝五重塔が台風による倒木で大被害を。改修責任者に選ばれたは50代の棟梁。全国から腕に覚えのある匠達が『我を使え』と申出を。対し棟梁『道具箱を送ってよこせ』と指示。この話を聞いたわが寺の宮大工棟梁が『わしでも同じ指示を出す。道具の手入れを見れば、腕が」と。

【追伸】
この研修で拙僧「わが寺の宮大工棟梁は、現在96歳。未だにお寺の細々修繕を無償で。この棟梁が『若(拙僧)、諺に、弘法筆を選ばず、と。あれは間違いじゃ。空海は非常に筆には拘っておったそうだ。当然だ。道具が悪くて、プロの仕事が出来るか。大工はな、一人前になるに、穴掘り3年、ノコ5年、墨付け8年といってな。昨日、今日入社して、2、3日で仕事が出来る様になる職場など、プロの職場とは言えん。仕事も出来ん新人に給料を払ってるは、その人間に会社が投資をしてるんだ。と。萩本欽一さんも『石の上にも三年、は普通の努力。人よりも上になりたいなら、石の上にも五年』と言ってたぞ」と。努力すれば、必ず実るはない。が、努力なさねば、実る事は絶対にないかな。








【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2405話目】 昭和23年に母体の健康を考えて日本は、中絶が合法化に。昭和の終わりまでこの法律が施行を。この間の中絶は数千万と。

2022-08-31 14:26:08 | 法話
約50年前、檀家の高校1年の娘が懐妊した。祖父母、父母は中絶を希望したが、拙僧の父(先代)は、産む様に説得した。その時に生まれた女性は現在49歳。その女性の子供は現在27歳看護師。結婚して1人の子の親に。皆々、円満な家庭を。拙僧父の判断が正解だった、というより、この家族が正解にした、ですね。

【追伸】
わが寺に限っての事だが、40代以上で初産の女性は皆、不妊治療の恩恵を。ある40代女性は、出産後、100日参りでお寺へ御礼報謝に。「夢を貰えたね」と言うと「えっ、夢ですか」と。「人間は歳を取るにつれ、失っていくものばかり。職を失い、仲間(友人)を失い、親を失い、伴侶を失い、健康を失い、と。1人でも子供が授かっておれば、その子の成長、またその先の、まだ見ぬ命まで、夢(想像)を見せて貰える。命が繋がるというは、何よりの宝」と。








【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 世界的に有名な版画家、棟方志功さんが「人間が責任を背負う事が出来る仕事なんて、高が知れてる」と。動いて答えを導き出せ、だね。

2022-08-30 17:16:33 | 法話
将来、政治家志望の若者に「田中角栄さんが『人が動けば、必ず文句を言う奴が出てくる。文句を言われるが嫌なら政治家になるな』と。また『出来る事はやる。出来ない事はやらない。が、やった事は全てわしが責任を負う』と。更に『不満ばかり言ってる奴は、人生終わるまで不満を言い続ける』と。これは参考に」と。

【追伸】
この若者に「角栄さんは他にも『失敗は嫌っという程した方がいい。余程の馬鹿でない限り骨身に染み、判断力、分別が身につく』と。世界的に有名な青森県の版画家、棟方志功さんは『人間が責任を持てる仕事なんて、高が知れている』と。高が知れてる程度なら、いちいち文句言わんで『まず動け』だよね。安倍元総理の国葬も決定してるんだから、失敗するを願うというは、日本国民としておかしい事と思わないのかな。この国の評価に関わってくる問題なのにね。




【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 安倍元総理の国葬は9月27日に決定。国民感情での賛否は仕方がないが、国会議員はその準備を。不手際が齎す代償は、計り知れん事に。

2022-08-28 11:41:23 | 法話
人間は皆、2度死にます。1度目は、この肉体が滅ぶ時。2度目は、この身を覚えてる人達が他界の時、一緒に。1度目の死までは、修正しようと思えば、自らで何とでも出来るが、1度目の死から2度目の死までは、生き様しか残らない。特に男性だが「人間、死んだら終わりよ」という人達が。いやいや、人の心の中に。

【追伸】
昔から、医者が認める医者、僧侶が認める僧侶、大工が認める大工、男性が認める男性、女性が認める女性、政治家が認める政治家は、間違いないと。横綱大鵬も、長嶋さんも王さんも、力道山さんも、ファンも多ければ、アンチも多かった。それが各界を盛り上げた。その実力を認めておればこそ、大きな声で批判を。取るに足らない仕事をしてきた人に、批判の声は上がってはこない。そう考えると、安倍元総理も大きな仕事を。世界の政治家が認める政治家。国葬参列に名乗りを上げてる各国の要人(数百人とも)の顔触れを見ただけでも、論より証拠にて。因みに、国葬反対運動を見たその道の専門家が「人は徒党を組むと、責任も分散される事から、勢いに任せて、言いたい放題に。これが1対1になると、言った責任は全て自分が背負う事に。よって、批判の口は止まる。誰かが旗を振ると、一定の人が集まるは仕方がない」と。